技術部で Ruby インタプリタの開発をしている笹田です。娘のために、今年はじめて大きなクリスマスツリー(1.8 m)を買いました。 本稿では、私が Ruby 2.6 で取り組んだ中から、次の新しい機能と性能改善について紹介します。どちらのトピックも、普通に Ruby を使っているだけなら気にならない、玄人向きの記事になっていると思います。興味がある人にお読み頂ければ幸いです(居ればいいのですが)。 TracePoint の拡張 新しいイベント script_compiled の導入 フックを有効にする場所を制限する機能の導入 デバッガの実装が、10~100倍くらい速くなる、かもしれない ブレイクポイントの実装を例に解説 Transient Heap の導入 短寿命メモリオブジェクトの高速化 世代別コピーGCのアイディアを利用 Rails とかには効かないかも...。 そういえば、両方とも