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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (9)

  • Kindle Paperwhite用の縦書き本を作ってみた: 極東ブログ

    Kindle Paperwhiteが来てから、日語用のブックリーダーとしていくつかを読んでいるのだが、そうだなあ、せっかく日語だから縦書きを作成してみるかなとやってみたら、なんとなくできた。といっても、執筆からしたというのではなく、既存の著作権フリーのテキストをmibiファイル化したというだけのことだ。その意味では、ただ変換したというだけのことが、やってみたら存外に簡単に、でもないか、でもそう難しくもなくできた。元ネタがあるんだから、難しいわけでもないとも言える。 元ネタはプロジェクト杉田玄白にある邦訳の「八十日間世界一周」(参照)である。原作はフランス語なのだが、この翻訳は英訳からの重訳になっているので要注意。原作も英訳も現状著作権が切れているし、英語のほうはネットにごろごろしているが、邦訳はないようだったので、作ってみたと。ああ、英訳も二つくらいバージョンがあって、この邦訳は

  • [書評]多面体折り紙の本、3冊: 極東ブログ

    折り紙が趣味と言えるほどのことはないが、好きでたまに折る。三つ子の魂百までの部類かもしれない。三歳くらいから折っていた。実家の書棚に昭和30年代の折り紙のが一冊あるはずだ。 折り紙にはいくつか思い出がある。一つは、20代のころ知的障害児と遊ぶということをしていたときのことだ。何だったら遊んでくれるかなと、いろいろ単純なおもちゃを揃えたなかに、折り紙も入れてみた。そしてやってみた。うまくいかなかった。折り紙というのは、けっこう難しいものだと思った。 30代のころ、インドに行って地元のNPOと子どもを交えたちょっとした交流会があって、そうだな何をするかなと、折り紙を持って行ったことがある。とりあえずパフォーマンスはできたものの、率直に言って、現地の子どもは関心を持ってなかった。外国人なら、折り紙関心あるだろうなとそれなりに思っていたのだったが、そういう関心があるのは、むしろ工業製品にあふれた

  • [書評]カルピス社員のとっておきレシピ(カルピス株式会社): 極東ブログ

    変わったレシピや変なレシピというのが好きだ。最近の出色といえば「自炊女子の使い切りレシピ」(参照)と「カルピス社員のとっておきレシピ(カルピス株式会社)」(参照)の二点。前者については、飯マズ嫁ももう今は昔、世紀末覇者たちのレシピ現るといった殺伐とした風情が楽しいが、いくらなんでもブログのネタにもならんなと思わないでもない。後者については、呆れて、そして納得するものがあって、作って、感動しちゃいましたよ。「69RECIPIES」って表紙にありますよ。 あの、あれですよ、どろっとしたカルピスの液ですよ。乳香の、初恋の味(参照)。あれが材。というか味の決め手になる。いや、これいけるんじゃないか。甘酸っぱい味。コシャの認定をすればアシュケナジムにも秘伝のソースで売れそうな感じすらする。 ぱらぱら捲る。だいたい味の予想は付く。僕は味とか記憶できるし、夢でも味の感覚のある人なんで、ふむふむとブラウ

  • ゲーム理論で考えよう:J国とC国がある海域の漁業資源を争う事例: 極東ブログ

    J国とC国がある海域の漁業資源を争っているとしよう。両国、漁船を繰り出し、トロール網でごっそり魚を捕りたい。 海域にJ国とC国の漁船がやってきて、向かい合う。J国いわく「この海域の魚はオレが捕る」。するとC国は「いや、オレのほうだ」と答える。 言い争っているだけなら、争いにはならない。が、魚も捕れない。 武力衝突の場合 争いにするためには武力が必要だ。 両国とも争うと決めたとしよう。 J国もC国も漁船の後ろに武力をもった船を従えてくる。 勝つことが優先されるなら、武力衝突となる。 ところがそのためには、武力を用意する費用もかかるし、そもそも武力衝突になれば船に体当たりされたりとかで被害が出る。 魚を得る利益と武力衝突がもたらす損失を比べてみると、あれれ? 損失が大きい。両国ともにけっこうな損ではないか、となりがちだ。 武力行使の戦略を強攻策として「タカ派戦略」と呼ぶ。 両国がタカ派戦略を採

  • [書評]日中戦争はドイツが仕組んだ 上海戦とドイツ軍事顧問団のナゾ(阿羅健一): 極東ブログ

    先日、日中双方10名ほどの有識者による歴史共同研究の報告書が公開されニュースになった。大手紙の社説などでも言及されていた。共同研究は2006年10月安倍晋三首相(当時)が訪中に際し、胡錦濤国家主席との会談で合意されたものだ。近代史については中国側の都合で非公開となったとのことだが、読める部分はどんなものだっただろうかと思っていたら、外務省で電子文書で公開されていた(参照)。 中国側の見解もまとめられていたが私は中国語が読めないのでわからない。この部分も翻訳・合し、政府補助で安価に販売されたらよいのではないかと思った。新聞などの報道では、暴発ということでほぼ定説化しつつある盧溝橋事件について中国側でも「発生は偶然性をもっているかもしれない」との理解が示されたといった点に着目していたが、他も全体にバランス良く書かれていて、存外にというのもなんだが、よいできだったことに驚いた。なお、盧溝橋事件

  • 空想過去小説「チーズとバギウム」: 極東ブログ

    毎週鉄人28号を見ている。今週は、ヤポンスキー(日人)とニッポンとヒコポンデリーから造語したような、おなじみのキャラ「ニコポンスキー」も声優名を隠して登場した。面白くてたまらない。戦後に糸川英夫(バレーリーナ?でもあった)博士が作ったペンシルロケットも、戦前の設定で登場してきた。フィクションだからな。空想科学小説が未来ではなく過去に向けて描かれるのは、もしかするとなんらかの意味があるのかもしれない。私も過去に向けてちょっとフィクションを書いてみたい。 というわけで以下は、フィクションである。 「チーズとバギウム」 アジアの現代史はアヘン戦争から始まる。 イギリスは中国人に麻薬のアヘンを売りつけていた。人間をダメにするには最適の薬だ。当然、中国に君臨していたモンゴル王朝正統の清王朝道光帝は怒った。1839年、イギリスとの交易を禁止した。が、翌年イギリスはこれに因縁をつけて中国に軍を派遣。4

  • Panasonicマルチグリラーで魚や肉をこんがり焼いたらうまかった。煙もほとんど出ない: 極東ブログ

    暑くなるとの趣向を変える。それ以前になんか作るのもおっくうになる。そうなると、私なりに世界の人の調理を見てきた結論でもあるが、適当に材を切って塩をしてオリーブオイルをまぶしてオーブンで焼く。野菜でも肉でも魚でも、それなりにうまくなる。意外に野菜は焼くとうまいものだ。魚は蒸し焼きならホイルしたり、塩釜にしてもいい。それはそれで美味しいのだが、ちょっと不満もあった。 特に魚がそうだが、オーブンだと七輪で焼いたうまさに及ばない。村上春樹の紀行「遠い太鼓 (講談社文庫)」(参照)だったと思うけど、一番美味しい魚料理としてギリシア人が七輪で魚を焼く話があった。この紀行文に春樹さんが雨のカバラを訪問するという話があるが、私もカバラに行って鰺の塩焼きをべた。ああ、塩焼き。 情けないなと思うのだが、毎度おおきに堂の塩焼き秋刀魚がけっこううまい。私は秋刀魚はフライパンにオリーブをひいて蒸し焼きみたい

  • 「愛は花、君はその種子」と「The Rose」: 極東ブログ

    映画「おもひでぽろぽろ」(参照)は気になっていたが、DVDで見たのは最近のことだった。最近? いつだろうかと振り返ってみると2005年だったので、もう何年か経つ。 映画「おもひでぽろぽろ」は、主人公岡島タエ子が私に近い年でもあり、個人的にいろいろと思い出すことがある。ただ、彼女は1982年に27歳というから私より2つ年上なのか、この2年の差は大きくて、私自身の世代感覚と違うところもある。 1955年から1959年くらいの、ここの年代生まれが、世代的に団塊世代から新人類世代への移行の空白の世代になるが、タエ子はどちらかというと団塊世代近くの側にいて、その分、映像的にも高畑勲の感性がそちらに寄り添っているようには思った。私は新人類側に近い。まあ、その話は別のエントリで書くかもしれない。 映画「おもひでぽろぽろ」のエンディング映像は、衝撃的というのでもないが、淡々と見てきた最後になって、号泣した

    kazutanaka
    kazutanaka 2010/01/25
    『君はその種子』は無い。文法を抜いても、詩を最後まで見たら、愛に対する考え方を対比して表現していると分かる。でもitsはflowerを受けてるはず。まとめると『愛を私は「花」、あなたは「単なる花の種」と言う』
  • 極東ブログ: ウォーレン・バフェットのありがたいご託宣

    ウォーレン・バフェット(参照)のありがたいご託宣がニューヨークタイムズに掲載されていた。”Buy American. I Am.”(参照)。とてもありがたいのだけど、タイトルが今一つよくわからない。「アメリカ製を買え。私あり」なのか。まあ、いいや。 いつもみたくいちいちめんどっちい英文をたらっと引用すると、そうでなくても読まれねーブログなんで、多く人に大明神のお言葉を伝えるべく、今日はライフハックみたいに責めてみたいと思います()。 アリガッチなわかりやすい文章の書き方みたいに結論から書くと、バフェット大明神の話は、「当面、株価の動向はわからないけど、長い目で見るならアメリカは成長するんだから、アメリカの株を買えよ、アメリカ人」ということ。大明神、個人マネーは全部アメリカの未来に突っ込んだそうだ。20年先の明るい未来に輝く瞳、78歳。 「アメリカ」のところを「日」に置き換えるとどっかの

    kazutanaka
    kazutanaka 2008/10/18
    "I Am"の後に普通に"Buying American"を省略してるだけだと思う。つまり「アメリカを買え。俺は買ってるよ。」
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