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ブックマーク / politas.jp (21)

  • 「選択的夫婦別姓」がやっと国政選挙の争点となった日本(深澤真紀)|ポリタス 参院選2019――私たちの理由

    2019年6月30日「ニコニコ動画」で行われた党首討論で、立憲民主党の枝野幸男代表が選択的夫婦別姓制度の必要性を安倍晋三首相に質問すると「夫婦別姓の問題ではなく、しっかりと経済を活性化させる」「(夫婦別姓は)経済成長と関わりがない」と答え、メディアやネット上で批判の声があがった。 7月3日には日記者クラブ主催の党首討論で、挙手を求められた質問の中で「選択的夫婦別姓を認める」について、安倍首相のみ挙手をしなかった(公明党の山口那津男代表は挙手をした。同性婚については、安倍首相と山口代表が挙手をしなかった)。 安倍首相は、挙手をさせることについて「印象操作だ」と抗議したが、それほど数日前の「夫婦別姓は経済成長と関わりがない」という発言への反発が大きかったとも言える。 Photo by Bundesministerium für Europa, Integration und Äußeres

    「選択的夫婦別姓」がやっと国政選挙の争点となった日本(深澤真紀)|ポリタス 参院選2019――私たちの理由
  • 日本の「選択」はどうして「困難」なのか?(冷泉彰彦)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか

    選挙のたびに、日の「議会制民主主義」には「選択が難しい構造」があると思います。それは、外交・軍事政策の対立軸が、経済・財政政策の対立軸よりも前面に出てしまうという問題です。 特に今回の参院選では、民進、共産、社民、生活の4野党が部分的な選挙協力をしていることで、この問題が「見える形」になっています。ですが、これは今に始まったことではありません。 もちろん、外交・軍事という問題は重要です。ですが、前世紀の状況とは違って、個々の有権者にとって経済・財政政策の重要性は非常に高まっているわけです。 Photo by kevincure (CC BY 2.0) 現在の雇用に満足している人は少ないですし、引退世代は年金の先行きに不安を持ち、子育て世代は眼前の保育や教育費の問題だけでなく自分たちの子どもが大人になった時の日の産業や財政を心配する、その切迫感は大きなものがあります。 慢性的な「デフレ構

    日本の「選択」はどうして「困難」なのか?(冷泉彰彦)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか
  • 「誰も政治を教えてくれなかった」人たちへ(出口治明)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか

    この記事はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンスの下に提供されています。 このテキストの印刷用PDFはこちらからダウンロードできます。 自分のアタマで考えよう 最近の日お金がある人とない人の格差が大きくなり、若者や子どもの貧困が問題になっています。現在貧困に近い生活を送っている人は、どうやってそこから抜け出せばいいのでしょうか。 私が代表を務めるライフネット生命には、高校を中退して働いていたものの、通信制の高校に通い単位を取得、その後、一念発起して大学試験を受けて大学に入り、入社した社員がいます。 しかし、身も蓋もない言い方ですが「受けた教育のレベルが低いと、いい仕事につける確率はぐんと低くなる」というデータがあるのも事実(労働政策研究・研究機構「ユースフル労働統計2015」)。中卒と大卒とでは、生涯賃金に1億円近い差があるのです。 この国には小学校にも行けていない子ど

    「誰も政治を教えてくれなかった」人たちへ(出口治明)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか
  • 死者と生きる未来(高橋源一郎)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ

    これから書く文章の中には、読者のみなさんにとって、不愉快に感じられる箇所があるかもしれない。そのことをお許し願いたい。 わたしは大学を卒業していない。入学したが、わけあって大学を離れた。親や友人との交際も絶って、肉体労働をしながら、小さな小さな世界で生きた20代だった。 20代の終わり頃、腰を痛め、肉体労働もできなくなった。子とも別れ、養育費を送る身だったのに、金を稼ぐ術を失った。おまけに、ひどいギャンブル依存症になっていた。つてをたどり、やれる仕事は、他人にはいえないようなものでもやった。その一つが「女衒(ぜげん)」だった。簡単にいうなら、売春の斡旋である。 インターネットなどなかったから、三流夕刊紙に、内容をほのめかした広告を出す。男たちが電話をかけてきて、その男たちに女の子を紹介する。そんな、ヤクザがやっている商売の一番下っぱの仕事をした。わたしは、もっぱら新大久保のラブホテルに女

    死者と生きる未来(高橋源一郎)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ
  • 「涙をこらえて歌うだけ」では真の平和は守れない(茂木誠)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ

    私が子どもの頃、NHKの夜7時のニュースのトップ項目は、いつもベトナム戦争でした。大学生のお兄さん、お姉さんたちがいつもデモをしていて、巷(ちまた)ではこういう歌が流行(はや)っていました。 戦争を知らない子供たち(作詞:北山修 歌:ジローズ) 2番ではこう続きます。 若すぎるからと 許されないなら 髪の毛が長いと 許されないなら 今の私に 残っているのは 涙をこらえて 歌うことだけさ (「戦争を知らない子供たち」作詞:北山修 歌:ジローズ ) ベトナムに爆弾の雨を降らせているアメリカという悪い国に対して「戦争をやめて!」と訴える歌です。デモをしていたお兄さんたちも、同じ気持ちだったのでしょう。反戦平和。なんと美しい言葉! でも今はこう思います。 戦争は一つの国だけでするものではありません。必ず相手がいるのです。ベトナム戦争は、アメリカ+南ベトナム政府軍と、北ベトナム+南ベトナム国内のゲリ

    「涙をこらえて歌うだけ」では真の平和は守れない(茂木誠)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2015/08/15
    「エデンの檻」の迷台詞で罵倒したくなったのはさておき、まあ結果論でなら何とでもいえるという話。ともかく戦争をはじめとした軍事行動の有用性を語る人は個人としての話をしないということが収穫といえば収穫か。
  • 【総選挙2014】世代別選挙区導入の論議を(鈴木寛)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    © iStock.com アベノミクスの是非が問われた今回の総選挙ですが、政権交代の見通しが皆無で、共産党などの一部を除いては将来の増税自体は否定しているわけでもないという「争点なき選挙」になっています。当然、有権者の関心は高まらず、毎日新聞の世論調査(8日報道)では、投票に「必ず行く」と答えた人は65%と、前回(69%)を下回りました。政治に対する失望感、シラけた空気が漂う中、投票率低下の観測が強まりそうです。 各種の世論調査では、年金や医療、介護、子育てといった社会保障に有権者の一番関心があります。一方で、自民党は「景気回復、この道しかない」とアベノミクスの成果を前面に押し出し、逆に民主党は「今こそ、流れを変える時」、維新の党は「身を切る改革」と批判に終始しているように見えます。結局、国民からみて政策ニーズに合致した論戦となっていません。 社会保障の中で何を切って、何を残すか そうなる

    【総選挙2014】世代別選挙区導入の論議を(鈴木寛)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
  • 【総選挙2014】しがらみが消えた社会で人は投票しなくなる(松沢呉一)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    <imgsrc="http://politas.jp/assets/images/article/2014/1214/matsuzawa_1.jpg" alt=""> Photo by Don McCullough(CC BY 2.0) 私の書くことを読んでも、今回の投票にはなんの参考にもならないことを最初にお断りしておきます。しかし、このまま投票に行かないでいると、大変な損をする時代が来ることだけはご理解いただけようかと思います。 「周りに自民党支持者なんていない。いったいどこに存在しているのか」と言う人がよくいて、そこから「不正選挙が行われている」などと言い出す人も出てくるのが常ですけど、選挙運動の手伝いをすると、そういう人たちの存在を意識することになります。どこの誰かはわからなくても、輪郭くらいは見えてくる。 自民党に限らず、なんらかの団体を支持母体にしている候補者はその票数を的確に

    【総選挙2014】しがらみが消えた社会で人は投票しなくなる(松沢呉一)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
  • 【総選挙2014】「良識ある不良市民」は議会政治の枠外で「横議・横行・横結」せよ!(外山恒一)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    <imgsrc="http://politas.jp/assets/images/article/2014/1214/toyama_01.jpg" alt=""> Photo by Tony Hisgett(CC BY 2.0) 目下最大の問題は「ラディカリズムの不在」である 「3.11」以来、あるいは「9.11」以来、さまざまの社会運動が盛り上がっている、かに見える。熱に浮かされたように能天気なお喋りを始めるリベラル文化人も後を絶たないが、私の目には現在は「停滞期」であるとしか映らず、ただ自他の士気を維持するためにさまざまの「賑やかし」をたまに試みつつ、状況を冷ややかに見つめている。 運動がどれほど量的に規模拡大しようとも少しも気分が晴れないのは、そこにラディカリズムが一貫して不在だからである。 議会政治なんぞには1ミリも期待せず、議会外での実力闘争にのみ可能性を見出すラディカリストの群

    【総選挙2014】「良識ある不良市民」は議会政治の枠外で「横議・横行・横結」せよ!(外山恒一)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2014/12/16
    選挙当日に外山氏の意見を掲載するというのがポリタスのアリバイづくりというか俺視線での良心的行動として受け取れる。ともかく決断の忌避を行う層には相変わらず届かない物言いではある。
  • 【総選挙2014】盛り上がらない選挙の裏で考えていること(室井尚)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    選挙に行って何の意味があるの? 毎回の選挙の度に思うのが、小選挙区制になって以降、ぼくの選んだ候補者が当選したことは一度もないという事実だ。いつも落選する候補者にしか票を入れていない。ということは、自分の投じた一票は常に無駄だったということになり、自分がこの国では少数派であることを毎回思い知らされることになる。 中選挙区制で複数の当選者が出ていた時代には、それでもある程度投票行為にも意味があるように感じられたのだが、一人しか当選者の出ない小選挙区制の下では、自分の投票に何かの意味があるとは少しも思えない。投票に行くたびに苦い思いを噛み締めているのはそのためである。 その上「民主主義=多数決」だと当然のように口にする政治家たちが多数現れてからは、多数派がスピーディに事を決めるのが民主主義だという風潮が強まり「少数派は黙っていろ」とか「気に入らないのならこの国を出て行け」というようなことを憚り

    【総選挙2014】盛り上がらない選挙の裏で考えていること(室井尚)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
  • 【総選挙2014】今年の紅白、小林幸子と美川憲一の衣装対決どうなるんでしょうか(古市憲寿)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    Photo by Jesslee Cuizon(CC BY 2.0) 津田さん、ポリタス大盛況ですね。おめでとうございます。なにこれ、大喜利じゃないですか。選挙をテーマにして、色んな人が面白いことや、意味あることを言おうとしている。読むだけで選挙行った気分になりますね! 僕は白竹田と黒竹田の対談が好きです。紅白楽しみですよね。今年は小林幸子と美川憲一の衣装対決どうなるんでしょうか。 政治のことを書くって気乗りしないんです。だって、何を言っても誰かからは叩かれるから。まあ、「敵」と「味方」を区別して何らかの政策を実現させようとするのが政治だって定義もあるくらいだから仕方ないんですけど。 それにしても、消費増税をちょっと肯定しただけで「経済学者以外が経済のことを語るな」みたいな反応はひどいと思いますけどね。別に、経済だけが消費増税を決めるための論点ではあり得ないし。あと「原発」も同じような感じ

    【総選挙2014】今年の紅白、小林幸子と美川憲一の衣装対決どうなるんでしょうか(古市憲寿)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
  • 【総選挙2014】どうしても投票することができませんでした(岸田繁)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    Photo by ajari(CC BY 2.0) 今回の選挙ですが、長期出張中及びあらかじめ選挙公示前から決まっていた私用を外すことが出来ず、どうしても投票することができませんでした。ちなみに、不在者投票なり何なり方法を模索してみたのですが、いろいろあってうまくいきませんでした。なので、この原稿の依頼は来断るべきだったのですが、受けた時点では投票の可能性を探りながら日々の業務に追われておりました。非国民と罵られること覚悟の上で、駄文ですが寄稿させていただきます。恐らく寄稿されている方々で投票していないのは私だけでしょうから、今回棄権なさった方達にでも読んでいただけると幸いです。 もしも私が、この選挙に参加することができたとしても、支持政党は無く、比例は白票のつもりでした。もともと政党政治そのものと、選挙のシステムなどに大きな疑問を抱いております。 とにかく投票しろ、若い奴が投票すると日

    【総選挙2014】どうしても投票することができませんでした(岸田繁)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2014/12/15
    前回の総選挙は長期出張先の役場内にある選挙管理委員会の事務所で投票をしたのをこれを読んで不意に思い出した。
  • 【総選挙2014】白熱しない選挙教室(瀧本哲史)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    哲史 (京都大学産官学連携部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授/エンジェル投資家) 2014年12月13日 Photo by 陳 ポーハン(CC BY 2.0) 金曜日の午後は京都大学で授業をやっている。後期は「意思決定論」というタイトルで、様々な素材を用いて、正義論、法的な問題解決思考、財務的な意思決定、ゲーム理論、統計などありとあらゆる学問の思考様式を提示して、一つの問題について様々なアプローチが可能であることと、その相対性について考えさせる。今週の授業は、週末に衆議院選挙を控えていることもあって、選挙を素材にすることにした。といっても、今回の選挙に関わる特定の政党や政策の是非については一切扱わない。公職選挙法上の問題もあるし、学生の多くは有権者ではないし、そもそも、今回の選挙に私はほとんど関心がないからだ。 いつもの通り、私の授業は質問からスタートする。

    【総選挙2014】白熱しない選挙教室(瀧本哲史)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
  • 【総選挙2014】政治ほど面白い「人間ドラマ」はない!(春香クリスティーン)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    撮影:初沢亜利 今回の選挙では100カ所、街頭演説を観に行こう! と張り切ってスタートした。 この時期になると、駅のアナウンスの声もパチンコ屋のビラ配りも、何もかも街頭演説に聞こえて、心を躍らせてしまう私。 そんな私の力強い味方が、各党の公式ホームページだ。ネット選挙解禁後はじめての衆議院選挙ということで、各党の公式HPには街頭のスケジュールがびっしり、更新も早い。私にとってなくてはならない、とてもありがたいツールだ。 まず最初に、気になる選挙区、見たい演説を調べてスケジュールを組む。最高にワクワクするし、私にとってはまるでお祭り気分。でも、ふとした瞬間、たとえば一電車を乗り逃し、次の街頭演説に間に合わなくなってしまって悔しい! とイライラしている時なんかに、思う。 「私、一体なんのためにこんなことやってるんだろう」 私は「若者の投票率を上げよう!」というキャンペーンをしているわけではな

    【総選挙2014】政治ほど面白い「人間ドラマ」はない!(春香クリスティーン)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
  • 【総選挙2014】投票に行けと大人はいうけれど……(西きょうじ)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    そりゃ、僕だって現状が素晴らしいとは思っていません。そもそも今回の選挙自体なぜやらなきゃいけないのかわかりませんし、そんなのに700億円もの税金を使うって意味不明です。でも、結局は政治が僕らの生活を幸せにしてくれるわけがない。景気回復を掲げてますけど、僕らの世代は先生のいう不況がデフォルトですから回復って言われてもピンときません。大体人口の推移を考えても昔みたいな経済成長なんてあるわけないじゃないですか。先生は僕が投票に行ったら何か変わると思いますか? もう与党大勝とか言われていて趨勢が決まっているのに今更反対票いれても意味ないでしょう。もちろん、今の社会制度のせいで生活に苦しむ人が共産党に入れる、っていう構図はわかりますが、共産党は他の野党と連立もしないだろうし政権には関われないだろうから共産党が議席を増やしてもむしろ与党側からすればいいガス抜きになったということでしょう。ほかの野党は与

    【総選挙2014】投票に行けと大人はいうけれど……(西きょうじ)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
  • 【総選挙2014】バカがばれるのを覚悟で選挙の話をする(雨宮まみ)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    Photo by Nguyen Hung Vu(CC BY 2.0) 選挙の話をするのは怖い。選挙の話をするとバカがバレる。いかに日頃、政治について考えてないかバレてしまう。 バカがバレるのが恥ずかしいと思うなら勉強するしかないのだが、勉強して「自分はこういう政策を(候補者を、政党を)支持したいな」と思ったとして、それをSNS上でうっかり口にしようものなら、ガチの火の粉がふりかかってくる。 うちの両親は、投票に行ってもどこに/誰に投票したかは教えてくれない。夫婦でも話さないと決めていると言っていた。そこで意見のズレが判明すると、取り返しのつかないケンカになりかねないからだそうだ。 私が選挙に行こうと思うようになったのは、恥ずかしながら当に遅い。2011年以降である。 悲惨な出来事のあと、誰もが「生きていること」をただ、生きているだけでいいのだと認め、生きる希望を持つことの大切さを説いてい

    【総選挙2014】バカがばれるのを覚悟で選挙の話をする(雨宮まみ)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
  • 【総選挙2014】社会主義化する日本を野党も止めない「翼賛選挙」(池田信夫)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    © iStock.com 今回の総選挙では、自民党が圧勝するとみられている。これは自民党が支持されているからではなく、野党がバラバラだからである。首相が消費税の増税延期を争点にして解散したのに、それに反対する野党が一つもない。 すべての政党が同じ政策に賛成するのは、不吉な兆候である。今の状況は、戦前に近衛文麿のつくった大政翼賛会に、すべての政党が合流した歴史を思い起こさせる。戦時中に行なわれた「翼賛選挙」では、国民は大政翼賛会を圧倒的に支持したのだ。 失われた「小さな政府」という争点 このような争点の不在は、90年代から続いている。小沢一郎氏が1993年に自民党を離党して細川政権をつくったときは、日でもサッチャーやレーガンを継承する「保守革命」が起こる可能性があったが、彼が挫折したあと、日政治の「失われた20年」が続いてきた。 小沢氏の著書『日改造計画』を編集したのは当時の大蔵省の課

    【総選挙2014】社会主義化する日本を野党も止めない「翼賛選挙」(池田信夫)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2014/12/12
    これについてはまあそのとおりだなあ、という感想。福祉云々と関係のないところも重要なはずなのにその点が見逃されてしまうというのは池田氏的に問題点ではないのは引っかかるところではあるが。
  • 【総選挙2014】テレビは選挙報道をお祭に(大谷昭宏)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    © iStock.com 今回の選挙で、テレビ局のお定まりの企画、「この選挙を○○と例えると」という問いかけに、私はフリップに「私、失敗したので選挙」と書かせてもらった。言うまでもなく、とんでもない視聴率をはじき出しているテレビ朝日のドラマの決めぜりふをもじらせてもらったのだが、その心はもちろん、アベノミクスは失敗した、ずっこけた。だから消費税を上げるどころではなかった。その失敗を糊塗するために、師走のこの忙しいときに国民に選挙を押しつけた。そう言いたかったのだ。 だけど、実際にフリップに書けたのは、一部のローカル局の、それも公示前だけ。キー局では、たとえ公示前であっても、この程度のお遊びも許されない。やんわりと自粛を促されたり、空気を読んでこちらから引っ込めるしかない。自分なりに考えたつもりのこのフレーズも、全国の視聴者の目にふれることは、ほぼなかったのである。 なにも私のしょうもないボ

    【総選挙2014】テレビは選挙報道をお祭に(大谷昭宏)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2014/12/09
    どっちかっつったらはてな村的な「祭り」を所望する向きも多いとも思う。
  • 【総選挙2014】「選挙なんか行っても無駄」じゃないいくつかの理由~この一票で変える、のではなく、「この一票で変わる」と思える社会を作り出すために(北田暁大)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    【総選挙2014】「選挙なんか行っても無駄」じゃないいくつかの理由~この一票で変える、のではなく、「この一票で変わる」と思える社会を作り出すために © iStock.com ビッグデータが神話を壊す? 興味深いデータがネットで話題となっている。Yahoo!ビッグデータ議席予想だ。 Yahoo! Japanは、2年前、2012年の衆議院選挙において、Yahoo!での検索数と獲得議席数がかなりの確率で適合したことを受け、その後の参院選で予測に臨み、92%の的中率を得たとしている。そのYahoo! Japan チームが、今回の衆議院選挙について「50%台前半の投票率だった場合は、自民党が300議席」「60%前後の場合では、自民党はさらに議席を伸ばして311議席」という予測を提示した。もしこれが「的中」するなら、「投票率が伸びれば自民に不利」という神話が突き崩されることになり、「投票率の低い若者が

    【総選挙2014】「選挙なんか行っても無駄」じゃないいくつかの理由~この一票で変える、のではなく、「この一票で変わる」と思える社会を作り出すために(北田暁大)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2014/12/09
    まあそうだとは思う。
  • 【総選挙2014】首相が「どの論点を避けているか」にも目を向けてみる(山崎雅弘)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    Photo by Chatham House(CC BY 2.0) 2014年の衆議院議員選挙は、決定権を握る首相が(形式上は唐突に)「解散総選挙」を選択した真意が判然としないこともあり、メディアの側も選挙報道の軸となる「争点」を明確に絞り込めていないように見えます。 私は、既に「争点」として論じられている個別の問題よりも、むしろ「現政権が最終的にこの『国』をどんな形へと作り替えることを目指しているか」を重視して、一有権者としての「総合的評価」を行うつもりでいます。その分析評価においては、第二次安倍政権が経済政策や安全保障政策などの諸問題の決定過程において国民に見せた姿勢や説明内容に加えて、同政権の発足から二年間における日国内の社会的様相の変化と、同政権が記者会見等で質問されても論点化するのを避けて「一切触れようとしない」問題は何なのかという点にも目を向けて、判断の材料としています。 1

    【総選挙2014】首相が「どの論点を避けているか」にも目を向けてみる(山崎雅弘)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
  • 【総選挙2014】最高裁国民審査は「わからなかったら×(バツ)」で(江川紹子)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    © iStock.com 14日に行われる総選挙の際、私たちは衆院議員を選ぶのとは別に、「もう1つの参政権」を行使することになる。最高裁判所裁判官の国民審査だ。 ただ、衆院議員候補者や政党に関する情報は、マスメディアにも街にも溢れているのに、この国民審査に関しては、国民に提供される情報が当に少ない。投票所で、小選挙区と比例代表の2つの投票を済ませた後に、国民審査の投票用紙を渡されて、「どうしよう……」「よくわからない」と戸惑った人もいるのではないか。 そんな人に対して、投票所の職員が「わからなかったら、そのまま(投票箱に)入れておいて下さい」と促すケースが、今なおあるようだ。前回の総選挙でも、そういうトンデモ体験をツイッターで私に教えてくれた人が複数いた。 国民審査の投票用紙には、対象となる裁判官の名前が列挙してあり、その上に四角いブランクが並んでいる。やめてもらった方がいいと思う裁判官

    【総選挙2014】最高裁国民審査は「わからなかったら×(バツ)」で(江川紹子)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2014/12/08
    先日の自称小4もそうだったけど、「反政府の立場の意見が雑な内容しかないというときに炎上がより一層大きくなる」という現象に名前を付けたい。