私の高校時代のクラスメイトがそうなのだが、とにかくやさしくて、困っている人を見ると誰にでも救いの手を差し伸べていた。 忘れ物常習犯の私はその友人に毎日のようにいろんなものを借りまくっていたわけだが、嫌な顔ひとつせず、あたりまえのように貸してくれた上に、忘れることを想定して2つ用意してくれたりもした。 「自分がされていやなことを人にするな」とか、「自分がされてうれしいことを、人にもしてあげなさい」とは、昔からよく言われる言葉だが、それを日々実践していくのは難しいものだ。 だが中には、それがあたりまえのように実践している人がいる。どうやら科学者はその謎を解き明かしたと考えているようだ。 最新の2つの研究から、親切な人は共感を促す役割がある脳の領域が活発であることが明らかにされた。