JR九州は28日、来年10月から運行する豪華観光寝台列車「ななつ星in九州」の運行計画を発表した。各地の温泉や自然を楽しみながら九州を一周する3泊4日と、長崎、熊本県・阿蘇、大分などを巡る1泊2日の2コースで、それぞれ週1回運行。国内初の“クルーズ列車”として、今年10月から予約を受け付ける。 博多駅(福岡市)発着で、九州の食材を使った料理が提供されるほか、ピアノ演奏なども楽しめる。希望者には途中下車し、名所をバスで巡るルートも用意する。3泊4日のコースは、鹿児島県霧島市の高級旅館に1泊する。1人あたりの料金は、3泊4日が38万~55万円、1泊2日は15万~22万円。ルートは半年ごとに変更する。 九州7県にちなんで命名された列車は、約30億円をかけて新造され、来年8月頃に完成する見込み。7両編成のうち5両の客車の定員は28人で、スイート(12室)とデラックススイート(2室)を用意する。残り