イスラエルは長年にわたって追悼を要求東京五輪が2021年7月23日に新国立競技場で開会式を迎えた。オリンピックの開会式史上で初めてとなった黙とうが行われた。1972年9月に西ドイツで開催されたミュンヘン五輪でパレスチナ武装グループ「黒い9月」が、イスラエルに収容されていたパレスチナ人の解放を要求して銃撃戦となりイスラエルの選手5人とコーチ6人の合計11人が選手村で殺害されたテロ事件で「黒い9月事件」や「ミュンヘンオリンピック事件」と呼ばれている。西ドイツの警察官1名、テロリスト5名も死亡している。ミュンヘン五輪事件と、イスラエル諜報機関のモサドによる報復を描いたスピルバーグ監督によって製作された2005年の映画「ミュンヘン」で記憶に残っている人が多いかもしれない。 事件の犠牲者らは事件以降、国際オリンピック委員会らに対して、犠牲者への追悼を長年にわたって要求してきた。イスラエルのオリンピッ
2020/2/26追記 サンバエスコーラÁguia de Ouroから山車の原爆モチーフに関する釈明文がだされましたので、それを追記しました。 ブラジルはカーニバル真っ只中です。 各都市のカーニバルスタジアムでは、サンバエスコーラが情熱とプライドをかけてパレードをしていますし、ブロコでは思い思いの格好をした人達がビール片手に歌えや踊れの大騒ぎです。 ※サンバエスコーラというのは、いわゆるサンバコミュニティです。カーニバルスタジアムではエスコーラ単位でパレードを行い、その出来を競い合います。 ※ブロコとは路上カーニバルの事 そんな中、サンパウロのサンバエスコーラÁguia de Ouroが原爆をモチーフにしたアレゴリア(山車)を披露して、不謹慎等の非難を浴びツイッター界隈で炎上しています。 Carro da Águia de Ouro sobre o bombardeio de Hirosh
The 73-year-old doctor had dedicated his life to helping those most vulnerable in Afghanistan.
アフガニスタンで長年、農業用水路の建設など復興に携わってきた医師の中村哲さんが4日、東部ナンガルハル州を車で移動中に何者かに銃撃され、病院で手当てを受けていましたが、死亡しました。病院の担当者はNHKの取材に対し、「病院に運ばれてきた時、中村さんの容体は悪く、すぐに手術が必要な状態だった」と明らかにしました。 アフガニスタン東部ナンガルハル州の警察などによりますと、福岡市のNGO「ペシャワール会」の現地代表の医師、中村哲さん(73)が現地時間の4日午前、日本時間の4日午後、ナンガルハル州の州都ジャララバードを車で移動中に、何者かに銃撃されました。 中村さんはけがをして病院で手当てを受けていましたが、病院関係者や地元の当局者によりますと、その後、死亡が確認されたということです。 地元の当局者はNHKの取材に対し、中村さんは治療を受けるため、ナンガルハル州の病院から首都カブール近郊にあるアメリ
第2次世界大戦の口火を切った、ドイツによるポーランド侵攻から80年を迎えた9月1日、ドイツのシュタインマイヤー大統領が、ポーランドで行われた式典で謝罪した。 「ドイツの犠牲者となったポーランド国民の前に私は頭を下げ、過去の罪の許しを請う。我々ドイツ人がポーランドに与えた傷は忘れない」 とドイツ語だけではなく、ポーランド語でも謝罪したのだ。 象徴的な行動はパワフル ドイツとポーランドの関係から日韓が学べることがあるのではないか? ポーランド出身で、政治学や国際関係学を研究し、国際情勢専門誌「ナショナル・インタレスト」などにも寄稿しているポモナ・カレッジ准教授のミェチスワフ・ボデュシンスキ氏に話をきいた。 ボデュシンスキ氏は、象徴的な行動としての謝罪の持つパワーについて言及した。 「ポーランドとドイツは様々な方法で歴史問題を克服しようとしてきました。重要なのは、両国の指導者たちが歴史問題にきち
25年前の4月。アフリカのルワンダで絶望的な虐殺が始まった。隣り合って暮らしてきた人々が、民族の違いや権力争いから、ナタを振り回した。主に多数派民族フツの政府軍兵士らが、少数派民族ツチの人々を殺害。100日間で犠牲者は80万人を超えた。 ツチの人々が逃げ込んだホテルが首都キガリにある。国連の平和維持部隊の関係者が宿泊していたミルコリンホテルだ。当時従業員だったゾゾ・ビズムレミさん(65)が今月10日、ホテルを訪れた。犠牲になった仲間の名が刻まれた記念碑の前で、その死を悼んだ。 113室ほどのホテルには多い時で1200人が避難。廊下や食堂、プールサイドで息を潜めた。食事は援助団体の配給に頼った。2004年制作の映画「ホテル・ルワンダ」のモデルになり、ビズムレミさんに似た従業員も登場する。 フツ出身のホテル支配人らが…
ニュージーランドで50人を射殺した犯人がFacebookライブ動画で配信した犯行動画が、YouTubeやTwitterで拡散した。各社がこうしたコンテンツを完全にブロックできない問題について、元Facebookの最高セキュリティ責任者がツイートで解説した。 ニュージーランドのクライストチャーチで3月15日(現地時間)に発生し、50人が犠牲になった銃乱射の犯人がFacebookでライブ配信した犯行動画と、犯行直前に8chanで公開した“マニフェスト”のネットでの拡散がまだ続いている。 ライブ動画は約17分間配信され、その後削除されたが、YouTube、Twitter、8chan、Redditなどにその録画が多数の第三者によって投稿された。 Facebookは同日、公式Twitterアカウントで「ライブ動画が配信された直後に警察から報告を受け、われわれは動画および配信者のFacebookとIn
シリア内戦で人道危機に陥った反体制派拠点の東グータ地区から、アサド政権軍の攻撃の様子をツイッターで伝えてきた姉妹らが朝日新聞の取材に応じた。その生々しいメッセージは世界のメディアでも取り上げられたが、攻撃による市民の犠牲は絶えない。姉妹らは「世界に実情を伝えて爆撃を止めてほしい、との願いはかなわなかった」と無念の思いを語った。 「地下で毛布をかぶり、『もうすぐ死ぬ』と思っていた。世界には安全に暮らす子どもも大勢いるのに、なぜ私たちはこんな目に遭うんだろうと考えていた」 トルコ南部アンタキヤで4日、取材に応じたヌールさん(12)は、政権軍の絶え間ない爆撃におびえた日々をこう振り返った。ヌールさんは妹のアラさん(8)とともに、政権軍の攻撃が激しくなった昨年11月から、身の回りの出来事をツイッターを通じて英語で発信してきた。メッセージは多くの海外メディアでも取り上げられた。 爆撃を避けるため、住
ヤジディ教徒の少年(右)はISISに拉致され洗脳された(クルド人自治区近郊の難民キャンプで) AHMED JADALLAH-REUTERS <ニューズウィーク日本版7月25日発売号(2017年8月1日号)は「『イスラム国』の子供たち」特集。ISISに洗脳され、憎悪と殺人術を刻み込まれた少年テロリストたちの実態に迫った。本記事は、特集の1記事「ISISチルドレンが攻めてくる」を一部抜粋・転載したもの> 放課後にはよく映画を見に行った、楽しかったよ。青い目をした少年は無邪気に言う。それは3年前、当時9歳の彼がまだシリア北部の都市ラッカの外れに暮らしていた頃のこと。父に連れられて行くこともあったし、学校の先生やクラスメイトと一緒のこともあった。 野外の会場には日よけの傘の下に大画面のテレビが据えてあり、みんな粗末な椅子に腰掛け、クッキーをつまみながら上映開始を待った。いろんなビデオがあったけれど
ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏が、ヒトラー風の肖像が描かれたTシャツを着用してNHKの生放送番組に出演したことを受け、アメリカのユダヤ人団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」が7月13日、「日本人にはナチズムに関する基本的な教育が必要だ」とする声明を発表した。 同センターのエイブラハム・クーパー副所長は、「ヒトラーは反戦のシンボル? 日本の実業家がヒトラーが描かれたTシャツで日本の公共放送に出演した」と題された声明のなかで、Tシャツのイラストには反戦のメッセージが書かれているとしながらも「実に不快な宣伝行為に他ならない」と批判。「日本の公共放送は謝罪したので、これ以上の謝罪は必要ない。しかし、日本の人々にはナチズムに関する基本的な教育が必要だ」などと述べた。 堀江氏は7月12日放送の「ごごナマ」で、ヒトラーが「No War」と叫んでいるようなイラストのTシャツを着ていた。阿部渉アナ
内戦に対して国際社会はどうするか 今から20年以上も前の1994年、アフリカの小さな国で、大変なことが起こりました。ルワンダの大虐殺です。一般市民が、100万人亡くなりました。100日間で100万人の虐殺です。 典型的な「内戦」、一つの国の中の「内輪揉め」です。つまり、政府と反政府ゲリラが戦うという構図です。 こういう国で、なぜ内戦が起こるのか。そこを植民支配していた西洋の列強国がいけないに決まっているのですが、歴史を後悔してばかりもいられません。現在進行形で多くの罪もない市民が犠牲になるのですから。 こういう問題を、国際社会としてどう解決していくか。国連の出番です。でも問題があります。 * * * そもそも国連とはなにか。 ボツダム宣言でいうところの地球侵略を企てた不埒者(我々日本のことですね)をボコボコにして成敗した第二次世界大戦後、二度とこのような不埒者つまり侵略者を出さないため、地
イラク戦争開戦から13年経ち、米軍の大部分が撤退した今も、現地ではIS(イスラム国)とイラク政府軍との戦闘やテロが連日のように行われ、情勢はますます混迷の度を深めている。そんなイラクで一人の日本人女性が、今なお人道支援活動を続けている。イラク日本人人質事件(‘04年)の被害者で、エイドワーカーの高遠菜穂子さんだ。この4月で事件から12年。彼女はなぜ、イラクでの活動を続けているのか。イラク情勢は今どうなっているのか。密着取材を行った。 ○開戦から13年の今も330万人の国内避難民、その苦境今年2月、志葉は高遠さんとイラク北部クルド人自治区の都市アルビルで合流した。クルド人自治区の治安は他の地域よりも安定しており、それ故、イラクの他の地域から逃げてきた国内避難民(IDP)が押し寄せている。アルビル郊外の避難民キャンプには、粗末なテントや仮設住宅に、人々が暮らしていた。 「イラクの国内避難民は3
たった数年でシリアの街並みがどれほど激変したのか…内戦の前後を比較したビフォー・アフター写真 こちらはISISによって破壊された、シリアの古代遺跡(ベル神殿)の前後を比較したもの。 2011年から内戦・紛争が始まったシリアでは、避難生活を強いられる難民の数は1100万人以上(全国民の半数)と言われ、国外に逃れた難民だけでも400万人を超えています。 この数年でシリアの街並みがどのように破壊されたのか、実感できるビフォー・アフター写真をご覧ください。 Before 「2008年」 After 「2013年」 Before 「2012年」 After 「2013年」 Before 「2011年」 After 「2015年」 Before 「2011年」 After 「2015年」 Before 「2012年」 After 「2013年」 Before 「2011年」 After 「2013年」
国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に派遣されている自衛隊が、同じく派遣されている韓国軍の要請により、小銃弾1万発を韓国軍部隊に提供することになりました。 南スーダンのPKO活動に関連し、政府は、陸上自衛隊の銃弾1万発を、PKO協力法に基づき、国連を通じて韓国軍に提供する方針を決めました。 PKO協力法に基づき国連に武器が提供されるのは初めてで、政府は、緊急性が高いことから、いわゆる武器輸出三原則の例外措置として実施したとする官房長官談話を発表することにしています。 出典:銃弾提供を決定 政府「例外措置」と説明 今回の措置は緊急性が強く、武器輸出三原則の対象外となるようです。韓国軍が弾薬提供を求めるまでに至った南スーダンで、どのような事態が進行しているのか、南スーダンの事情から現在の状況、韓国軍が提供を求めた背景について解説したいと思います。 南スーダン共和国の概要と内紛南スーダ
ヒトラーの自伝「わが闘争」の著作権を持つドイツの州政府は、再来年に著作権が切れたあとも、国内で出版されることがないよう対策を講じることを決め、批判的な解説を付けて出版を目指す歴史研究所と対立する事態となっています。 ドイツでは、ヒトラーの思想が詳しく記された自伝「わが闘争」は、ユダヤ人迫害など数々の残虐行為を行ったナチスの宣伝につながり、市民をファシズムへとあおるおそれがあるとして、出版が禁じられています。 ヒトラーが住所を置いていたことから、本の著作権を持つ南部バイエルンの州政府も、一切、出版を認めてきませんでした。 州が保有する著作権はヒトラーの死後70年に当たる再来年、2015年末に消滅しますが、バイエルン州政府は11日、著作権が切れたあとも「わが闘争」が出版されることのないよう、対策を講じることを決めました。 その理由について、州政府は「本の出版がユダヤ人迫害などの被害者に、今も大
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