二宮町山西の海岸で、町立二宮小学校6年の男児2人=いずれも(12)=が波にさらわれ行方不明になった事故で、県警などは16日、ヘリコプターなどを飛ばし捜索活動を行った。同日午後5時すぎまで捜索したが見つからず、日没のために中断。17日早朝に再開する。 大磯署の調べでは、現場は、市街地と海岸を結ぶ西湘バイパス高架下の歩行者用トンネル。男児2人は8時15分ごろ、同級生ら3人とともに台風26号の影響による波を見に行った。2人はトンネル内で遊んでいたところ、波にさらわれたという。他の3人はトンネル手前の階段にいて無事だった。行方不明の男児の母親が、3人の連絡を受けて110番通報した。 現場にいた5人は同小6年と3年の兄弟と、兄の同級生3人。同日は台風のため同小は休校で、海岸近くの兄弟の家に、同級生が昨日から泊まりがけで遊びに来ていた。兄と同級生1人が波を見に行くと言い出したため、母親は止めたが、