約1年前の2019年8月22日、横浜市の林文子市長はこれまでの「白紙」方針を一転させ、カジノを含むIRの誘致を正式表明。だが、林市長は2017年7月30日に実施された横浜市長選挙では地元住民からの反対が根強いカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致は「白紙」と強調して再選を果たしている。しかも、「IR誘致は市民の意見を踏まえた上で方向性を決定」と公約に明記した上での当選だった。完全に手のひらを返し、公約違反をした林市長の言動に多くの市民が反発した。 筆者のYoutubeチャンネル「赤黄青で国会ウォッチ」で公開している「【横浜カジノ誘致 】林文子市長の発言変遷(2014年〜2019年)」をご覧いただければ、その確信犯ぶりがはっきりと分かるだろう。 それから約1年。新型コロナウイルスによるパンデミックで世界のIR・カジノをめぐる状況は一変した。カジノはもともと斜陽産業であった上、室内に大勢