米ゼネラル・モーターズ(GM)傘下のクルーズオートメーション(Cruise Automation)は、自動運転の実用化に向けて米国の都市部で厳格なテストを重ねていくと宣言した。 10月3日、クルーズCEOのKyle Vogt はカンファレンスの場で、サンフランシスコ市内での自動運転車の走行テストが、いかに過酷なものであるかを明かした。路肩には二列駐車された車も多く、救急車等の緊急車両に遭遇することも度々だ。 「自動運転の実用化に向けてリアルな道路環境でテストを行うことは非常に重要だ。コンピュータに車を運転させる場合、刻々と変化する周囲の状況を正確に認識させなければならない」 Vogtは自身のブログの記事で、混雑したサンフランシスコ市内ではフェニックスの郊外と比べ、道路工事に遭遇する率が19倍も高いと述べている。狭い道路で対向車とすれ違う確率は24倍、緊急車両に遭遇する確率は47倍に及ぶとい