はじめに この資料は,「上川的ソフトウェア開発メソッド講座」 (2002年10月18日,同志社大学)において利用するための資料である. フリーソフトウェアの開発,またグループでソフトウェアを開発 するときに,上川と一緒に開発する人はこういうことを してほしい,という希望を伝えるために行う講座だ. また,フリーソフトウェアの世界で行われている 開発の手法とツールの利用方法についての解説を行う. この講座の前にはautomakeゼミがあったので,そこで automakeの基本的な使い方は分かっているものだとする. 問題提起 共同作業においての開発 メーリングリスト(以下ML)などでの共同体がある. ソースをCVS等で共有する. 研究班とか,開発グループとか,友人とか, とりあえずどういう関係なのかは分からないが, 共同で作業することになることは結構ある. また,研究が後輩に受け継がれる事などが