ファーストリテイリングが4日発表した9月のユニクロの国内売上高(既存店ベース)は、前年同月比24・7%減と大幅に落ち込んだ。 前年同月を20%以上、下回ったのは、フリースが爆発的に売れた前年の反動で落ち込んだ2003年2月(25・8%減)以来、7年7か月ぶり。 ユニクロは9月に入り、夏物からジャケットやコートなど秋冬物に品ぞろえを切り替えていた。女性用の「レギンスパンツ」などは売れたが、9月以降も暑い日が続き、秋冬物が売れず、全体の売上高が落ち込んだ。 売上高の前年割れは2か月連続で、百貨店やスーパーなどが苦戦を強いられるなかで続いてきたユニクロの「独り勝ち」にブレーキがかかった格好だ。9月は来店客数も14・9%減だった。