国土交通省は8日、福岡市営地下鉄七隈線の天神南~博多駅間(1・4キロ)の延伸事業について許可すると発表した。11日付で同省の鉄道局長が許可書を交付する。 同省鉄道局などによると、延伸区間は2014年度に着工し、20年度に開業する見通し。建設費は約450億円で、このうち約200億円は国の補助金や交付金で賄われる予定。 市交通局によると、10年度末の同線の累積赤字は約355億円。 市が09年2月に策定した長期収支計画では、69年度に累積赤字の解消を目指していたが、市は、延伸効果によって1日当たりの利用者が2万1000人増えると見込み、赤字解消を42年度に前倒しできるとしている。