24日午前4時50分ごろ、JR上越線水上―上牧間で大館発隅田川行き上り貨物列車(17両編成)がクマ1頭とぶつかった。乗員にけがはなかった。 JR東日本高崎支社によると、水上―沼田間の上下線で一時運転を見合わせた。上りの始発が32分遅れ、約130人に影響した。
紙の書籍を企画、出版するメノキ書房(群馬県前橋市古市町、立木寛子社長)が株式会社化した。2年前から一般社団法人メノキ(下仁田町東野牧)の中で出版事業を手がけてきたが「より多くの人に届けるために必要」と会社設立に踏み切った。縮小の続く書籍出版業界だが、立ち上げ時から大切にする「視覚障害者とアートをつなぐ」書籍作りに力を入れ、ロングセラー本の誕生を目指す。 8月10日付で株式会社化し、先月、設立後初となる児童書「かべとじめん」を出版した。詩人の谷川俊太郎さんに依頼して書き下ろされた詩と、盲目の美術家、三輪途道さん(同町)の造形作品写真で構成する同書は、巻末にQRコードを添付。フリーアナウンサーの木暮あかりさんや農家の一般男性ら老若男女による音読を収録し、視覚でも聴覚でも楽しめるよう工夫した。 一般社団法人メノキは三輪さんが代表を務め、視覚障害者が美術館などで芸術を十分に鑑賞できる環境づくりに取
タレントの伊集院光さん(56)が14日、自身のラジオ番組で群馬県前橋市元総社町の釈迦尊寺(しゃかそんじ)の火災に触れ「例えばクラウドファンディングみたいなものをやるなら力になりたい」と、再建に協力したい意向を示した。伊集院さんは寺の墓に眠る六代目三遊亭円楽さんの弟子だった。 また、「思い付きで言っている。可能性は低い」などと断った上で「何か落語会をやったりするならトークで出たりとか。万が一、僕がもう一回短くても落語をするとしたら、寺の再興のためなら、恐らくややこしいことなく(できる)」と申し出た。 寺と一門は長年交流がある。伊集院さんは10月7日に同市内で開かれた円楽さんの追悼落語会の際も墓参りに訪れ、山崎奎一(けいいち)住職(80)らと交流していた。 火災は11月12日に発生し、本堂が全焼した。けが人はおらず、境内の墓に影響はなかった。山崎住職は取材に「50年来の友人(円楽さん)のお弟子
ネットが成熟し情報があふれている。進化し続ける人工知能(AI)に「解」を求められるようになった現代社会で、地方に生きる私たちはどんな座標軸を持つべきか。 ネットが成熟し情報があふれている。進化し続ける人工知能(AI)に「解」を求められるようになった現代社会で、地方に生きる私たちはどんな座標軸を持つべきか。識者を訪ねる連載の初回は、現代史研究家でノンフィクション作家の保阪正康さん(83)に聞く。 ―2013年2月~16年6月、当時の天皇、皇后両陛下(今の上皇さま、上皇后美智子さま)と、皇居・御所で計6回懇談した。美智子さまは、父で日清製粉元会長の故正田英三郎さんが、館林市名誉市民の正田宏二さん(22年死去)のいとこ。戦時中は同市へ疎開された経験もある。 作家の半藤一利さん(21年死去)と招かれ、一緒にうかがいました。全部で二十数時間お目にかかり、雑談しました。もちろんメモや録音は取りません。
店舗数の減少が続く一方で、県内では書店の大型化が進み、大型商業施設内への出店が相次いでいる。全国の大型書店(300坪以上)の店舗数は横ばいを維持しており、店舗当たりの売り場面積を見ると、10年前よりも拡大する傾向にある。 全国に書店を展開する丸善ジュンク堂(東京都中央区)は今年4月、吉岡町の大型商業施設「ジョイホンパーク吉岡」内に県内初出店した。大型書店と同程度の売り場を設け、施設利用客を呼び込む。ファミリー層向けに、家族で過ごせる読書スペースや児童書を充実させた。12月には伊勢崎市内の大型商業施設「スマーク伊勢崎」内にも同様の業態で出店を予定している。 同社担当者は地方では今後、集客機能と蔵書量を持った「超大型書店」への一極化が進むと指摘する。「ネットが普及し、何でもそろう書店に人が集まるようになった。『1地域1書店』が現実化しつつある」と分析している。
任期満了に伴う群馬県前橋市長選(来年1月28日告示、2月4日投開票)で、同市区選出の県議、小川晶氏(40)=前箱田町=が、出馬の意向を周囲に伝えていることが10日、関係者への取材で分かった。市長選を巡っては、現職の山本龍氏(64)=大手町=が4選を目指して出馬を表明しており、選挙戦となる公算が大きい。 関係者によると、...
鉄道模型の制作を趣味とする安田健一さん(75)=茨城県ひたちなか市=の作品展が21日、群馬県東吾妻町原町の古本・雑貨・ギャラリー「朝陽堂」で始まる。図面から描いたペーパー製の自作車両や真ちゅうキットなど計約40両で、60年に及ぶ制作の軌跡を紹介する。10月15日まで。 安田さんは小学高学年で鉄道模型を作り始めた。愛好家グループのイベントで展示したことはあるが、個展は初めて。同町で飲食店を経営するいとこの勧めで企画した。 車両は日立電鉄(茨城県)や上田丸子電鉄(長野県)などで既に引退したものが中心。本県関係ではJR東日本の211系のプラモデルを展示する。安田さんは「自分が『いいな』と思うままに作ってきた。群馬の鉄道車両を作ることも検討したい」という。 木・金曜は午前10時~午後4時、土・日曜は午後1~5時。問い合わせは朝陽堂(☎070-2832-1531)へ。
紫色の衣服を着た人々が、キリストを描いたみこしを担いで練り歩く―。群馬県伊勢崎市に住むペルー人らによる宗教行事「セニョール・デ・ロス・ミラグロス(奇跡の主(しゅ))」が8日、同市中央町のカトリック伊勢崎教会で開かれる。同市宗高町の菊池一輝さん(30)は、大学院で同行事を研究テーマとしていた縁で、日本人でありながら参加する。「外国の宗教行事とはいえ、伊勢崎や周辺地域に定住する“地元”の人々の行事。地域の理解がもっと深まればいい」と話している。 ペルー発祥のセニョール・デ・ロス・ミラグロスは、カトリック教徒が多い同国で最も有名な宗教行事。首都リマでは毎年10月、キリストが描かれた「アンダ」と呼ばれるみこしを信者が担ぎ、大規模な行列を作る。日系ペルー人らによって日本国内でも同様の行事が開かれており、伊勢崎市では2008年から実施されている。 同市で生まれ育った菊池さんは、小学生の頃からペルー人の
忙しい日常を離れて群馬県に長期滞在し、疲れた心と体を癒やす「リトリートの聖地」とする構想の一環で、県が7月3日から大手旅行サイトで販売を始めた「リトリート3泊旅」のモデルプランが、3カ月間で1件も売れなかったことが5日、明らかになった。県はプランを提供できる日が限定的なことや知名度不足が一因と分析。...
群馬県は災害が少ないという「安全神話」が根強い。しかし、専門家は被害がないわけではなく、備えは必要だと指摘する。関東大震災から100年の節目に、県内各地の災害の記憶や記録から教訓を考える。 群馬県前橋市朝倉町や広瀬町など、現在は大規模な団地が広がる前橋台地は、かつて大小の古墳が密集する地域だった。開発によりほとんど姿を消してしまったが、現在も一部を残しているものの一つに前橋天神山古墳がある。 同古墳の大型の埋葬施設からは「卑弥呼(ひみこ)の鏡」とも呼ばれる三角縁神獣鏡が出土している。奈良県にあり、卑弥呼の墓とする説もある箸墓(はしはか)古墳に地理的にも時代的にも近い黒塚古墳などと同型で、ヤマト王権との強い関係性が指摘されている。...
古墳時代は東国の拠点として繁栄し、今も古墳や埴輪(はにわ)など多くの歴史文化遺産が残る群馬県。亡くなった人の墓である古墳は権力や財力を示す政治的なモニュメントでもあり、古代群馬の知られざるストーリーが詰まっている。早稲田大在学時から古墳について研究してきた県埋蔵文化財調査事業団の専門員、今城未知さん(32)=高崎市=は大の古墳好き。群馬県の古墳の魅力を聞いた。 いまじょう・みち 1991年、高知県生まれ。早稲田大文学部考古学コースを卒業。同大大学院修士課程を経て、総合研究大学院大博士後期課程満期退学。県埋蔵文化財調査事業団調査部に所属する傍ら、古墳の研究を続けている。高崎市在住。 国際的に活躍 「すごく広いですよね」。高崎市綿貫町の国史跡「観音山古墳」。ひっそりとした横穴式石室内で、笑顔で語った。「石材を器用に積んで、この石室空間が造られている。当時の人々の力が結集した古墳だと思います」
広島市で開かれた先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に伴う5月20日の日本・ブラジルの首脳会談で、岸田文雄首相がブラジル人の短期滞在ビザの免除に向けた手続きを始めると表明した。群馬県内のブラジル人からは「うれしいニュース」「家族や友人を招きやすくなる」と歓迎の声が上がる。一方で、日本人のブラジル渡航では2019年から免除されていたビザ取得が、再び義務化される見通しだ。日本側の関係者は「今回の表明が、日伯双方向でのビザなし実現につながれば」と期待を寄せる。 「(ビザ免除の)ニュース聞いた?待ち切れなくてもう飛行機で日本に向かっているわ」―。会談から一夜明けた5月21日、県内に住むブラジル人女性のもとに、首都ブラジリアに住む友人から冗談めいたメッセージが届いた。 女性は「地球の反対側から日本を訪れるハードルが下がり、家族や友人を招きやすくなる」と話す。太田市の日系ブラジル人3世、平野勇パウロ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く