ありか - 詩歌ノート - hakoniwaグループ −−−−−−−−−−−− 人は皆、よりよきものを求めて旅をしているのでしょう。安っぽいJ-POPが歌うような「退屈な日々」「繰り返しの日常」の檻に閉じこめられてしまった人たちをも、比喩――人生がよりよきものを求める旅だという譬え――は強欲に己の懐へ抱き込んでしまいます。世間の盲目の羊たちを惑わす占い師の口からひり出される言葉のように、曖昧で温い解釈が怠惰に広がって私たちを包みます。出逢いを求めているといわれたなら否定のしようがありません。誰しもが何らかの意味で、ときに良き友を、ときに良き恋人を求めているはずなのですから。 よりよきものの正体は漠然としていて、人によって形を変えます。満たされた環境では、人はいつまでもごうつくばりで不足に喘ぎますが、乏しい環境におかれてこそ却って心が満たされることもあるでしょう。 そのよりよきものに真理とい
![真実の在処 - 備忘録の集積](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/443a9b71e24687c4a35953983cad044c768bcdcf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fk%2Fkeiseiryoku%2F20090726%2F20090726054133.jpg)