先日,ある研究会で医療とエレクトロニクスの関連について,講演させていただく機会がありました。弊誌の特集記事の内容をひも解きながら,最近の状況についてひとしきり説明した後,質問タイムに。すると,参加者から非常に強い関心を集めたトピックがありました。それは,「カプセル内視鏡」です。 「電源供給は?」,「画像処理は?」 カプセル内視鏡とは,薬のカプセルのように小型形状をしたもので,飲み込むことで,体内の状況を検査するために使う機器です。小型カメラを内蔵し,小腸の状態などを観察します。日本では,イスラエルGiven Imaging社の製品がいち早く認可を取得しており,販売を開始しました(関連ホームページ)。オリンパスも欧州では発売済みで,日本でも認可を取得次第発売する予定です(Tech-On!の関連記事)。このほか,長野に拠点を置くアールエフも,開発を発表しています。 実は,カプセル内視鏡に対する