2005/7/23 日本IBMとダッソー・システムズは7月19日と20日、PLM関連イベント「2005 JCF」を名古屋で開催。ゼネラルセッションでは、トヨタ自動車 コーポレートIT部 ITマネジメント部担当 常務役員 天野吉和氏が、トヨタが実践している車両開発業務プロセス改革について講演を行った。 天野氏はまず、2003年の世界の自動車市場の数値を提示。全世界では5937万台、北米が1969万台、欧州は1906万台、アジア合計で791万台、日本市場は全世界の約10%に当たる583万台が出荷された。同氏はこの数字について、「このように、日本市場は世界的に見ると10%に過ぎない。もはや、トヨタは日本だけでは飯を食っていけない。従って、世界進出を成功させ、世界シェアを伸ばすことが重要になる」と解説した。 このようにすでに世界進出を推進し、現地生産も行っているトヨタだが、「あくまでもトヨタの故郷