ドイツ国内でナチス親衛隊(SS)とナチス突撃隊(SA)を閲兵するアドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)総統(1937年撮影、資料写真)。(c)AFP/INP 【6月28日 AFP】イタリアのANSA通信は27日、イタリア・ローマ(Rome)の軍事法廷が、1944年に同国トスカーナ(Tuscany)州で民間人350人の虐殺に関与したとして84-90歳の元ナチス親衛隊の9人に終身刑の判決を言い渡したと報じた。 11人の元ナチスが裁判にかけられていたが、そのうち元ナチス親衛隊軍曹のマックス・ロイトマイアー(Max Roithmeier)被告は公判中に死亡し、ワルター・ワーゲ(Walter Waage)被告には無罪が言い渡された。 ドイツ政府も民事当事者として犠牲者の遺族に125万ユーロ(約1億7000万円)を支払うよう命じられた。 事件は1944年の8月19日から27日にかけて、トスカー