野田氏起用、もろ刃の剣=挙党態勢に不安も-民進 民進党の 蓮舫 代表が、新執行部人事で焦点だった幹事長に 野田佳彦 前首相を起用した。参院議員の党代表として、衆院の論戦や解散・総選挙への備えを重視、「最も信頼できる」(周辺)重鎮に党運営の実務を委ねた。だが、旧民主党下野の「戦犯」とされる野田氏の表舞台復帰に、党内の反応は複雑だ。挙党態勢構築に不安材料となりかねず、蓮舫氏には「もろ刃の剣」の決断となった。 「ハス(蓮)の花を下で支えるレンコン(蓮根)になった気持ちで、徹底して下支えをする決意だ」。野田氏は幹事長就任が決まった両院議員総会で、蓮舫氏の名前にちなみ、党勢回復に向けた意気込みを語った。人事の打診に当初は難色を示したが、最終的には受諾。「逃げて見捨てることはできないと思った。一蓮托生(いちれんたくしょう)の覚悟を持った」と記者団に語った。 野田氏は26日召集の臨時国会で早速、代表
9日に77歳で死去した加藤紘一元自民党幹事長の自民党・加藤家の合同葬が15日、東京・南青山の青山葬儀所で執り行われ、かつて加藤氏と「YKKトリオ」を結成した山崎拓元党副総裁が弔辞を読み上げた。弔辞の要旨は以下の通り。 ◇ 9月10日夕刻、君の訃報に接し、正直、覚悟はしていたものの、ついにその日が来たかと深い悲しみに襲われました。一昨年6月、ミャンマーの旅から帰国後、病床にあると聞いて、いくたびかお見舞いに行こうと試みましたが、面会謝絶とのことで果たせず焦燥の思いでした。 とりわけ僕はこの2年ほど前から講談社からの勧めで「YKK秘録」の出版を思い立っておりましたので、その記述の内容について主役である君の了解を得る必要があり、その機会がなかなか得られず困却しておりました。結局、もう一人の主役である小泉純一郎君をはじめ、拙著の登場人物のどなたにも了解を得る礼を欠いたままの出版となってしましました
東京都の築地市場(中央区)が移転する予定の豊洲市場(江東区)の主要建物3棟の建設工事で、1回目の入札不調後、都当局が入札予定の大手ゼネコン側にヒアリングを行い、積算を事実上聞いていたことが、都幹部や受注ゼネコン幹部の証言で分かった。その後の再入札で3棟工事の予定価格が計407億円増額され、いずれも予定価格の99%超で落札された。 また、受注ゼネコン幹部は「再入札前に予定価格を引き上げるから落札してほしいと都側からヒアリングとは別ルートで要請があり受け入れた、と社内で説明を受けた」とも証言した。都幹部はこうした要請を否定している。 都とゼネコン側のなれ合いの中で建設費がつり上がっていた可能性が浮かび、小池百合子都知事が発足させた「市場問題プロジェクトチーム」の調査でも解明のポイントとなりそうだ。 主要建物3棟の建設工事は別々…
かつて、東武東上線沿線の住民にとって、西武線が嫉妬の対象だった時代がある。今から30~40年前の話だ。「芋ようかん」、「カステラ」などと揶揄されたクリーム色の車両に乗っていた東上線の沿線住民には、黄色と銀色で塗装された西武線の車両がまぶしく映った。 西武の特急列車は「レッドアロー」という特別な列車だったが、東上線の特急は「みつみね号」という名前が付いているのに使われているのは普通の通勤車両というのも癪に障った。西武池袋線にも東武東上線にも東京メトロの同じ列車が走っている現在では想像もつかない時代だった。 西武鉄道の担当者にこの話をすると、「そんな風に思われていたという話は聞いたことがありません」という答えが返ってきた。しかし、優越的立場にある人はえてして相手の気持ちがわからないものだ。東武鉄道の関係者は、「その頃は東上線沿線の人が池袋に買い物に出かけると、東武百貨店ではなく西武百貨店を訪れ
日本の教員の給与が2005年から14年の9年間に7%下がったとする調査結果を経済協力開発機構(OECD)が15日、発表した。この期間、国家公務員にならって、地方公務員全体の給与減額が続いたことが背景にある。 OECDによると、勤続15年の教員の年間給与は、05年は小中学校が623万6千円、高校が623万7千円、14年はいずれも545万6千円。物価の下落を調整するといずれも7%減だった。加盟国平均では、同期間に小学校で4%、中学校で3%、高校で1%、いずれも上がっていた。 一方、授業時間は高校で年間513時間(加盟国平均644時間)など各学校段階で加盟国平均より短かったが、法定勤務時間(小中高とも1891時間)は加盟国平均より長かった。 文部科学省によると、04年以降の7回の人事院勧告のうち4回は減額の勧告で、公立校教員の給与もほぼこれに沿って減額され、都道府県によっては、独自に給料をカット
公的年金などを除いた世帯間の所得の格差は、所得の少ない高齢者世帯の割合が増えていることなどから、おととし、過去最大を更新したことが、厚生労働省の調査でわかりました。 それによりますと、公的年金などを除いた1世帯当たりの平均所得は392万6000円で、前回・平成23年の調査と比べて12万1000円、率にして3%減りました。そして、世帯間の所得の格差を、全世帯が同じ所得であれば「0」、格差が大きくなればなるほど「1」に近づく「ジニ係数」と呼ばれる指数で見てみますと、0.5704で、前回よりも0.0168ポイント増え、格差が広がりました。 格差が広がる傾向は昭和59年以降続いていて、平成26年は調査を始めた昭和37年以降で格差が最も大きくなりました。 一方で、年金などの社会保障給付や税による再分配後の「ジニ係数」は0.3759で、前回よりも0.0032ポイント減って、格差はわずかに縮小しました。
(CNN) 南米チリの首都サンティアゴで撮影された、デモ参加者の若い女性が機動隊員をにらみつける写真がインターネット上で話題になっている。 このデモは、軍事クーデターから43年目を迎えた11日に行われたもの。クーデターでは当時のアジェンデ大統領が死亡し、ピノチェト陸軍司令官(のちに大統領)率いる軍事政権が成立した。 デモ隊は17年間続いたピノチェト独裁政権下での犠牲者を追悼した。のちにピノチェト大統領は数万人に対する拷問や殺害を命じたとして起訴されたが、裁判を受けることなく2006年に死去した。 デモを組織したのはピノチェト政権下で拘束されたり殺害されたりして消息不明になった人々の家族の団体だ。 問題の写真はロイターの写真家カルロス・ベラ・マンシジャ氏がデモ隊が集まったサンティアゴの墓地の近くで撮影した。
(CNN) 米ミシガン州の州警察は15日までに、同州北部の道路をオートバイで走行中の同州議会の下院議員がトラックと衝突する事故を起こし、死亡したと発表した。 死亡したのは共和党所属のピーター・ペッタリア議員(61)で、2012年に20歳以上のオートバイ利用者全員にヘルメット着用を義務付ける州法に反対票を投じ、廃案に追い込んでいた。オートバイ愛好者の権利を理由にしていたが、今回の事故に遭った際はヘルメットを付けていたという。 州警察によると、州道33号線で起きた事故ではピックアップトラックが同議員の走行車線に右から進入し、ペッタリア氏のオートバイがトラックの側面に衝突していた。トラックを運転していたのは59歳女性だったが、けがはなかった。 同議員は州議会下院の運輸・インフラ整備委員会の委員長を務めていた。 米高速道路安全保険協会によると、米国では計28州でオートバイ利用者にヘルメット着用を法
野党第1党の党首に蓮舫氏が選ばれた。民進党は新しい女性リーダーを先頭に、低迷する党勢立て直しに臨む。ただ、台湾籍をめぐる騒動も重なり、党内にはあつれきも残った。安倍政権にどう対抗するのかという重荷を背負いながら、「蓮舫民進党」は多難の船出だ。 「新世代の党。全員野球で前に進めていきたい」 蓮舫氏は代表選後の記者会見で、党の結束をアピールした。2位の前原誠司元外相に対して、党員・サポーターと地方議員の投票の合計でトリプルスコアに近い「圧勝」。前原氏も「これだけ差を開けられるとは」と完敗を認めた。 蓮舫氏を代表に押し上げたのは…
民進党の蓮舫新代表は、党の役員人事で、党内の基盤を固め安倍政権に対じする態勢を整えるため、党運営の要となる幹事長に野田前総理大臣を起用したい考えで、16日、最終的な調整を行うことにしています。 蓮舫新代表は「これからもいばらの道かもしれない。まだまだ険しい道かもしれない。それでも、上り続けて、上り続けて、民進党を立て直して、国民に選んでもらえる政党にするため、一生懸命頑張っていく」と決意を述べました。 そして、蓮舫氏は党役員人事について、党内の基盤を固め安倍政権に対じする態勢を整えるため、党運営の要となる幹事長に野田前総理大臣を起用したい考えで、16日、最終的な調整を行うことにしています。 野田氏は衆議院千葉4区選出の当選7回で59歳。蓮舫氏が所属する党内の議員グループを率いています。民主党政権で総理大臣を務め、社会保障と税の一体改革で自民・公明両党との3党合意を実現して、消費税率引き上げ
サービス終了のお知らせ SankeiBizは、2022年12月26日をもちましてサービスを終了させていただきました。長らくのご愛読、誠にありがとうございました。 産経デジタルがお送りする経済ニュースは「iza! 経済ニュース」でお楽しみください。 このページは5秒後に「iza!経済ニュース」(https://www.iza.ne.jp/economy/)に転送されます。 ページが切り替わらない場合は以下のボタンから「iza! 経済ニュース」へ移動をお願いします。 iza! 経済ニュースへ
自民党が野党時代の2012年4月に発表した「憲法改正草案」について、党内で棚上げ論が出始めた。 森英介・党憲法改正推進本部長は15日、下村博文幹事長代行から、衆院憲法審査会長への就任打診とともに、「草案は封印してほしい」と要請されたと記者団に明かした。草案は現行憲法をほぼ全面的に書き換え、「天皇の元首化」「国防軍の保持」を盛り込むなどしており、野党からも批判を浴びていた。 森氏の後任の推進本部長に内定した保岡興治元法相も、下村氏と会談。草案を前面に出さずに野党と協議し、改憲項目の絞り込みを目指していくとの方向性を確認したという。保岡氏は記者団に「草案は非常に保守色が強い。前面に出せば、野党との調整でネックになる」と語った。 一方、安倍晋三首相は15日、東京都内で講演。出席者によると、「憲法審査会は与野党の枠を超えて議論したい。私が色々言うと進まなくなるので黙っている」と述べたという。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く