Munchener Brucke〜慰安婦問題に見る親米保守派の誤算日本の保守主義者は「人権」を左翼の価値観と言い放ち軽視するが、アメリカにおいて人権は建国の理念の一つであり、その理念を重視する保守派にとっては決して譲れない価値観なのである。この価値観を軽視するイスラム諸国や中国に対して厳しい態度を取るのがアメリカの保守なのである。人権を左翼の価値観として批判する人たちは、北朝鮮や中国における人権軽視の姿勢は激しく批判する。そもそも北朝鮮や中国の「人権」軽視のあり方を批判するのは、日本がアメリカなど西側諸国と共通の「人権」観を有するという前提においてこそ可能なはずで、「人権」という理念を何か外来の、「日本の価値観にそぐわない異物のように感じる人たち」が他国の「同様の」感覚を批判するのはどこか違和感を感じる。アメリカの場合はその点ではある程度筋が通っていて、彼らはあくまでも建国の精神である民主