ブックマーク / www.gqjapan.jp (179)

  • ラブレターと社会──GQ JAPAN編集長・鈴木正文

    『GQ JAPAN』7・8・9月合併号(5月25日発売)の「エディターズ・レター」を、発売日に先行して公開。「私たちは、どう生きるか」特集について。 「ラブレターでした」と、リリー・フランキーさんはいった。今月号の表紙にリリーさんの署名つきで掲載された一篇の散文詩のような文章についてである。「あなたは無事でいるでしょうか?」という問いかけからはじまるそれは、「私たちは、どう生きるか」と題したこの号の特集のために僕たちが投げかけた質問に、リリーさんがファクスで寄せた直筆の回答の一部だ。愛用するペリカンの万年筆で原稿用紙に書いたというこの文章を読むと、物のラブレターを読んでいるようだ。特定のだれかに向けられたもののようでいて、「私」にも向けられているラブレターなのである。そのていねいなことばづかいとおなじくらいにていねいな筆致もふくめて、まるごとのラブレター体験を読者にしてほしいので、ファク

    ラブレターと社会──GQ JAPAN編集長・鈴木正文
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    ken-ne86 2020/05/26
  • 山本太郎──ザ・ファイター【前編】

    のバーニー・サンダーズともいわれる山太郎は俳優から政治家に転じ、このほど左派ポピュリズムの新政党「れいわ新選組」をつくった。9月の終わり、日全国を回る遊説ツアーを開始した山を追って、元『ニューヨーク・タイムズ』紙記者でジャーナリストのジョナサン・ソーブルは北海道に飛んだ。日英対訳のカバー・ストーリー前編をお届けする。 季節外れの温かさとなった北海道・旭川の明るい秋の午後、黒のライダーズジャケットに身を包んだ男がひとり、見知らぬ家のインターフォンを申しわけなさそうに鳴らしていた。失礼します、山太郎です。44歳の山は健康そのもので若々しく見え、計り知れないほどのエネルギーを蓄えている。歩くのが速い。語るときはしばしば感情がほとばしり、彼が熱心に取り組んでいる問題がテーマとなれば、なおさらだ─原子力、貧困、そして、彼の見方では惨状となっている日政治状況。 2011年に福島で核メ

    山本太郎──ザ・ファイター【前編】
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    ken-ne86 2019/12/03
  • 29歳、フェラーリを買う──Vol.21 フェラーリでコンビニはいけるのか? 駐車場問題を考える

    『GQ JAPAN』の編集者・イナガキ(29歳)が、ひょんなことから中古のフェラーリを購入した! 勢いで買ってしまったフェラーリのある生活とは? 今回は、フェラーリと駐車場について考える。 文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)

    29歳、フェラーリを買う──Vol.21 フェラーリでコンビニはいけるのか? 駐車場問題を考える
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    ken-ne86 2019/07/16
  • ウサギはラッキーの象徴!──ポール・スミス 2020年春夏コレクション

    ダスティピンクの麻混のジャケット、剣先が尖るワイドなピークドラペル、そして6つボタンのダブルブレステッド、とくれば典型的な80sスタイル。しかしポールさんは、70年代のアメリカの思い出をこのコレクションに込めたと語る。 次のルックはホワイトのビッグジャケットに、同じホワイトのスリムパンツだ。その後はシングルのロング丈ジャケットも登場。ポールさん得意のテーラードが並ぶと、なんだか楽しくなってくる。彼が言う70年代は、普通の人々のそれではなかった。当時はヒッピー風のヘアスタイルやベルボトムジーンズが一般化していたが、彼が思いだすのは当時、ニューヨークのソーホー地区で活躍していたアーティストたち。

    ウサギはラッキーの象徴!──ポール・スミス 2020年春夏コレクション
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    ken-ne86 2019/07/12
  • “世界一になったミウラ”で参加するクラシックカーラリーの世界

    “世界一になったミウラ”と一緒にクラシックカーラリーイベントに出てみないか。そんなまたとない申し出をみすみす逃すクルマ好きなど、恐らくいないことだろう。もちろん、即答でイエス! しかもそのイベントはというと、ボクが以前から大好きで何度も参加したことのある“べッキオ・バンビーノ”。岡山で毎年、春と秋の2回開催されている1泊2日のラリーイベントというから、ますます断る理由がない。 最終仕様となるP400SVは、人気のミウラシリーズのなかでも最も数が少なく、それゆえ取引相場は今や3億円をくだらないと言われる超貴重なモデル。しかもT氏所有の個体はSVとして2台目に生産されたもので、通常のSVとはちょっと違う仕様、というからレア中のレアである。 来なら博物館に飾られていてもおかしくない個体を、“クルマは乗ってナンボ”とばかりに惜しむことなく乗りまくるという現オーナーT氏のモットーがコンクールでも評

    “世界一になったミウラ”で参加するクラシックカーラリーの世界
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    ken-ne86 2019/05/14
  • 軽くて収納力抜群! 実用性で選ぶバッグ6点

    機能性にこだわるならこのジャンル。よくよく考えられた収納構造はもちろん、ギアとしての強度も別次元の高さ。1泊2日のビジネストリップに最適なブリーフケースからカジュアルなセットアップならウィークデーにも使えるバックパックまでピックアップ。 “スマート収納”をコンセプトにしたモジュールウェア・コレクションの1点。愛用のガジェットが過不足なく収まるコンパートメント構造は感動的ですらある。840デニールコーデュラバリスティックナイロン&止水テープを採用した防水仕様。リュックにもなる3WAY。 旅にも活躍するアーカイブの復刻 1980年代のアーカイブを現代のテクノロジーでブラッシュアップした1点。バリスティックナイロンにアイコンのベルティングレザーをトリミング。エクスパンダブル機能がついたダブルコンパートメント構造はショートトリップに最適だ。

    軽くて収納力抜群! 実用性で選ぶバッグ6点
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    ken-ne86 2019/05/14
  • 鈴木伸之がデートで着こなした!デニムブランドのジーンズ50選①ウエアハウス

    01. WAREHOUSE & CO. 情熱と技が詰まったジーンズ 隠しリベットや異番手による縫製のみならず、糸一まで黄金時代といわれる50年代のジーンズを丹念に再現した股上浅め&細身のノンテーパードストレート。ラグストなオフホワイトのトップスに溶け込むのも永遠性を獲得したデニムの強みだ。 男性:ジーンズ ¥21,000 〈WAREHOUSE & CO./ウエアハウス東京店〉 アノラック ¥151,000、カットソー¥52,000〈ともにOFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™/イーストランド〉 ブーツ ¥139,000〈OAMC/エドストローム オフィス〉 女性:ジャケット ¥119,000〈sacai/サカイ〉 サングラス ¥23,000〈BOSTON CLUB/ボストンクラブ〉 ピアス ¥98,000(以後、共通)〈CHARLOTTE CHESNAIS/エドストローム

    鈴木伸之がデートで着こなした!デニムブランドのジーンズ50選①ウエアハウス
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    ken-ne86 2019/05/14
  • 「シュプリーム」のカタカナが目立つ! セキンタニ・ラ・ノリヒロのグラフィックを使ったコレクションを発売

    シュプリームと日人グラフィックアーティストのセキンタニ・ラ・ノリヒロとのコラボ・コレクションが5月4日に発売される。セキンタニのグラフィックを使った全7アイテムから成り、全国6箇所の直営店と公式サイトで取り扱う。 セキンタニは1979年大阪生まれ。人の内臓やドクロなどをモチーフにした派手なコラージュで知られるアーティストだ。描き下ろしの総柄をプリントしたコーチジャケットとスケートパンツ、長袖と半袖のTシャツのほか、グラフィックを部分使いしたワークシャツ、Tシャツ、スケートボードデッキが販売される。どのアイテムにも「シュプリーム」のカタカナ・ロゴが入るのがユニークだ。

    「シュプリーム」のカタカナが目立つ! セキンタニ・ラ・ノリヒロのグラフィックを使ったコレクションを発売
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    ken-ne86 2019/05/03
  • マクラーレンが他のブランドとは異なる理由を探る

    マクラーレン570Sと720S。似て非なる2台をわずかな時間だが比較試乗する機会を得た。 現在、マクラーレンのラインナップは、日常的な使い勝手を重視しもっとも廉価な「スポーツシリーズ」、より性能を高めた中核モデルとなる「スーパーシリーズ」、そしてサーキットでの究極の速さを求めた「アルティメイトシリーズ」の大きく3つに分類される。 マクラーレンのロードカーすべてに共通するのがF1マシンなども採用するカーボンファイバー製モノコックを採用すること。スポーツシリーズといえどもその例にもれずバスタブ型をした「モノセルⅡ」というモノコックを採用している。モノコック単体の重量は約75kgで軽量かつ高剛性であることが売りだが、それに加えて570Sがすごいのは、スポーツカーとは思えない乗り心地の良さだ。不整路も見事にいなして行く。これだけ車高の低いクルマでありながら、しっかりとサスペンションが仕事をしている

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    ken-ne86 2019/04/16
  • 天才エンジニアが作り上げた高性能高級車ブランド「ベントレー」──創業100周年を記念したセンテナリーモデルが登場

    1919年というから第1次世界大戦が終結した翌年のこと。戦闘機用ロータリーエンジンで名を馳せたひとりの天才設計技師が自動車製造会社を興す。 エンジニアの名は、ウォルター・オーウェン・ベントレー。 敬意と親しみをこめイニシャルのW.O.と呼ばれるようになった彼の造る自動車は、瞬く間に英国きっての高性能高級車の代名詞となり、設立から1世紀が経とうとする今もなお、彼の名=ベントレーは世界最高峰の自動車ブランドのひとつとしてその地位を保ち続けている。 2019年7月10日が、創業100周年を記念する日だ。この日に限らずベントレーは今年、世界中で自らのセンテナリーを祝う様々なイベントを企画しているのだが、イベントにでかけずとも100年の歴史を感じる機会がベントレーファンには提供されている。センテナリー記念モデルがそれだ。 なかでも自動車歴史マニア垂涎の的といえるのが、3月のジュネーブショーにおいて披

    天才エンジニアが作り上げた高性能高級車ブランド「ベントレー」──創業100周年を記念したセンテナリーモデルが登場
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    ken-ne86 2019/04/09
  • 自動車メーカーになった男──想像力が全ての夢を叶えてくれる。第2回

    1964年、第2回日グランプリが鈴鹿サーキットで開催されたとき、富田は19歳だった。日産ワークスのスカイラインGTで走る生沢徹や、プライベートながらポルシェカレラGTS(904)を駆った式場壮吉といえば、当時の富田にとって、雑誌でしか見たことのないような雲の上の人たちだった。 自分の店を立ち上げ、ポルシェをある程度自由に乗って楽しめるようになると、益々、クルマ好きの友人が増えてきた。もとより不思議と人に好かれる男だった。ある時など雑誌の“クルマ売りたし買いたし”欄で赤い356スピードスター(前回の写真参照)を見つけてオーナーに会いに行ってみれば、「クルマ屋さんには絶対売りたくないけれど富田さんには譲ってもいいわ」、となぜか気に入られ(女性だった。もてたのだ)、富田は富田で「昔から憧れのクルマだったんです」、と引き取り、律儀にも、そしてクルマ屋らしくないことに、なんと9年間もその赤いスピー

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    ken-ne86 2019/04/02
  • 美輪明宏、差別とのたたかい、そして 男らしさについて語る

    春にはエディット・ピアフのドラマティックな生涯を描いた舞台、2018美輪明宏版「愛の讃歌~エディット・ピアフ物語~」を、秋には名曲を「愛」をテーマとしたトークとともに楽しむ「美輪明宏の世界 ~愛の大売り出し2018~」を成功させた美輪明宏。私たちは「ライフタイム・アチーブメント」賞を献呈する。 聞き手・鈴木正文(GQ) 構成&文・今尾直樹 Photos: Maciej Kucia @ AVGVST 名誉都民になった 自民党の杉田水脈・衆議院議員による「LGBTには生産性がない」という『新潮45』への寄稿が発端となり、同議員のトンデモ主張が物議を醸したことは記憶に新しい。杉田自身は党内から賞賛され、『新潮45』が休刊に追い込まれた2018年は、美輪明宏に東京都から名誉都民の称号が贈られた年でもあった。顕彰の理由は、「戦後の日に『ジェンダー』を超えた生き方を示すとともに、長きにわたり舞台・映

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    ken-ne86 2018/12/27
  • アウトプットよりもより多くインプットする豊かな人生を──野村訓市(クリエーター)

    どんな場所でも誰と会っていても変わらないスタンスでいることはとても難しいけど、それが出来ている彼を見ていると、国籍とか人種とかを感じさせないでいられるためにはいかに自分自身でいられるかということと深くつながっているんだとつくづく思う。そんな彼だから今回のプロフィールもどういう肩書きにしたらいいか先に相談してしまった。 「自分が『スプートニク』というをつくるために世界中インタビューにまわっていた頃から肩書き商売みたいなものは嫌だと思っていたんだ。電話口で肩書きを言ったとたんジャッジされるなんておかしいと思う。だから俺も相手の肩書きは信じない。まあでも、信吾ちゃんとは取材での接点が多いから『物書き』ということにしてもらえればいいよ」 僕が訓市くんに最初に会ったのは、彼が『スプートニク』という世界中の彼の気になる人にインタビューをしたを出したばかりのときだった。 すべてのアポイントは自分でと

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    ken-ne86 2018/10/23
  • 大坂なおみのナチュラルな美しさをどう表現したか!【取材秘話・前編】 まさか、まさかの展開に翻弄されました

    大坂なおみのナチュラルな美しさをどう表現したか!【取材秘話・前編】 まさか、まさかの展開に翻弄されました 10月25日発売の『GQ JAPAN』12月号の表紙は、プロテニスプレイヤーの大坂なおみが登場!取材秘話の前編は、今回の撮影が実現するまでのすったもんだとてんやわんやを振り返る。 文・神谷晃(GQ)

    大坂なおみのナチュラルな美しさをどう表現したか!【取材秘話・前編】 まさか、まさかの展開に翻弄されました
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    ken-ne86 2018/10/19
  • このGT-R、かなりカッコいいと思いませんか──日産 GT-R50 by イタルデザイン

    「何の制約もなくGT-Rをつくったらどうなるだろう、とこれまで何度考えたことでしょう。今、それを実現できるのです」 そう談話を発表したのは、日産のグローバルデザインを担当する専務執行役員のアルフォンソ・アルバイサ氏だ。キューバンアメリカンであるアルバイサ氏は、日産デザインの生え抜きで、各地のデザイン部でキャリアを積み、2017年からかつての中村史郎氏のポジションを継承している。

    このGT-R、かなりカッコいいと思いませんか──日産 GT-R50 by イタルデザイン
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    ken-ne86 2018/07/06
  • ”岸田チルドレン”が牽引するNEOフレンチ

    写真左より)「Abysse」目黒浩太郎シェフ、「L’ALGORITHME」深谷博輝シェフ、「Quintessence」 岸田周三シェフ、「Florilège」川手寛康シェフ、「OGASAWARA RESTAURANT」小笠原圭介シェフ、「L’orgueil」加瀬史也シェフ、「Crony」春田理宏シェフ フランス料理がこの数年、クラシックに、あるいはイノヴェイティヴに、と多岐にわたる進化を続けている。とりわけ、去年から今年にかけては実力店のオープンが相次いだ。フレンチの枠に捉われぬ自由な発想が注目を浴びた牛込神楽坂の「ボルト」や浅草観音裏の「ペタンク」など、アラカルト中心の実力派居酒屋フレンチもあれば、古典的ジビエ料理を得意とする青山の「ラチュレ」のような正統派もある。さらには、クラシックをベースにモダン・ガストロノミーのテイストを加味した神田の「ヤオユー」や、ニューノルディック的モダンフレ

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    ken-ne86 2018/07/06
  • 伊藤詩織さんにインタビュー──たたかいはつづく【後編】

    「#MeToo」運動が世界的なひろがりを見せるなか、この国でも徐々にではあるが確実に、さまざまな種類の性暴力にたいする告発の動きが活発になっている。ここに登場する伊藤詩織さんは、堂々と顔と実名を出して、去る大物男性ジャーナリストの、かの女にたいする性暴力を告発した。この「事件」をめぐっては、いったんは逮捕状が発令されたもののそれは執行されず、刑事事件としては不起訴が確定している。しかし、詩織さんは、「意識を失っているあいだに望まない性行為をされた」ことによってこうむった肉体的・精神的な苦痛にたいして慰謝料を支払うように要求、民事裁判をたたかいつつ、「#MeToo運動」も展開している。ロンドンを拠点にジャーナリスト活動をするかの女が4月に来日した機にインタビュー取材した誌編集長が、「事件」のあらましをあらためて跡付けるとともに、詩織さんの現況を訊いた。 文・鈴木正文(GQ) Photos:

    伊藤詩織さんにインタビュー──たたかいはつづく【後編】
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    ken-ne86 2018/07/04
  • 伊藤詩織さんにインタビュー──たたかいはつづく【前編】//文・鈴木正文(GQ)

    「#MeToo」運動が世界的なひろがりを見せるなか、この国でも徐々にではあるが確実に、さまざまな種類の性暴力にたいする告発の動きが活発になっている。ここに登場する伊藤詩織さんは、堂々と顔と実名を出して、去る大物男性ジャーナリストの、かの女にたいする性暴力を告発した。この「事件」をめぐっては、いったんは逮捕状が発令されたもののそれは執行されず、刑事事件としては不起訴が確定している。しかし、詩織さんは、「意識を失っているあいだに望まない性行為をされた」ことによってこうむった肉体的・精神的な苦痛にたいして慰謝料を支払うように要求、民事裁判をたたかいつつ、「#MeToo運動」も展開している。ロンドンを拠点にジャーナリスト活動をするかの女が4月に来日した機にインタビュー取材した誌編集長が、「事件」のあらましをあらためて跡付けるとともに、詩織さんの現況を訊いた。 文・鈴木正文(GQ) Photos:

    伊藤詩織さんにインタビュー──たたかいはつづく【前編】//文・鈴木正文(GQ)
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    ken-ne86 2018/07/04
  • カリフォルニア州知事が地球を救う!? ジェリー・ブラウンというレガシー

    その日、ブラウンはサンフランシスコにあるカリフォルニア州政府の建物で、ドイツの環境相バーバラ・ヘンドリクスと一緒に記者会見に臨んでいた。ドイツとカリフォルニア州は「2度未満連合」の下、気候変動対策に一致して取り組むとの声明を発したばかりだった。2100年までの気温上昇を、産業革命前の時期に比べて2度未満に抑えることを目指す同連合には、35の国から175の都市や州、自治体が参加し、パリ協定が今後どうなろうとも二酸化炭素の排出削減にそれぞれが取り組むと決意している。参加自治体には、地球の総人口約70億人のうち、合計で12億人以上が暮らしている。 会見は滞りなく進んでいたが、そのとき誰かがレガシーを口にした。「私にレガシーなどない」。ブラウンはその女性記者に向き直って言った。「レガシーとは何かね? メディアを気にするタイプの諸君にとっては、遺産づくりが最優先の課題なのだろうが、私の優先課題は別に

    カリフォルニア州知事が地球を救う!? ジェリー・ブラウンというレガシー
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    ken-ne86 2018/03/18