1 「自由」 か、 「民主」 か 1998年の参議院選挙の直前に、 橋本龍太郎前首相夫人が気の利いたコメントを残したと言われている。 「自由党に民主なし、 民主党に自由なし」 というのがそれである。 言外に、 夫が総裁を務める自由民主党は 「自由」 と 「民主」 の両方を備えたバランスの良い政党だという自負がこめられているのであろう。 朝日新聞の 「素粒子」 欄はこれを受けて、 自由民主党には 「自由」 も 「民主」 もないのではないかと揶揄していた。 これらの発言をみて、 なるほどと思った。 だが、 それは個々の政党に対するそれぞれの指摘に納得がいく、 という意味でではない。 「自由 (主義)」 と 「民主 (主義)」 とが必ずしも常に一致するものではないという認識が、 20世紀末の日本人に、 一応は共有されていることが分かったという意味で、 なるほどと思ったのである。 もっとも、 こ
新旧シリーズを合体、さらに発掘映像も加えて放送。ナレーションを担当するのは、新シリーズで新境地を切り開いた山田孝之さん、そして旧シリーズの山根基世さん。新旧2つのシリーズでは映像が誕生してから100年余りの歴史を編年体で描いたが、今回の「映像の世紀プレミアム」シリーズでは、芸術・女性・兵器などのテーマ毎につづっていく。 燃え広がる街の中で関東大震災を映した大量の貴重なフィルム、東京大空襲を生き延びた人々の安堵の表情を映した進駐軍の鮮明な高画質フィルムが、発掘された。映像は大震災・大空襲という二度の壊滅から立ち上がろうとする人々の表情を生々しく記録している。巨大都市・東京は、たびたびの破壊を乗り越え、生まれ変わってきた。それを成し遂げたのは、有名無名の人々の情熱に他ならない。明治の文明開化の中で産業と都市基盤の成立に尽力し、「日本資本主義の父」と呼ばれた渋沢栄一。「復旧ではなく復興」をスロー
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