北陸新幹線の敦賀以西「小浜・京都ルート」の早期整備に向け鍵を握る与党整備委員会が18日、半年ぶりに会合を開く。委員長に就く西田昌司参院議員(京都選挙区)は、年内に駅位置や詳細なルートを決定すると強調。...
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【論説】北陸新幹線整備は金沢-敦賀開業に伴い、「小浜・京都ルート」による敦賀以西の認可・着工がいつになるのかに焦点が移った。「米原ルート」の再検討を求める声が石川県の一部などから聞かれるが、今こそ沿線自治体が一丸となった取り組みを求めたい。 小浜・京都ルートは2016年に与党協議を経て正式に決まり、19年には鉄道建設・運輸施設整備支援機構が大まかなルートを発表した。東小浜駅付近、京都駅を経由するルートで、地下40メートルを超える大深度地下を含むトンネルが8割を占める。 地下水への影響や建設発生土の処理に対する懸念などから京都府内に反対の声があり、認可の前提となる環境影響評価の手続きが遅れていたが、昨年11月の与党整備委員会で現地調査が完了したことが報告された。遅れてはいるものの、詳細なルートや駅位置を盛り込んだ準備書が公表される段階に進んでいる。 米原ルートを求める声が出ている要因は、着工
裏金事件で高木毅氏解任後の初会合…北陸新幹線の与党整備委員会6月18日開催へ、新委員長の西田昌司議員の考えは 北陸新幹線敦賀(福井県敦賀市)-新大阪間の小浜・京都ルートによる整備促進を図る与党整備委員会の本年度第1回会合が6月18日に開かれることが12日、分かった。自民党派閥の裏金事件で委員長が高木毅衆院議員(福井2区)から西田昌司参院議員(京都府選出)に交代して初の開催となる。西田氏は福井新聞の取材に「(石川県の一部などから声が上がる)米原ルートの議論はしないことをまず確認したい」と強調した。 整備委は昨年12月以降開かれておらず、裏金事件で高木氏が委員長を解任されるなど、議論が停滞していた。与党が目指す2025年度内の小浜・京都ルートの認可・着工に向け、夏の概算要求や年末の政府予算編成に着工関係の予算が盛り込まれるかどうかが正念場となっており、今後の整備委の議論が鍵を握る。 委員は福井
ハピラインふくいの利用促進協議会が6月5日、福井県国際交流会館(福井市)で開かれた。同社側は3月16日の開業から5月末までの1日当たりの利用者数が、目標の2万167人を上回る2万2508人で好調に推移していると報告した。利用者の維持拡大に向けては、敦賀駅での乗り継ぎで交通系ICカード利用者らの利便性向上が必要だとし、JR特急との連絡通路に改札機を設置するようJR西日本に求めた。 協議会は県や沿線7市町、鉄道事業者、利用者代表で構成しており、会合はハピライン開業後初めて。ハピラインふくい会長の杉本達治知事は「利用者数が目標を超え大変うれしい。しかし、開業後に混雑が発生したり不便が生じたりしており、改善に向けて努力していきたい」とあいさつした。 小川俊昭社長が5月末までの利用実績などを報告した。1日当たり利用者数は通勤通学がほぼ目標を達成し、定期以外は7938人で目標の5530人を約4割上回っ
「橘宗賢伝来年中日録」に描かれた福井城下から見たとみられる1770年のオーロラ。縦に筋が入っている(福井県立歴史博物館所蔵) 5月11日夜から12日未明にかけて、オーロラとみられる現象が北日本や北陸などで観測された。通常は北極や南極に近い高緯度の地域でしか見られないが、史上最大級の磁気嵐が発生したとされる1770(明和7)年には全国各地で目撃され、福井県内にも赤い空が描かれた貴重な史料が残る。「仏の後光のよう」「甚だ奇怪なり」。徐々に色や形を変えた様子を絵や文章で詳細に伝え、研究者の注目を集めている。 オーロラは太陽表面の爆発「フレア」に伴う強い磁気嵐の影響でごくまれに日本でも観測される。肉眼ではほとんど見えなかった今回と異なり、1770年当時ははっきりと観察できたとみられる。 福井県指定文化財「橘家文書」(県立歴史博物館所蔵)のうち、現在の福井市木田地区で医師をしていた橘宗賢の日記「橘宗
技術系の経験者採用試験を案内する福井県福井市のホームページ。採用難を受け、各市町が受付期間の拡大や受験資格の緩和などの対策を講じている 福井県内市町が技術系職員の採用に苦慮している。就職活動で学生優位の「売り手市場」が続く中、本年度の新卒採用ができなかった自治体もある。道路や河川などインフラの整備・維持管理、災害時の復旧計画策定など専門的な知識を生かし住民生活を支える立場で影響は大きい。採用時期の前倒しや経験者採用の通年化といった対策を講じているが、民間と同レベルの給与水準引き上げは難しく、妙手は見当たらない。 鯖江市は本年度採用に向けた定期試験で、技術系職員3人を募集したが合格者1人が辞退し、新卒採用ができなかった。市の担当者は「毎年退職者もいる中で、技術系職員は常に不足している」と話す。 志望者の減少も著しい。17年度に行った試験は3人の募集枠に14人の応募があったが、22年度は募集2
京福バス(本社福井県福井市)が、運転士不足に対応するため、10月にも路線バスの大幅な減便やダイヤの見直しを検討していることが5月23日、関係者への取材で分かった。同社は既に福井市内の路線で6月から運転士10人分程度の業務削減に相当する減便を公表している。10月は市町をまたぐ広域路線などにも対象を広げ、運転士20人分程度相当の規模を検討しているとみられ、市民生活への影響が懸念される。 同社が運行する路線バスは嶺北7市町で約60路線ある。運転士は約150人(4月1日現在)で、適正人員に対し40人程度不足しているという。6月の減便は福井駅を起点とする福井市内の路線を対象に、通勤・通学時間帯を極力避け、利用者が比較的少ない日中を中心に実施。福井総合クリニック線の廃止など9路線計242便を減便する方針で、減便率は同社の総便数の約15%に当たる。 関係者によると、6月の減便でもなお運転士が不足する状況
北陸新幹線敦賀以西について、小浜・京都ルートの早期認可・着工を求めたJR西日本の長谷川一明社長=5月24日、大阪府大阪市の同社本社 JR西日本の長谷川一明社長は5月24日に大阪府大阪市内の本社で開いた定例会見で、北陸新幹線敦賀以西について「小浜・京都ルートを強く希望している」と述べ、早期の認可・着工を国に求めた。石川県の一部などに求める声がある米原ルートに関しては「既に議論があって(小浜・京都)ルートが確定した。違うルートはもうない」と強調した。 ⇒北陸新幹線「米原ルート」に決まらなかった理由とは 整備新幹線の認可の前提となる「着工5条件」には、営業主体のJRの同意が含まれている。敦賀以西のルートは、2016年にJR西が利便性や速達性に優れているとして小浜・京都を提案し、与党の検討委員会の議論を経て正式決定した。 会見で長谷川社長は考えに変わりはないとし「ダイレクトに関西へつなげることで北
北陸新幹線「米原ルート」に決まらなかった理由とは…乗り換え必要、新大阪まで時間長く 有識者は投資効果の乏しさ指摘 一部変更論に福井県内から困惑も 北陸新幹線敦賀以西の整備について、米原駅につなぐ「米原ルート」への転換を求める声が石川県の一部などから上がっている。小浜・京都ルートの認可・着工に向けた進展が見えないことが原因だが、与党の議論で既に決定したルートの変更を求める声に福井県内の関係者から困惑の声も上がる。米原ルートは工期こそ短いが、想定される米原駅での東海道新幹線への乗り換えがデメリットで、新大阪までの所要時間も長く、識者は投資効果が乏しいと指摘する。 ▽東海への乗り入れ困難 敦賀以西の整備を巡っては、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)が「小浜・京都」「米原」「小浜・舞鶴・京都(舞鶴)」の3ルート案を検討。新幹線整備の認可に必要な「着工5条件」で同意が求められる営業主体
絶滅危惧種「カラスガイ」生体を福井県で発見!世界最大級の淡水貝類、30年以上生存中か 福井市自然史博物館で展示 環境省のレッドリストで「絶滅危惧ⅠB類(近い将来に野生での絶滅の危険性が高い)」に指定されている大型の淡水二枚貝「カラスガイ」の生体がこのほど、福井県嶺北地方のダム湖で発見された。福井県のレッドデータブック(RDB)などによると、近年の県内での生息確認は三方湖(若狭町)の1例だけで、嶺北の記録は過去にさかのぼってもごくわずか。殻長34センチで30年以上生きているとみられ、5月10日ごろまで福井市自然史博物館で展示されている。 同博物館などによると、カラスガイはイシガイ科イシガイ目で、世界最大級の淡水貝類。国内では本州から北海道の日本海側と東北北部に生息する。福井県のRDBでは、県域で最も絶滅の恐れが高い種の一つに指定されている。 ⇒翼けがしたコウノトリを福井県が異例の救護…「助け
交通系ICカードを使ってハピラインふくい線の武生駅(福井県越前市)からJRに乗り継ぎ、大阪環状線の駅で自動改札を出ようとしたらエラーになったという声が福井新聞の調査報道「ふくい特報班」(通称・ふく特)に寄せられた。ICカードの利用区間が両社の取り決めで制限されており、範囲外のエリアでの乗り降りには注意が必要だ。ハピライン側は急きょポスターを作り周知する一方、施設改修などでの対応策をJR側と協議を始めた。 JR北陸線の福井県内区間を引き継いだハピラインとJR側は3月16日のハピライン開業前、交通系ICカードで乗降が可能な利用範囲について▽ハピライン区間▽JR北陸線の敦賀-米原間▽東海道線の米原―大阪間▽湖西線の近江今津-山科間―とした。ハピラインからIRいしかわ鉄道への乗り継ぎは石川県内の同鉄道(大聖寺―倶利伽羅間)で乗降が可能。 大阪環状線と同様、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)
北陸新幹線福井県内開業後の4月上旬、福井新聞の調査報道「ふくい特報班」(通称・ふく特)が行った読者アンケートでは、新幹線とハピラインふくいの開業について「不便になった」と答えた人は全体の43.1%で、「便利になった」の11.8%を大幅に上回った。関西・中京方面との敦賀駅での乗り換えに対する不満が大半を占めた。 新幹線やハピラインとJR在来線との乗り換えの手間に加え、新幹線を利用すると運賃が高くなることなどが挙げられた。ハピラインを使うという人も多く、特急サンダーバード、しらさぎとの接続を良くしてほしいという声や、快速の増便を求める声があった。不便さから「関西とのつながりが弱まるのでは」と危惧する意見もあった。 「便利になった」「どちらともいえない」を選んだ人からも不満の声は出ていた。 北陸新幹線は「1本で東京へ行ける」「北関東、東北へのアクセスが改善された」と歓迎する声の一方、鯖江市から嶺
丹南地域の玄関口となる福井県越前市の北陸新幹線越前たけふ駅は、県内で唯一、在来線駅に併設しない単独の新幹線駅。降り立った県外客は市街地や伝統工芸産地などの目的地にどう移動できるのか。地元住民にとっての駅へのアクセスは―。3月16日の開業を前に2次交通手段をまとめた。 武生駅までシャトルバスが毎時1本往復 市街地方面との往来に便利なのは越前市運行のシャトルバス。並行在来線となる武生駅までの約3キロを往復するバスで、しきぶきぶんミュージアムの開館時間内(12月30日まで)は市武生中央公園までルートを延ばす。毎日午前5時台~午後11時台に1時間1本のペースで運行。時間帯に応じてホテルルートイン武生インター、プリンスホテルタケフ、武生楽市南、バロー国高店前(東部商店街)を経由する。運賃500円。 ⇒小泉孝太郎さんが福井県越前市の「特別1日駅長」に 観光地へ移動、定額タクシーは2種類 定額タクシーは
講演会で「こどもホスピスの支援者の輪が広がってほしい」と語る石田千尋さん=3月2日、福井県福井市のザ・グランユアーズフクイ 重い病気と闘う子どもが家族と過ごす「こどもホスピス」をテーマにした講演会が3月2日、福井県福井市のザ・グランユアーズフクイであった。福井県内で施設開設を目指している団体「ふくいこどもホスピス」代表の石田千尋さん(41)=福井県鯖江市=が「こどもホスピスが当たり前に存在する地域をつくるために、支援者の輪が広がってほしい」と訴えた。 2018年、当時1歳半だった石田さんの長男は、夫の赴任先のドイツで小児がんと判明。医師から余命宣告を受け、現地の「こどもホスピス」を紹介された。石田さんは息子を亡くしても心の支えとなったホスピスを“第2のおうち”と表現し、「看取(みと)りのためだけの場所ではなく、生きる喜びに焦点を当てる場所だった」と振り返った。 21年3月に団体を立ち上げ、
「新幹線県内延伸を、地域交通をリデザインする契機としてほしい」と話す国土交通省福井運輸支局の髙桑支局長=福井県福井市西谷1丁目の同支局 バスやタクシーなど地域公共交通に関わる施策推進を担う国土交通省福井運輸支局。髙桑(たかくわ)宏之支局長(38)=福井県坂井市出身=は北陸新幹線県内延伸について「デジタル活用やサービス見直しによって、地域公共交通を持続可能な形にリデザイン(再構築)する契機としてほしい」と強調する。公共交通の利用促進を図り、QOL(生活の質)向上が進んでいくことに期待を示した。 「対策としては人材の採用、定着強化と路線やサービスの見直しという2正面の対応が求められる。採用、定着に関しては、運賃改定による賃上げのほか、女性や退職後のシニア層の活用に向けて多様な働き方を許容する人事制度など改善の余地がある。また、バス業界などで導入が進む交通系ICカードに蓄積される乗降データを分析
行き先が「金沢」と表示された特急サンダーバード。北陸新幹線敦賀延伸後は敦賀駅止まりとなる=2023年12月、JR大阪駅 「3・16北陸新幹線金沢―敦賀間開業」のポスターがあちこちに貼られた師走のJR大阪駅。11番ホームには、特急サンダーバードで北陸方面を目指す観光客やビジネス客が次々と訪れていた。 「開業後は敦賀駅で乗り換えが必要なん?」。あわら温泉(福井県あわら市)への旅行で、列車待ちをしていた高齢男性2人組は、初耳の情報に「不便やな」と顔を見合わせた。毎年冬に越前がにを食べに福井を訪れているといい、「急ぐ旅ではないし、何より福井はええところやから、気にしないと思うけど…」と話す。 一方、大阪市内の子連れの30代母親は「乗り換えがあるなら、列車では行かなくなるかも」。開業によって乗り換えの不便さが生じる関西・中京圏。そのことを知らない人は少なくない。 開業後の“福井離れ”を、いかに最小限
サックスは金属で出来ているのに「木管楽器」!? 楽器の分類をしよう!【榎政則の音楽のドアをノックしよう♪】 フルートやサックスはほとんどが金属製の楽器ですが、「金管楽器」ではなく「木管楽器」に分類されます。見た目で楽器を分類することは、知らないとなかなかできません。なぜこのような名称になったのでしょうか。楽器の分類の仕方や、それぞれの楽器の性質について見ていきましょう。 楽器の分類方法はたくさんある 動物を分類しようと思ったら、まず思いつくのは脊椎動物の中に哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・魚類がいて、節足動物のなかに、昆虫や甲殻類がいて、というような進化分類学的なものをはじめに思い浮かべる人が多いかと思いますが、アジア・ヨーロッパ・アフリカなど地域で分類したり、陸・海・河などの生息域で分類したりすることもできます。 ⇒電子ピアノでピアノを始めるのはいかが?魅力や選び方 楽器も同じで、文化・地
福井県越前市のJR武生駅、同県鯖江市のJR鯖江駅構内のコンビニ「セブン-イレブン」が1月8日、閉店した。北陸新幹線延伸に伴うJR北陸線の県内区間の第三セクター移管を3月に控える中、身近な存在だった地域の玄関口のコンビニが姿を消し、住民や駅利用者から惜しむ声が上がっている。 コンビニを運営してきたJR西日本のグループ企業ジェイアールサービスネット金沢(石川県金沢市)は、両店舗の撤退理由について「利用状況や周辺の環境などを総合的に判断した」と説明。店舗の撤去を完了次第、空いたスペースに飲料や食品の自動販売機を設置する方向で調整している。 ⇒西武福井店の「無印良品」が閉店へ…継続検討も節目の年に決定 両駅とも近くにコンビニはなく、駅利用者や近隣事業所の従業員らが多く利用していた。武生駅では9日、機材などの撤去作業が行われ、帰省中の大学生の娘を見送りに来た越前市の男性は「乗車前に軽食や飲み物を買う
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