自民党茨城県連は22日、水戸市内で役員会を開き、東日本大震災の復興に対して「与野党が連携した救国内閣をつくるべきだ」などとする意見をまとめ、自民党本部に対して党幹部の入閣を要請することを決めた。党員数が東京都に次いで多い保守王国で、被災地でもある茨城から入閣を求める声が上がったことで、今後、他の都道府県連にも影響を与えそうだ。 県連によると、自民党の谷垣禎一総裁が菅直人首相からの入閣要請を拒否した19日以降、地元支援者や被災者などから「入閣して復興の陣頭指揮を執ってほしい」との声が県議や市町村議員らに寄せられたという。 同日の県議の議員会では「入閣すべきだ」などの発言が相次ぎ、役員会を開いて協議。その結果、「与野党問わない救国内閣をつくるべきだ」との意見をまとめ、近日中にも自民党本部に要請することを決めた。 県連幹部は「震災の復興で自民党の姿が見えないという批判もある。党本部も政局的な発想
政府・与党は22日、4月に導入予定だった「平日上限2000円」の高速道路新料金制度を見送る方向で調整に入った。 民主党の岡田幹事長は同日の記者会見で、「平日上限2000円は見送る方向で、休日1000円の扱いも次の本格的な補正予算までにどうするか議論する」と述べた。東日本巨大地震の復興財源に充てるためで、「土日上限1000円」については当面継続しながら、見直し議論を続ける方向だ。 大畠国土交通相も22日、「できるだけ予算を災害復興に充てるべきだ」と見直しに言及した。 岡田幹事長は、2011年度の高速道路の無料化実験については「東北地方だけは行った方がいい」と述べ、被災地の東北地方に限定し、その他地域は中止すべきとの認識を示した。民主党がマニフェスト(政権公約)に掲げた高速道路の原則無料化は事実上、棚上げになる可能性が出てきた。
巨人の滝鼻卓雄オーナーは22日、文科省から改めてナイターの自粛を求められたことを受け、「26日(の臨時オーナー会議で)に12球団で話し合う」と語った。セ・リーグの「29日開幕」を延期する可能性については「まだ動かしていない。(文科省の指導は)節電対策をしてくれということで、開幕日をいつにしてくれとは言っていない」と慎重姿勢を示した。【高橋秀明】
岩手県在住の自衛官OBによる即応予備自衛官が22日、同県滝沢村の陸上自衛隊岩手駐屯地に集まった。 23日に青森、秋田の部隊と合流し、29日頃まで、東日本巨大地震で大きな被害を受けた郷里の復興に力を尽くす。 即応予備自衛官は民間企業などに勤めながら「有事」の際に招集される自衛官OBで、災害派遣は1997年の制度創設以来初めて。 岩手駐屯地には、即応予備自衛官33人と米軍との通訳を担当する予備自衛官1人の計34人が集まった。運送業、学習塾経営、警備員など幅広い顔ぶれ。同県紫波町の設備管理会社員、杉山弦さん(28)は地震発生の翌日、「被災地のために役に立ちたい」と招集命令を待たずに、自ら派遣を申し出た。会社の休暇取得の調整もしていなかったのに、はやる思いから「すぐに行けます」と手を挙げた。 杉山さんは「早く行って、被害にあった人たちの役に立ちたい」と話した。
東京電力福島第一原子力発電所から20〜30キロ圏の屋内退避区域にいる入院患者や高齢者施設入所者の避難で、最後になった福島県南相馬市の2施設の入所者計61人の搬送作業が22日午前、始まった。 県は「搬送可能な患者の避難はこれで完了する」としている。ただし、介護を受けて自宅にいる高齢者もおり、県は人数を把握した上で、避難を支援することを検討している。 避難は福島県と厚生労働省、自衛隊が中心となって進めた。県によると、同区域には南相馬市と広野町に、7病院と特養ホームなど18の高齢者施設があり、21日夜までに病院の患者782人、施設の入所者約920人の搬送が完了した。残っていた南相馬市の2施設の入所者は22日午前、救急車でピストン輸送する形で、いったん区域外の同市鹿島区の場外車券売り場へ運ばれた。 入所者は歩行困難な高齢者ばかりで、寝たきりの人もおり、到着した救急車の中で放射線量の測定を受けた。さ
震災の影響で寸断されていた東北地方の公共交通機関の復旧に伴い、東京から仙台市まで複数のルートが再開している。 空路では、日本航空なら羽田-山形間を、全日本空輸なら羽田-福島間を利用しよう。空港到着後、山形、福島市内までバスで移動し、そこから高速バスに乗り換えて仙台市に向かう。 鉄路では、上越新幹線で東京駅から新潟駅まで移動すれば、仙台行きの直通バスがある。東北新幹線も、那須塩原駅までつながっており、そこから福島県郡山市や福島市をバスを乗り継いで仙台入りできる。高速バスでは、新宿、板橋、東京などの各駅から東北地方を結ぶ路線が再開している。 国土交通省によると、原発事故による通行禁止区を除けば主要国道の9割ほどが復旧し、一般車両の通行が可能だ。最新の運行状況は国交省東北運輸局のホームページ(http://wwwtb.mlit.go.jp/tohoku/)に掲載されている。
「金持ちクラブ」と批判されるダボス会議「未来を語る場」が抱える矛盾 ホテル料金は普段の20倍、VIPはプライベートジェットで参加。極寒の周辺では貧困対策を訴える市民活動
東京電力によると、福島第一原子力発電所の放水口近くで21日、海水をサンプリング調査したところ、国の規制値を上回る放射性物質が検出された。 放射性ヨウ素131は規制値の約126倍、放射性セシウム134は約25倍だった。東電は原子力安全・保安院と福島県に連絡した。 同原発3、4号機への放水や雨で放射性物質を含んだ水が海に流れた可能性があるという。
東日本巨大地震で被災した東京電力福島第一原子力発電所で22日午前8時、地震で機能停止した電源の復旧作業が約16時間ぶりに再開した。 3号機から上がっている煙は水蒸気で、安全が確保されたと判断したため。 東電は、21日午後に3号機から灰色っぽい煙が上がっていたため、作業員を退避させた。 22日朝には、白いもや状の煙が確認されていた。
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