環境省は2日、国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約の登録地に、東京都江戸川区の「葛西海浜公園」(367ヘクタール)と宮城県南三陸町の「志津川湾」(5793ヘクタール)を新たに登録すると発表した。21日からアラブ首長国連邦のドバイで開かれる締約国会議で正式決定する。日本の登録地は52カ所(15万4696ヘクタール)となる。 葛西海浜公園は東京湾にある干潟。高度成長期以降、生活排水で水質が悪化したが、下水道の整備のほか、カキやアサリなどの繁殖によって水質改善が進み、約2万羽のガン・カモ類が飛来するようになった。