今回は、Skype社の創業者であるニクラス・セントローム氏とヤヌス・フリス氏が作ったソフトウエア「Joost」を紹介します。Joostとは、どんなソフトウエアなのでしょうか。 SkypeとJoostはどちらもP2P(Point-to-Point)技術を使います。ところが、この二つは全く違うサービスです。どこが違うかというと、Skypeは著作権がない音声を扱うのに対して、Joostは著作権がある映像を扱うという点です。 Joostが映像を扱うと知った時、私は大変驚きました。というのは、Skypeの創業者は過去に、著作権で懲りていると思っていたからです。Skypeの前に創業者二人は、「KAZAA」というソフトウエアを作っていました。KAZAAは、日本で普及した「Winny」のようなファイル交換ソフトです。 Winnyと同様にKAZAAも、著作権があるコンテンツを違法にやり取りするソフトなのでは