仮定があって、仮説が立って、推論があって、展開するのは論理構造上欠かせない様式なのだが、いわゆる文系の再現性なき推論のあり方として典型的な、それでいて良質な議論がネット上に存在していたのは驚きである。 曰く、以下のスレッド。 http://imihu.blog30.fc2.com/blog-entry-2696.html 馬鹿ネタである。よくあるクソスレだ。ただし、文系が未来予測するために必要な議論上の技巧はすべてこのなかに凝縮されているように思う。何より、言い出しっぺのスレ主からして 「光の速さでケツからうんこ出したらどうなるの?」 である。充分すぎるほどの迫力のある仮定。本来なら、光の速さでケツからうんこ出すために必要な諸条件から検討しなければならない。しかし、自由な発想は理系的かつ理知的な前提条件、すなわち「こういう条件を満たさなければ、そのような状況そのものが出来しない」という拘束
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