ななつ星の運行に備えた重量試験のため、鉄橋を試験走行する鉄道車両(2日午後、大分県で、読売ヘリから)=中嶋基樹撮影 JR九州は2日、豪華観光寝台列車「ななつ星in九州」の運行ルートになっている大分県の久大線などで、線路の状況を確認するための試験走行を行った。 10月15日から九州を巡るななつ星は、機関車と客車7両の計8両編成。高級ホテルを意識した豪華仕様に加え、騒音を抑える工夫もなされている。このため、重さ約96トンの機関車をはじめ、客車一台一台が在来線の列車よりも重く、試験走行では、線路や橋脚などの設備に与える影響を慎重に確認した。 総額30億円を投じて製造中のななつ星の重さを再現するため、九州各地から、機関車2両と、自走できる客車(気動車)6両を集めて、色や形も様々な臨時列車が編成された。