我々は蛋白質構造解析に特化したアニーリング方式の量子コンピューターを検討している. この手法では, 蛋白質の折り畳みに寄与する生物化学的な作用を数理モデルに取り入れ, 量子ビット回路に直接実装する. 共に最小エネルギー状態に帰着するという観点で, 蛋白質の折り畳みと量子アニーリングのメカニズムは親和性が高いと考えている. 疾病の原因究明に踏み込むことができるような量子コンピューターの実現を目指している.
米Alphabet傘下の英DeepMindが、遺伝子配列情報からタンパク質の立体構造を解析するAI「AlphaFold v2.0」(以下、AlphaFold2)をGitHub上で無償公開し、ネット上で注目を集めている。Twitterを利用する生物系の研究者からは「革命的な成果だ」「これからの研究の前提が変わっていく」など、AlphaFold2の予測精度に対して驚きの声が相次いだ。 なぜAlphaFold2はこれほどの驚きや賞賛をもって迎えられているのか。タンパク質構造解析の難しさをひも解く。 未知の部分が多いタンパク質の構造 タンパク質は数十種類のアミノ酸からできており、配列によってさまざまな性質に変化する。例えば筋肉、消化酵素、髪の毛はそれぞれ役割が異なるが、いずれもタンパク質で作られている。タンパク質の構造が分かれば、生体内の化学反応の理解が進む。アルツハイマー型認知症やパーキンソン病
大規模量子コンピュータ完成!まで待たなくていい。 MRIに施す量子センシング技術が医療を変える先導的学際研究機構・特任准教授(常勤)・根来 誠 アポロ計画を代表とする宇宙開発競争が、数々の先進技術を生みだしたように、量子コンピュータ開発で培われる技術もまた、様々な恩恵を人類にもたらしてくれる。 例えば、医療の現場で当たり前にあるMRIの高感度化がそうだ。 脳や血管、臓器など人体の深部を画像化するMRI(核磁気共鳴画像法)の日本での普及率は世界でもトップといわれ、多くの病院で診断に威力を発揮している。その仕組みは、体内に存在する水の分子に電磁波を当て、水素原子から返ってくる微弱な信号を解析するものだ。化学分析で活躍するNMR(核磁気共鳴法)も同じ原理だ。だが原子核が発する信号が微弱すぎて、感度が悪かった。大阪大学先導的学際研究機構 量子情報・量子生命研究センターの根来誠 特任准教授(常勤)(
SFだった“量子コンピュータ”は、もう実現している。アルゴリズムで勝負する気鋭の研究者の現在地。基礎工学研究科・教授・藤井啓祐 現代のコンピュータは多くの人の目に「万能」と映っているかもしれない。「人工知能=AI」は人間より正確で安全な車の自動運転を近い将来に実現し、将棋や囲碁、チェスなどゲームの世界では、既に人間より強いソフトが登場している。人間が一生かかっても不可能な計算も、ノートパソコンなら瞬時に終わる。しかし宇宙的スケールで考えた時、今のコンピュータがどこまで進化しても手の届かない謎は際限なく残るだろう。近未来の「超コンピュータ」として、量子コンピュータへの期待が高まっている。この分野で世界の最前線を走る研究者の一人、大阪大学大学院基礎工学研究科の藤井啓祐教授の目に映る量子コンピュータの現在地と未来について聞いた。 量子物理が登場する以前の「古典物理」の世界において、物質は「ある」
2021年から2022年にかけ、NFT(非代替性トークン)をめぐる話題が一般メディアで相次ぎ取り上げられている。2021年3月には米国人アーティストのデジタルアート作品にひもづいたNFTが競売にかけられ、約75億円(当時の為替換算)という高額で落札されて世間を驚かせた。 NFT(Non-Fungible Token)とは、ブロックチェーン上で扱われる、一意であり代替不可能なトークンを実現する技術である。 元来、Bitcoin(ビットコイン)をはじめとした従来の暗号資産トークンの実装では、 それぞれのトークンは同一のものだった。例えば、Bitcoinは1BTC(Bitcoinの通貨単位)であれば、どのトークンであっても1BTCという同一のものとみなされる。 一方NFTは、それぞれのトークンをそれぞれ別のものとして識別可能にする。 こうしたNFTの特性を活用することで、デジタルアートやゲームの
みなさん、こんにちは。ポテンシャライトの寳田(ほうた)です🙋♀️ 先日このようなnoteを書いてみました。 「いや、エンジニア採用ってやること盛り沢山すぎない?」 これまでのエンジニア採用経験で培った知見(ノウハウ)を時系列に記載した「エンジニア採用の教科書」を書き終えた所感です。 「結局どこまでやり切れば良いんでしょう?」 難題だらけのエンジニア採用ですが、各社課題も異なるため、このようなご相談いただくケースも多いです。 今回はそんなエンジニア採用を ・どんなステップで進めていくと良いのか ・どんな施策があるのか ・どこまでやり切ればよさそうか など施策についてまとめてみることにします✏️ ※あくまで本noteではポテンシャライトが日々採用のご支援をさせていただく中で感じた内容を元に書いておりますので一視点として参考程度にしていただけますと嬉しいです。 それでは、はじめます! 1.
IT駆使して人気だった「ブルースターバーガー」なぜ閉店? プロが指摘する「接客不要」の落とし穴:長浜淳之介のトレンドアンテナ(1/7 ページ) 焼肉のファストフード「焼肉ライク」で、コロナ禍を吹き飛ばす快進撃を続けるダイニングイノベーション(東京都渋谷区)。同社が低価格・高品質のハンバーガーに挑んだ「ブルースターバーガー」が7月31日に全店閉店した。 ブルースターバーガーは、2020年11月10日、東京・中目黒の山手通り沿いに誕生。オープン当時は店の前に黒山の人だかりが連日できるほどのすさまじい人気。それが半年ほどは続いただろうか。目標とした全国2000店もすぐに達成できそうな勢いを感じた。 しかし、店舗数は思ったように伸びず、今年になって次々に閉店。最後まで残っていた創業店の中目黒店も閉店してしまった。わずか2年足らずの短いブランドの命をあっけなく終えた。 ブルースターバーガーは、ITを
どういうもの? このように関数を使ってデータを取り込めます。 背景 元々は「インターネット上のWebAPIのデータをExcelに取り込みたい」と思ったのがきっかけです。 VBAマクロを使えば簡単ではありますが、マクロは使いたくないという方も多いのではないでしょうか。かくいう私も勤務先が属人化を防ぐためにマクロの使用を推奨していません。 そこで、関数を使用する方法を選択しました。 ExcelにはWEBSERVICE 関数という指定したURLの応答データを取り込む関数があります。 しかし、この関数は大変便利な関数ですが、ExcelはHTMLやJSONのパーサーを用意していません。結局取り込んだHTMLやJSONの処理にはVBAマクロが必要になります。 また、欲しいWebAPIが存在しない問題もありました。 そこで、Excelでデータを編集するのではなく、元々のWebAPIをExcel用に作れば
昨今、「ティール組織」「ホラクラシー組織」「アジャイル組織」「自己組織化」といった「自律分散型の組織」の話をちらほら耳にするようになりました。 私が所属している会社も自律分散型の組織です。2009年に創業でメンバーは50名ほど。外部からの資金調達はしておらず、売上は10数億円、営業利益は数億円規模の会社です。現在は全社で250ほどの役割が定義されており、全メンバーに権限が分散されています。 2017年から自律分散型の組織への変革を始め、かつて創業メンバーや社歴が長いメンバーに集中していた権限や責任が分散されました。そして、自律的な動きが組織の各所で見られるようになってきました。 しかし、ここに至るまでに「自律分散型の組織に対するよくある誤解」によって、組織の「秩序」が弱まり崩壊しかけました。よくある誤解と実態は以下です。 <自律分散型の組織に対するよくある誤解> 自律分散型の組織は、役職が
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