藺 相如(りん しょうじょ[1]、りん そうじょ[要出典] 拼音: Lìn Xiāngrú、生没年不詳)は、中国の戦国時代の末期に趙の恵文王の家臣。「完璧」や「刎頸の交わり」の故事で知られる。 生涯[編集] 『史記』「廉頗・藺相如列伝」によると、もとは恵文王の宦官繆賢の食客であった。 完璧帰趙[編集] 趙の宝物「和氏の璧」を巡り、秦が璧と自国の十五城との交換を申し出てきた。和氏の璧が天下に知られた名宝とはいえ、十五城といえば小国にも匹敵する程であり、条件としては良いが、相手は常に侵略の機を狙っている強国秦。実態はただの口約束で、宝物を要求しているだけである可能性が高い。ただ宝物を渡せば、自ら秦の属国と認めるようなものである。屈辱的であり、諸国にも恥を晒すことになる。無論そんな気などないが、断れば「これほどの好条件を無下にした。無礼である」と侵攻の口実を与える。 趙の恵文王は群臣に計ったが、