花火大会や神社のお祭りなど、夏のイベントとは切っても切り離せない浴衣だが、「浴衣を着て近所以外の場所へ出かけるのはマナー違反にあたる」という説をしばしば聞くこともある。浴衣のままで出かけてもいい具体的な「境界線」については、前編記事〈「浴衣」を着て花火大会やお祭りに出かけるのはじつは「マナー違反」だった…?着物屋の主人が考える「正解」〉で紹介した。 しかし、折角なら浴衣姿のまま、いろいろな場所に出かけたいもの。その希望を叶える良い方法を、呉服店「和想館」の経営者で、著書『君よ知るや着物の国』がある池田訓之氏に解説していただいた。 浴衣を着物のように着こなすテクニック 浴衣は現代では手軽な「普段着」となりましたが、出かけるにはちょっと気がひける場面も少なくありません。 しかし、折角だからこの時期にしか着られない浴衣を着て気にせずお出かけしたい、という方もたくさんいらっしゃると思います。 どう