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ブックマーク / rootport.hateblo.jp (11)

  • 稼げる人と稼げない人の違い/人材不足と低賃金が両立する理由 - デマこい!

    世の中には、人材不足と低賃金が両立してしまう業界がある。 たとえば介護や警備の仕事が代表的なものだろう。最近では、船員の人材不足により日の海運業がヤバいという増田記事が注目を集めていた。船員の給与はそれほど低くはないが、労働環境のキツさには見合わない。そのため船員になりたがる若者が減り、深刻な高齢化に見舞われているという。労働力の供給過小が明白なのに、船員の待遇が向上しないのはなぜだろう? これに似た事例として、クラウドソーシングの世界がある。 クラウドソーシングのサービスでは、いわゆる「クソ案件」が多いという。仕事内容に見合わない低報酬の発注があとを絶たず、なかには適法性が問われるような案件もあるそうだ。なぜクソ案件は無くならないのだろう。なぜ、そんなクソ案件でも、一部のクラウドワーカーは引き受けてしまうのだろう? クソ案件が溢れているのは、何もクラウドソーシングの世界だけではない。た

    稼げる人と稼げない人の違い/人材不足と低賃金が両立する理由 - デマこい!
    kechack
    kechack 2016/06/05
  • 低所得化や教育費の高騰は少子化をもたらすか?/書籍『失敗すれば即終了』の補足(2) - デマこい!

    教育費の高騰は、少子化の原因ではない」 「若者の低所得化は、少子化の原因ではない」 私が黙らせたいのは、こういうアホなことを言う人々だ。 以前の記事で説明したとおり、少子化のメカニズムは上記の図1枚に要約できる。ヒトは親からの教育投資が無ければ、狩りの方法も分からず、飲み水の確保もできず、生存できない。裏を返せば、ヒトの親には、子供への投資をできるだけ増やそうという習性があるはずだと言える。 子供の数を減らせば、子供1人あたりの投資を最大化できる。一方で、子供の数があまりにも少ないと、不慮の事故で子供が死んだ際に(※子孫を残せないという点で)投資がムダになってしまう。したがってヒトの親は、子供の死ぬリスクと子供1人あたりの投資最大化との均衡する水準で、生涯に持つ子供の数を決めているはずだ。 上記の図の曲線Iは、子供1人あたりの投資量を示す。生涯に育児に使用できる資源を100%とした場合

    低所得化や教育費の高騰は少子化をもたらすか?/書籍『失敗すれば即終了』の補足(2) - デマこい!
  • いま失敗すれば、日本終了。 - デマこい!

    何の数字か、お分かりだろうか。 2050年における現役世代と老後世代の人口比だ。現在の日では現役世代2.4人で老人1人を養っている。しかし、2050年にはこれが半分になり、現役1.2人で老人1人を支えることになる[1]。私たちの子供世代は高額の社会保険料と重税に苦しめられ、優秀な人から順番に海外に脱出するだろう。国民皆保険は、たぶん崩壊する。年金は、おそらく有名無実のものになる。 alfalfalfa.com こちらのまとめサイトには、虐待の横行した介護施設の様子が書き込まれている。床ずれは放置され、鼻のチューブは死ぬまで交換されず、排泄したおむつを取り換えようとしたら、「ごめんなさい、ごめんなさい」と泣かれたという。おむつ交換のたびに日常的に暴力が振るわれていたのは明らかだ。 2050年には、これがありふれた光景になるだろう。現役世代が半分になれば、当然、老人の生活水準も半分になる。

    いま失敗すれば、日本終了。 - デマこい!
  • あなたは本当にオタクですか?/オタクとサブカル、ヤンキーと体育会系 - デマこい!

    「リア充」と呼ばれる集団は、よく考えてみると二つのグループに大別できる。 一つは社会的な行動様式を持ち、高所得層にい込んでいるグループ。いわゆる「体育会系」だ。そしてもう一つは、ヤンキーと呼ばれる社会的アウトローのグループだ。近傍にはギャル・ギャル男・お兄など、やはり低所得〜中間層をボリュームゾーンとする人々が存在している。彼らの違いはどこにあるのだろう。 また近年、オタクのライト化が進んでいるという。数十年前、オタクとは好きなモノを追求する日陰者たちのことだった。しかし最近では、流行りのアイテムに次々に飛びつき、コミュニケーションツールとして深夜アニメを消費する「軽いオタク」が登場しているという。一方、オタク同様に内向的な趣味を持つ人々として、「サブカル」と呼ばれる層が存在している。では、サブカルとライトオタクとの違いは何だろう。 体育会系、ヤンキー、オタク、サブカル。 これらの生活ス

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    kechack
    kechack 2012/08/30
  • なぜ新聞は誤報をするのか?/電子時代の“誠実さ”について - デマこい!

    このところ、新聞の誤報が目立つ。つい先日、日経新聞が任天堂について飛ばし記事を書いたばかりだ。新聞各社は気を引き締めて、誤報に注意しているものだと思っていた。その矢先に自衛隊の防災訓練について産経新聞が誤報を出した。一体どうなっているのだろう。 任天堂が激怒!もう信用できない日経の「飛ばし記事」の数々 http://matome.naver.jp/odai/2133887596023833001 産経「自衛隊訓練で立ち入り拒否」記事に9区が抗議・訂正要求 http://www.j-cast.com/2012/07/24140479.html 昔のことは分からないが、最近の誤報は「電子版」が原因だと私は思っている。 電子版では、どの記事がどれだけ読まれたのか、明確な数字として把握できる。電子版ができる以前は販売部数こそ分かるものの、記事単位での「反響」は分からなかった。少なくとも現場の記者た

    なぜ新聞は誤報をするのか?/電子時代の“誠実さ”について - デマこい!
    kechack
    kechack 2012/07/25
    情報の価値が「どれだけたくさんの人の目に触れたか」で決まるとしたら、誰もが情報の正しさよりも注目度を優先し、過激で刺激的なものばかりを垂れ流しにする。そんな環境で誠実な情報発信を心がけても
  • なぜあなたはミスをするのか?/非効率なホワイトカラーと21世紀に求められる人材 - デマこい!

    人は労働生産性が低いという。特にホワイトカラーの仕事の効率化が急務だと言われている。「働き方を変えるべきだ!」と啖呵を切る人は多いけれど、ではどのように変えればいいのだろう。具体的施策はおろか、方針すら見つけられずにいる。 また、現在の教育の形態は18世紀からほとんど変わっておらず、とっくに制度疲労を起こしているという。情報技術の発達により「知のあり方」が変わったと言われている。だから教育も変わらなければ……と訴える人は多いけれど、ではどのように変えればいいのだろう。なんとなくのイメージではなく、明快な方針を見つけなければいけない。 端的に言って、今までの学校教育は「ミスしない人」を育てるものだった。各企業の人材育成も、その延長線上だった。日ではミスをしない人ほどいい職に就くことができ、ミスをしない人ほど高い地位へと出世できた。受験や成績考課だけではない、教室や職場での人間関係でも「

    なぜあなたはミスをするのか?/非効率なホワイトカラーと21世紀に求められる人材 - デマこい!
    kechack
    kechack 2012/07/18
    日本のホワイトカラーの生産性の低さの答えにはなっていないような。どちらかと言うと日本企業は創造性に欠けるかといった話題では?
  • 日本の若者はこれからもずっと不幸です/成功よりも「没落」の可能性のほうが高い理由(わけ) - デマこい!

    社会の荒廃を、貧困層のせいにする人がいる。いわく、貧乏人は無計画に子供を作り、しかも教育にカネをかけないので、バカが増えるという。当だろうか? あるいは教育コストの高騰で「豊かな人がますます豊かになる」という。当だろうか? どちらも間違っていると、私は思う。 一般的に、所得が増えると出生率は下がる。これは世界中で観察される現象だ。 ところが日のように豊かさが飽和した社会では、「金持ちでなければ子供を作れない」という状況が成立する。極端な例を想像してみよう。もしも生まれてくる子供たちが「金持ちの子」だけだとしたら、数世代後には全人口が金持ちの家系の子孫になるはずだ。反面、所得格差がなくなるとは考えづらく、人口が入れ替わっても貧富の差は残り続ける。つまり大多数の人が「没落」を経験することになる。 現実には、こんな極端な状況にはならない。が、「高所得なほど子供をたくさん作る」という傾向

    日本の若者はこれからもずっと不幸です/成功よりも「没落」の可能性のほうが高い理由(わけ) - デマこい!
    kechack
    kechack 2012/06/18
    日本では所得の高い人ほどたくさんの子供を作り、所得の低い人はあまり子供を作らない」という傾向が明らかになった。
  • 物価が高いのは「いいこと」だとイギリスで体感した - デマこい!

    ロンドンに行って驚いたのは「田舎」だったことだ。新宿や丸の内、あるいは北京のような摩天楼は見あたらない。もちろん高層ビルはあるにはある。けれど、ぱらぱらと分散しているのだ。世界を代表する大都市でありながら、ロンドンは空の広い街だった。とくに私の宿泊したEarl's Court周辺は住宅街で、二階建てのアパートメントがところ狭しと並んでいた。ぶっちゃけ私の地元の東京都立川市のほうがよっぽど大都会だ。 ◆ 日は人が多い。東京はとくに多い。丸の内から電車で20分走っても、人口密集地帯が延々と続いている。それに対してイギリスはというと:ロンドン市街地から電車で20分も行けばごらんのとおりだ。 見渡すかぎりの牧草地が広がっている。なんだか北海道みたいな雰囲気。イギリスは畜産国なのだ。空から見たガトウィック空港周辺は、どこまでも芝生に覆われていた。 なお、イギリスの糧自給率は70%を超えている。「

    物価が高いのは「いいこと」だとイギリスで体感した - デマこい!
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    kechack 2012/03/28
  • 論理的思考を鍛える5つの反論のパターン/「きのこVSたけのこ」論争に終止符を! - デマこい!

    田舎のタクシーに乗ったら運転手さんから政治の話を振られて面らった――。そんな経験は無いだろうか。 今では想像できないけれど、一昔前まで政治はカジュアルな話題だった。それこそ天気や野球と同じように、初対面同士に最適だとされていた。新書や新聞、ドキュメンタリー番組が現在よりも好まれており、政治へのリテラシーが高かった。さらにマスメディアが情報を統一していたため、政治的立場が対立することはまず無かったのだ。情報ソースが多様化した現在、政治の話はあまりにもコントラヴァーシャルで軽々しく口にできない。初対面の相手とだなんて、もってのほかだ。 しかし、である。 社会問題や経済、政治に無関心な“ふり”をするのが処世術になってしまうのは危険だ。それらが地震や台風のように「関心を払っても防ぎようがない」ものとして扱われるからだ。当たり前だけど、あらゆる社会問題は人間が巻き起こすモノ。である以上、私たち一人

    論理的思考を鍛える5つの反論のパターン/「きのこVSたけのこ」論争に終止符を! - デマこい!
    kechack
    kechack 2012/02/13
    自分の意見や、賛同する意見を疑ってみるという訓練をやると言い。えてして賛同する意見は無批判に同意し、対立する意見には粗探しのような下らない批判でも利用してしまうのが常
  • なぜデモは反社会的なのか/クチばかりで行動しない人たち - デマこい!

    「なぜ日の若者はデモをしないのか」という考察をたくさんの人がしている。いわく、学校教育と受験戦争で去勢されてしまっているから、とか。デモを先導しているのが反社会的勢力だから、とか。これらの指摘には一片の真実があるものの、質を見抜けていない。つーか、みんな難しく考えすぎ。 日の若者がデモをしない理由は、もっとずっとシンプル:みんなの興味がないからだ。 たとえば若者のテレビ離れの原因は、魅力的な番組がないからだ。小学校の情報教育のせいではないし、テレビ局が反社会的勢力に乗っ取られているからでもない。視聴者の嗜好をつかめる番組が減っているからにすぎない。 デモも同じだ。社会・経済・政治。これらのトピックに興味を引かれる人間は少ない。若者に限らず、圧倒的多数の人が「できれば考えたくないなぁ」と思っている。野球の結果と芸能人のスキャンダルだけを考えて生きていきたいと願っている。毎朝ニュースを読

    なぜデモは反社会的なのか/クチばかりで行動しない人たち - デマこい!
    kechack
    kechack 2011/10/25
    芸能人の義援金を「偽善だ!」と笑い、被災地へのボランティアを「どうせ異性が目的だろ」と貶める。これらもみんな認知的不協和の産物である。
  • イギリスの暴動が日本に飛び火しない理由(わけ) - デマこい!

    アメリカNASAは、無重力状態ではボールペンが書けないことを発見した。これではスペースシャトルにボールペンを持って行っても役に立たない。NASAの科学者たちはこの問題に立ち向かうべく、10年の歳月と120億ドルの開発費をかけて研究を重ねた。 そしてついに、無重力でも水の中でも氷点下でも摂氏300度でも、あらゆる状況下でどんな表面にも書けるボールペンを開発した!! 一方、ロシアは鉛筆を使った。 ロンドンの暴動のニュースを耳にした時、私は真っ先にこのボールペンのジョークを思い出した。死者の出るような大事件とは思っておらず、不謹慎極まりなかった。日での報道はやや沈静化したものの、暴動はいまだに収束していないらしい。 ◆ ◆ ◆ ここまでの流れをまとめると: ・8月4日、黒人男性が警官に射殺される。 →人権団体が抗議・射殺はほんとうに妥当だったのか? →不良たちが便乗、略奪行為を始める。 →A

    イギリスの暴動が日本に飛び火しない理由(わけ) - デマこい!
    kechack
    kechack 2011/08/15
    キーワードは「実家」だ。親世代が経済的な逃げ道を提供してくれるので、社会に対する不満が暴動というカタチにならないのだ。
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