USER'S SIDEの小林氏は、警鐘の意味合いも込めて「自作PCに未来はない」と断じた。業界が終息する原因の1つに「PCパーツショップの安売り戦略」を挙げていたが、それにより多くのユーザーを獲得してきた事実も認めている。この戦略の功罪については、ショップスタッフの間でもさまざまな意見が聞かれるところだ。 第4回は、自作PCの黎明期に「PCパーツが安いショップ」として名を馳せたツートップ秋葉原本店に話を聞いた。同店は1993年に秋葉原に進出し、それまで高価だったPCパーツの価格を大幅に下げて、自作PCを世に普及させる原動力となった。経営母体は変わったものの、約15年もアキバ電気街で重要な役割を担い続けている。 ツートップが秋葉原に進出した1993年は、Windows 95もまだ登場していない時期。インターネットも普及していない時代で、1台のマシンが100万円近くするのもめずらしくなかった。
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