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ブックマーク / maga9.jp (11)

  • 第639回:なぜ維新なのかについてのロスジェネ的考察。の巻(雨宮処凛)

    維新の会が人気だ。 毎日新聞が5月に実施した「立憲民主党と日維新の会、どちらが野党第一党にふさわしいか」(支持政党にかかわらず)という世論調査では、維新と答えた人が47%、立憲と答えたのは25%。倍近い差がつく結果となった。 維新を支持する層についてはこれまでさまざまな分析がなされてきた。低所得者が多いのではと言われていたがそうでもない、中堅サラリーマンや自営業などのプチ成功者が多いらしいとか、いろいろだ。 それらに対して私ごときでは検証しようもないわけだが、これまであまり語られてこなかったことに「ロスジェネの維新支持」という現象がある。 周りを見渡しても、2005年の小泉郵政選挙で自民党を支持し、今は維新支持というロスジェネは普通にいる。小泉の時は「既得権益批判」によって自分が上にいけると思い、今は維新を支持する層だ。正社員もいれば非正規もいる。 で、最近、見るともなしにテレビを見

    第639回:なぜ維新なのかについてのロスジェネ的考察。の巻(雨宮処凛)
    kechack
    kechack 2023/06/21
    現在40代のロスジェネから、ゆとり世代、さとり世代、ミレニアル世代、Z世代に至るまで共通することがあるとすれば、私は「経営者マインドをナチュラルに搭載している」という点。末端の労働者なのに、発想は経営者
  • リーガルマインドを携えて 多様なキャリアを切り開こう! 講師:菅野 志桜里氏

    衆議院議員時代、憲法、外交から待機児童問題まで、国会で舌鋒鋭い質問を時の総理に突きつけていた菅野志桜里さん。議員になる前は検察官、そして現在は弁護士、一般社団法人国際人権プラットフォーム代表理事として、幅広く活躍されています。その菅野さんが一貫して胸に抱いてきたのは「リーガルマインド」。それは人間が人間らしく共に生きていくために欠かせないものであり、国際社会の多様な問題解決にあたる際のヒントになりうることを、自身のご経験から語っていただきました。[2023年3月18日@渋谷校] 検事時代に学んだこと 私が大学卒業後、最初についた職業は検事でした。検事になりたいと思ったのは、将来の進路に迷っていた高校時代、裁判を傍聴したのがきっかけです。当時はまだ裁判員裁判も始まっておらず、裁判といえばドラマの中の出来事という感覚だったので、実際に手錠をかけられた被告人を目の前に見たときには衝撃を受けまし

    リーガルマインドを携えて 多様なキャリアを切り開こう! 講師:菅野 志桜里氏
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    kechack 2023/05/24
  • 第121回:「言語道断」なのは岸田首相の差別的姿勢と政策である(想田和弘)

    荒井勝喜・首相秘書官が2月3日、オフレコを前提とした記者団の取材に対して、LGBTQや同性婚について「隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」「秘書官室もみんな反対する」「同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる」などと発言した。 岸田文雄首相はその報道を受けて、「岸田政権は、持続可能で多様性を認め合う、包摂的な社会を目指すと申し上げてきた。荒井秘書官の発言はそうした政権の方針とは全く相いれないものであり、言語道断だ」などと述べ、秘書官を更迭した。 更迭は当然である。 だが、なんだかおかしくないか。 そもそも首相は2月1日、衆院予算委員会で立憲民主党の西村智奈美代表代行が同性婚の法制化を求めたのに対し、「家族観や価値観、社会が変わってしまう」などと答弁し、否定的な見解を示していた。 岸田政権が首相の言うように「持続可能で多様性を認め合う、包摂的な社会を目指す」のであれば、当然、同性婚の法制化は積極的

    第121回:「言語道断」なのは岸田首相の差別的姿勢と政策である(想田和弘)
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    kechack 2023/02/08
  • 第114回:参議院選挙で投票する前に、自民党の改憲草案を読んでほしい。「知らなかった」と後悔しないために(想田和弘)

    もう手遅れなのかもしれないが、やはり書かずにはいられない。 参議院選挙の投票日が近づいている。 情勢調査では、自民・公明・維新が伸び、野党は大敗を喫する見込みだという。 立憲民主党が先の衆議院選挙の敗北の原因を見誤り、野党共闘をほとんどやめてしまったのだから、当然の成り行きではある。しかしだからといって、手をこまねいて傍観しているわけにはいかないという思いがある。 その最も大きな理由は、自民・公明・維新・国民が改憲に前のめりになるなか、選挙結果によっては、憲法の改悪がすぐ目の前に迫っているからである。 憲法がどう改悪されるのか。 その青写真は、ご丁寧にも自民党の公式サイトに掲載されている。2012年に発表された「日国憲法改正草案」である。数多の批判にもかかわらず今でも撤回も修正もされないでいる。 自民党の改憲草案の問題点については、僕も2012年以来、繰り返し、繰り返し、警鐘を鳴らしてき

    第114回:参議院選挙で投票する前に、自民党の改憲草案を読んでほしい。「知らなかった」と後悔しないために(想田和弘)
    kechack
    kechack 2022/07/06
    情勢調査では、自民・公明・維新が伸び、野党は大敗を喫する見込みだという。  立憲民主党が先の衆議院選挙の敗北の原因を見誤り、野党共闘をほとんどやめてしまったのだから、当然の成り行きではある
  • 雨宮処凛さん×中島岳志さん:維新は「第三極」か? 野党共闘は失敗だったのか? 2021衆院選から2022参院選へ──日本政治の現在地

    ホーム マガ9対談 雨宮処凛さん×中島岳志さん:維新は「第三極」か? 野党共闘は失敗だったのか? 2021衆院選から2022参院選へ──日政治の現在地 今年10月の衆議院議員選挙は、与党・自民党が議席を減らしたものの絶対安定多数を維持。野党第一党の立憲民主党も大きく議席を減らした一方で、維新の会が議席を伸ばし第三党となりました。これを受けて、立憲民主党共産党などによる野党共闘は「失敗だった」との言説も流れていますが、果たして当にそうだったのでしょうか? 来年に参院選を控え、ここから日政治はどうなっていくのか。衆院選の経験から、私たちが学ぶべきことは何なのか。政治学者の中島岳志さん、作家の雨宮処凛さんのお話から、イメージだけではない日政治の「現在地」を探ります。 反省すべきは野党共闘ではなく「野党共闘を徹底できなかったこと」 中島 10月の衆院選後、野党共闘、特に立憲民主党(立民

    雨宮処凛さん×中島岳志さん:維新は「第三極」か? 野党共闘は失敗だったのか? 2021衆院選から2022参院選へ──日本政治の現在地
  • 第189回:「芳野友子連合会長」への疑問(鈴木耕)

    「連合」という組織は労働組合のナショナルセンターである。つまり、労働者の組織なのである。では、その連合の会長である芳野友子氏は、労働者の代表なのだろうか。そこがよく分からない。このところの芳野会長の発言では、なぜか労働問題よりも「共産党排除」が突出している。なぜそんなに共産党を嫌うのだろうか。 「連合」は正式名称を「日労働組合総連合会」という。かつて存在していた労働4団体のうち、1987年に「全日労働総同盟(同盟)」「中立労働組合連絡会議(中立労連)」「新産別」がそれぞれ参加、「全日民間労働組合連合会」として結成された。そこへ、1989年に当時の最大組織であった「日労働組合総評議会(総評)」が参加して現在の「連合」という組織が正式に発足した。 この結成に対し、右翼的な統合再編であるとして批判的な組合は「全国労働組合総連合(全労連)」を結成した。連合の中心になった「同盟」が、やや右派

    第189回:「芳野友子連合会長」への疑問(鈴木耕)
  • 辻元清美さんに聞いた(その1):安倍政権下での「国対委員長という仕事」

    今年9月、『国対委員長』というを出版した衆議院議員の辻元清美さん。安倍政権下で立憲民主党の国対委員長を務めた経験が詳細に綴られています。登場する政治家たちもすべて実名、国会の裏側をありのままに描いたこのを、なぜいま書こうと思ったのか。そして、安倍首相の退陣と菅新政権の成立、野党再編という大きな変化を経て、野党第一党として考えることは? 辻元さんと親交の深い、コラム『言葉の海へ』でおなじみ鈴木耕さん、同じく『チャコの区議会物語』を連載中の塚田ひさこさんが聞き手になって、突っ込んだお話をうかがいました。 女性だから出来た国対委員長 ――『国対委員長』(集英社新書)、とてもおもしろく読みました。「国対委員長(国会対策委員長)」や「国対」という言葉はニュースなどでしばしば耳にすることはありましたが、こんな大事な仕事をしているのかと初めて知りました。辻元さんは2017年10月から2019年9月ま

    辻元清美さんに聞いた(その1):安倍政権下での「国対委員長という仕事」
  • 雨宮処凛さん×太田啓子さん(その1):なぜ「モノを言う女性」がSNS上で叩かれるのか

    SNSなどインターネット上での誹謗中傷は、ますます深刻な状況になっています。その中でも、特に「モノを言う女性」への嫌がらせは顕著です。こうした嫌がらせが広がる背景には何があるのか、法的措置など対策の現状、また今後どうしていくべきかについて、この問題の当事者でもある、作家・活動家の雨宮処凛さん、弁護士の太田啓子さんのお二人の対談を通して考えていきたいと思います。 もうこれ以上、放置してはいけない ──今年7月に、「ネット嫌がらせをする人に責任を取らせよう」という雨宮さんのコラムがウェブ媒体で掲載されました。この記事を書いたきっかけは何だったのでしょうか? 雨宮 5月に、リアリティ番組に出演していたプロレスラーの木村花さんが、SNSで誹謗中傷を受けた後に亡くなった事件がひとつのきっかけです。とうとう人の命が奪われてしまったことにショックを受けました。SNS上での嫌がらせでいうと、たとえば伊藤詩

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    kechack 2020/09/16
  • 第87回:日本モデルの失敗を認めるべきだ(森永卓郎)

    「出掛けるな 出掛けてください 出掛けるな」。政府の「GoToトラベル」キャンペーンが前倒しで始まった7月22日、私が出演するニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」に寄せられたリスナーからの川柳だ。 「GoToトラベル」キャンペーンは、初日から大混乱となった。キャンペーンが始まっているのにもかかわらず、感染対策をしていると認定された宿泊施設がどこなのか、まったく明らかになっていなかったからだ。認定申請が始まったのがキャンペーン前日だから、そうなって当然と言えば当然なのだ。 それだけではない。当日、小池百合子東京都知事が、「不要不急の外出はできるだけ控えて欲しい」と言う一方で、菅義偉官房長官は「3密を避けて行動するなら旅行自体は問題がない」と言って、政府と東京都の間で大きな見解の差が露呈した。さらに、日医師会の中川俊男会長は、「4連休は県境を越える移動や不要不急の外出を避けてほしい」と呼

    第87回:日本モデルの失敗を認めるべきだ(森永卓郎)
  • 第475回:10年前の年越し派遣村の記録を見て思う。の巻(雨宮処凛)

    今の全財産は3円で、ここに来るまでの3週間、「公園のトイレにいた」と50代の男性は言った。 今から10年前に開催された、年越し派遣村を記録した映像の中でだ。 2019年2月16日に開催された「反貧困ネットワーク全国集会」。今年の集会のテーマは「年越し派遣村から10年、自己責任社会はどう変わったか」。 集会のディスカッションに登壇したのは、年越し派遣村の際、まさに現場で「村民」たちの生活相談、労働相談に乗り、その後の生活保護申請をはじめ数ヶ月間にわたってフォローを続けた活動家たち。労働運動活動家の河添誠氏、派遣ユニオンの関根秀一郎氏、弁護士の猪股正氏、元連合非正規労働センターの龍井葉二氏、元生活保護利用者の和久井みちる氏だ。このメンバーに私も加わり、当時を振り返りつつ「この10年」の変化について、語った。 その冒頭にて、当時の映像が流れたのだ。改めて思ったのは、「派遣村なんて、よくこんな無謀

    第475回:10年前の年越し派遣村の記録を見て思う。の巻(雨宮処凛)
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    kechack 2019/02/21
  • 第51回:高齢ネット右翼はどこから来たか?(鈴木耕) | マガジン9

    「週刊金曜日」(11月2日号)をめくっていたら、面白い記事が載っていた。倉橋耕平氏(立命館大学非常勤講師)と古谷経衡氏(評論家・著述家)の「『ネトウヨ』バブルはもう底を打った(上)」という対談である。 なにしろ、倉橋氏によれば「古谷さんは一時、ネトウヨ(ネット右翼)と呼ばれる集団の中におられ、CSで放映している『チャンネル桜』のコメンテーターや、青林堂の右派雑誌『ジャパニズム』の編集長もされていました…」という古谷氏が、ネット右翼について「彼らはよく大学入試を突破したと思いますよ(笑)。その劣化ぶりは驚くべきでして…」とまで切り捨てているのだから驚く。ネット右翼の退潮現象を語っているのだ。 まあ、中身は「金曜日」を買って読んでいただくとして、かなり面白い対談であることは間違いない。 この対談の中で、古谷氏は「僕の経験から言うと、60代、70代の世代がコロッと『ネトウヨ』になるケースが最近、

    第51回:高齢ネット右翼はどこから来たか?(鈴木耕) | マガジン9
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    kechack 2018/11/07
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