ベインキャピタルという投資ファンドをご存じだろうか。 米国では、あのマッキンゼー・アンド・カンパニーなどと並び称される名門コンサルティング会社「ベイン・アンド・カンパニー」の系列で、7兆円という巨額の資金を運用する大手ファンドだ。サーティワンのブランドでアイスクリーム店をチェーン展開するバスキン・ロビンスなどへの投資でも知られた存在という。 2006年に開設された日本事務所のホームページを見ても、「単なる資本の提供にとどまらない中長期的視点での戦略立案・実行支援により真の企業進化を実現します」と仰々しく連ねている。 しかし、ベインキャピタルが傘下に収めた「ベルシステム24」というコールセンター事業大手の例を取材したところ、こうした美辞麗句とは程遠い実態が浮かび上がってきた。 買収対象に買収資金を借り入れさせた挙句、これといった成長戦略を提示できず、"指名解雇"紛いの人員カットによる経費削減
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