15日は来月末の天皇陛下の退位とその日程を報告するため宮内庁から天皇陛下の勅使が三重県伊勢市の伊勢神宮を訪れました。 このうち内宮では供え物を入れたヒノキのひつを携えた勅使に祭主などを加えた合わせて30人ほどの列が正宮を訪れました。そして、供え物を奉納して退位をご祭神に伝える神事が執り行われたということです。伊勢神宮によりますと、退位を伝える神事は過去に執り行われた例がないということです。 神奈川県から参拝に訪れた50代の女性は「陛下が沖縄などへ精力的に訪れていた姿が印象的です。退位がもうすぐということでこれまで本当にお疲れ様でしたと言いたい気持ちでいっぱいです」と話していました。 また、天皇皇后両陛下は伊勢神宮に参拝する儀式に臨むため、来月17日から三重県を訪問されることが15日、正式に発表されました。天皇皇后としては、これが最後の地方訪問になるということです。