刻々と迫る与野党総決戦の衆議院選挙。 野党第1党の立憲民主党が急ぐのが野党連携だ。 できる限り多くの選挙区で候補者を一本化して、与野党ガチンコの直接対決に持ち込むのが狙いだ。 “政権交代を再び”という目標は共有するが、そう一筋縄ではいかない。 実態に迫った。 (金澤志江、篠田彩、三浦佑一、浅井優奈) “まとまる気がしない…”静岡1区 去年9月の旧民主党勢力の合流を経て、衆議院で100人を上回る規模となった立憲民主党。 その後初の衆議院選挙に向けて国民民主党、社民党との間で、289ある小選挙区のうち233選挙区で候補者の一本化を終えた。 そんな中、「まとまる気がしない」と関係者が嘆くのが静岡1区だ。 現職は、法務大臣を務める自民党の上川陽子。 閣僚を歴任してきた上川は、政権与党の一員としての実績をアピールし、「腰の据わった」政治を掲げ、7回目の当選を目指している。 これに対し、野党側は実に4