恋人と別れて30年が過ぎ、その元恋人の娘と出逢う夜 古い友人であるShellyからメッセージが届いた。「私の娘のAdrienneが日本に行くのだけれど、時間取って彼女と会ってくれるかしら?」 Shellyはアメリカ在住の白人女性だ。Shellyと俺との関わり合いは、過去に書いた。こちらを参照のこと。25歳に戻れた夜~ブライアン・…
「大切なものは目に見えない」というのはよく聞く言葉ですが、なんだか分かったような分からぬような言葉です。今日は、人間の脳の機能から切り込むことで、どうして大切なものが目に見えないのかについて考えます。 では、「見えないもの」が、しばしば、「高級なもの」であるのは、どうしてか。抽象的な概念は、すべて「目に見えない」。それは、そうした概念が、耳に聞こえず、鼻に臭わず、手に触れないことと、同じことである。なにもそこで、目だけを特別扱いすることはない。そうした概念は、脳の中では、目や耳や鼻といった、もろもろの感覚器に直接関与する部分ではなく、連合野と呼ばれる、それ以外の部分に位置するからこそ、われわれはそれを、「目に見えない」というのである。もちろん、それなら、「聞こえない」し、「臭わない」し、「触らない」と言ってもいい。なぜ、そう言わないか。 そこでは、人の特質が関係するであろう。それは、目がき
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
人間、とりわけ子どもにとって、退屈が苦痛に感じる理由をぼんやり考える。 退屈は本来、生物にとってそう悪いことではない筈だ。特に安全で食物も保証されている時、退屈な状況なら寝ればいい。エネルギー消耗を最小化することが出来るので、これは生物としても一見悪くない選択のような気がする。だとすれば、退屈になったら苦痛を感じずに速やかに眠る子どもがもっと沢山いても良い筈なのに、子ども達はお昼寝もしようとせずに退屈だ退屈だと喚き散らす。若い男性も同様で、退屈には強い苦痛が伴う。何故、退屈は苦痛なのだろうか? 答えは何となく分かっているような気はする。修練とか、餌取りとか、安全確保とか、社会的地位の獲得だとか、そういった狩猟採集社会の頃に要請された諸々が、今も引き継がれているって事なんだろうし、事実退屈な状況に苦痛を感じない遺伝子を持った個体は淘汰されやすかったんじゃないか、とは思う。だけど、本当に「それ
脊髄反射が続いている。思いついたことをろくに推敲もせず、ひたすら垂れ流す姿勢。ここ数日、「じっくり考えて丹念込めて」というよりも、脳に沸いた虫をそのまま陳列する日々が続いている。脱抑制のまま、本能のまま、酔っぱらいのように垂れ流されるテキストは、一年後の自分の眉をしかめさせるに十分なものだろう。いい歳したおっさんが、何をやっているのだろうか? 「全ては脊髄の為に、全ては原始的な脳の為に、扁桃体の為に」 ああ、吐かれたテキストが正当で丁寧なテキストなのか、それとも垂れ流しテキストは、あくまで二番目以降の問題だったね。どちらにせよ、自分の利得を追いかけたテキストには違いない筈なんだから、排泄が気持ちいい時にはどんどん垂れ流そう。「あなたのはてなダイアリーは良いブログですね」とかいったわけのわからない評判を頂くよりも、垂れ流す快感のほうが高いなら後先を考えずに垂れ流す。後でほえ面かく可能性はある
執着にまみれた、はてな娑婆世界へようこそ! はてな界隈に住まう者の精神世界は、儚く移ろいやすい泡のようなもので、一所に留まることがありません。あなたや私が住んでいるこの狭い界隈は、アフェリエイトや名声、自意識、優越感への執着や怨念に充ち満ちており、そうした有象無象によって刻一刻と姿を異にしていきます。 今日は、はてな亡者達が抜け出ることなく輪廻を繰り返す、このはてな娑婆世界の人々の有様について、「六道輪廻」のパロディ風に描写を試みてみます。はてな市民は誰しも、「天・人・修羅・畜生・餓鬼・地獄」という六つの狭間を飽きることなく行ったり来たりし続けるのでしょう。 【はてな天道】 最も高い位置にあるとされ、苦しみの無い世界と言われている天界。だが、この境地に達する者はそう多くは無い。また、天道に安らうとて、蓮華の葉の下は汚泥の世界である事を忘れてはならない。この天道に暮らしていたのに、油断したエ
安倍晋三政権がほぼ確実という流れになってきた。私は安倍晋三は評価しない。父っつあんの晋太郎みたいにきちんと外交の仕事とかしてきたわけでもないのにというのが理由。つまり評価しようがないというのがより正確。経歴を見るにあまり頭もよさそうでもないが、それを言うなら森喜朗とか鈴木善幸とか指三本とかなので特に言うまい。この間の官房長官としての仕事はというとそう悪くもなかった。経済面での発言などを聞くに、ブレーンの説明を理解しているようではある。うまく人を使える人なのかもしれないが、そのあたりは蓋を開けてみないとわからないところはある。 個人的に気になるのは、祖父岸の亡霊が出てくるってことはないのかというあたりだ。先日安倍晋三が統一教会に祝電したと左翼っぽい感じの人たちが一部騒いでいたが、率直に言って君たちそんなことも知らないでこれがネタだと思っているのとか驚いた。昭和の歴史が忘れられて久しい光景なの
身体の不自由な人やお年寄りにも使いやすいユニバーサルデザインのトイレやキッチン製品を開発、販売するTOTO(東陶機器株式会社)のショールームで、車椅子の転倒事故が起きていたことが被害者の訴えで分かった。 転倒事故が起きたのは去る5月13日。大阪市中央区にあるTOTO大阪ショールームを訪れた車椅子使用の栂(とが)紀久代さん(54)が、入り口に段差があったため介助を依頼したところ、ショールームのスタッフ数人が可動式のスロープ(鉄板)を敷き、栂さんを上げようとした瞬間、車椅子の前輪が浮き上がって、栂さんは車椅子ごと後方に転倒した。 入り口の段差は2段あり、階段全体は半円形。階段の中央に手すりがあるため、スロープを斜めに設置して、車椅子は横から回り込んでスロープを上がる形になる。栂さんは前回同ショールームを訪れた際にその構造の危険性をTOTOに指摘し、介助が必要な場合は必ず介助者の一人が車椅子の後
Web2.0という言葉は大変に便利な言葉である。専門記者が独占していた言論や報道を、「全ての人」に開放し、相互に流通させさえすれば、Web2.0的であるということになり、何か特別な価値があるように見える。このように「特権」を一般に開放してしまうと、質はともかく、世に記事を書きたい人は ごまんといるから、表面上は活気が溢れ、あたかも何か新しい価値が実現化されている過程のように見える。社会をより活性化し、我々自身をも、よりよい方向に変えていってくれるようにも思える。だが、本当にそうなのだろうか。 かつてライブドアの堀江貴文氏は、ライブドアニュースの創設に当たって、こんなことを言っていた。 ライブドアは、「市民記者」を募集し、自らのサイトのニュースに自前の記事を載せ始めている。 その規模を拡大し、既存メディアの情報も取り込みつつ、ニュースサイトを充実させていくつもりだという。 そして、新聞を発行
Newsweek国際版「Japan Too, YouTube?」の補足 公開日時: 2006/08/30 16:42 著者: 渡辺聡 タイトルの通り、珍しく国際版のNewsweekに取材頂いた。YouTubeが日本市場でどのように受け入れられてるかというテーマ的にも面白い切り口なので、簡単に補足してみたい。 記事自体は諸氏のインタビューを取りまとめた形となっている。二箇所でコメントを引いて頂いているが片方を引用すると、 "It's just baffling," says Internet consultant Satoshi Watanabe. "There's this whole collection of Japanese television shows on the Web, convenient to watch but not supposed to be th
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もう一個はてブネタ。以前は、はてブをdel.icio.usのバックアップや、そのブログの人気度合いを調べるとかそういう本来的ではない使い方しかしなかったんだけどさ、いざ自分ではてブ使うようにすると、あらゆるサイトのあらゆるコンテンツに対して誰かしらブックマークしているのよね。 で、そういう状態で、最初にブックマークするのが俺だったとき、躊躇するのっておれだけなんだろうか。 ああ、もしかして、このエントリを面白いと思ったのはおれだけなのか? こんな記事をブックマークすると、アルファな人たちに馬鹿にされる?*1 このまま1userで放置されちゃうと、なんだかブログ主に悪いかも? とかどーでもいいことを考えてしまう。 del.icio.usはそもそも日本人で使用している人が少ないから、何にも思わなかったけど。 はてブでは以前に紹介したことのある、はてなブックマークの人気エントリを表示するブックマ
米Googleは8月30日、書籍検索サービスのGoogle Book Searchで著作権切れの古典作品をダウンロード公開した。パブリックドメインに置かれている有名な古典から隠れた名作まで、PDF形式でダウンロードして読むことができる。 作品の公開に協力したのはカリフォルニア大学、ハーバード大学、ミシガン大学、ニューヨーク市立図書館、オックスフォード大学、スタンフォード大学。イソップ寓話、「ハムレット」、「神曲 地獄編」といった作品がPDFで公開されている。 ダウンロード可能な著作権切れ作品は、books.google.comで「Full view books」のラジオボタンをチェックして検索する。Googleは著作権が保持され公開を認めていない作品の全文提供は行わないと言明している。 Googleはこれを手始めに全世界で書籍のデジタル化を進めていくと述べている。 関連記事 「この本はあの
2006年08月31日08:36 知らないうちにケータイで撮った写真がネットに流れているという話 カテゴリインターネット kinkiboy Comment(3)Trackback(3) 撮った本人が知らないうちに写真がインターネットに流れていたといっても、ウィルスに侵されたからという話ではありません。 まずは、これら写真をご覧ください。車、ペットの犬、女性など、どう見ても普通のスナップ写真なのに、タイトルを見るとギョっとします。なんと「私のケータイを盗んだ家族の写真」」(pictures of the family of the person who stole my cell phone)となっているのです。 確かに、このFlickrサイトで、盗まれたケータイのオーナーであるBenvolutさんのこれまでの写真を見ると、雰囲気がかなり違う写真だという印象を受けます。人種も違います。 きっ
絶叫機械+絶望中止(8/31)「小さなウソほど難しい」 http://d.hatena.ne.jp/screammachine/20060831#p1 とても考えさせられるエントリ。 戦場で「誰か(例えばそれは母親とか恋人とか「日本人」とか)のために死ぬ」という物語は非常に美しいのだけれど、実際はそういうのって、「死ななければならない」「死ぬしかない」という状況に置かれている人間が、「○○のために」という「付加価値」みたいなものを後付けして自分を納得させているだけなのかもしれません。もちろん個人差はかなりあるのだろうけど。でも、「誰のためでもなく、ましてや、自分のためにでもなく死んでしまう」っていうのは、やっぱりあまりにも悲しすぎる。 そして、これを読んで僕はちょっと思い悩んでいるのです。 僕は、何のために仕事をしているのだろう?と。 患者さんのため? お金のため? 自分の存在証明のため?
昨今作られる日本の戦争を題材にした舞台ってのは、だいたい誰かのために死ぬということが描かれていて、でもそれは嫁さんとか好きな女の子とか母さん父さんありがとうとかになっていて、観るたびにそれはお前欺瞞ではないのか、と思う。これは全然高尚なレベルの話ではなくて、もっとどうしようもない、たとえば昔見た舞台で、彼女や嫁さんや家族もおらん兵隊が、炊き出しのおばさんのために死ぬぞおれは、といって特攻している話があって、クソが、とりあえずそのばばあと一発やってから言え、とか、そういう話だ。 もちろんやるとかやらないとかが重要なのではない。誰かのために死のうにも、相手も何もない連中が大半で、死ぬべき理由もないのに殺されるにはキツすぎるから、天皇がその役目を負ったんではないか。それをお前、炊き出しのおばさんで代替するのはちょっとズルくないか。というわけである。いやしかし、結局やっぱりどう考えたって「何かのた
録画消化、一本残して終わった……、つ、疲れた……。昨日と今日で、30分×31を見たことに。ところで、なんか千葉繁でえらい数来ているんだけど、何かあったの? SDガンダム Gジェネレーション・ポータブル - PSP 出版社/メーカー: バンダイ発売日: 2006/08/03メディア: Video Game クリック: 64回この商品を含むブログ (81件) を見るやばい、ずっぽりはまってしまう。 今は、戦艦キャリー・ベースに、ガンダムF91、νガンダムHWS、ザクⅢ改、ザクⅢ改、V2アサルトバスター、ストライクルージュ、サイコミュ高機動試験用ザク、ブルー・デスティニー2号機という部隊編成。予備ユニットとして、ペーネロペー、マスターガンダム(風雲再起騎乗)、ゴッドガンダム、クィン・マンサなど。 とにもかくにも資金がない。今F91を作ったらからっけつに。V2アサルトとマスターガンダムで偶然デステ
私はかなりの本好きである。昔からジャンルを問わず本を読むことは異常に好きだが、本屋好きの方が年季が入っているかもしれない。 待ち合わせとかで突発的に空き時間ができると、まず本屋で時間をつぶすことを考える。住む所や勤務先を変えた時は、まず、テリトリーを確認する野生動物のように、近辺の本屋を点検する。だから、通勤経路にある本屋は、だいたいどのあたりに何のジャンルの棚があるかまで把握している。そういえば、田舎から東京に出てきた時には、何より東京の本屋が無闇にでかいことに肝をつぶしたものだった。 これを何十年も続けていると、本を買いたい時に、だいたいどこにあるか見当がつくようになる。趣味仕事共にいろいろとマイナーなジャンルにお世話になっているので、マイナーさ加減によって、「あ、これは最寄り駅のあそこにある」「これは会社の帰りにちょっと回り道してあそこに寄る必要があるな」「これは都心まで行かないとだ
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