VPNを構築したのに正常な通信を確立できない場合は、ネットワーク機器に残されているログなどを手掛かりにしながら、一つ一つの設定を細かく見直していくことが重要であると、これまで説明してきました。 しかし、拠点間通信などにおいては、インターネット回線を使っているので、障害や災害発生などが原因で、通信が遮断されるような状況も発生してしまいます。そのような場合に備えて、別回線をバックアップ回線として用意しておくとよいでしょう。 そこで今回は、もしもの時に備えるためのバックアップ回線の構築について解説していきます。 拠点間VPN接続で回線に障害が発生するとどうなる? 今回取り上げるネットワーク構成は、次のようなものです。 拠点間VPN接続の構成例 IPSecによる拠点間VPN接続をセンタールータ1台で構成。 センタールータと拠点ルータの間には、2つのインターネット回線を敷設。つまり、メイン回線以外に
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