「高い電車」返上へ前向きに動き出しました。 建設費の償還が目前に 北総線や直通先の京成線、都営浅草線などで使われている7300形電車(画像:写真AC)。 北総鉄道は2021年6月23日(水)、定時株主総会にて決算報告を行い、2022年度に累積損失が解消される見込みであることから、運賃値下げに向けて可能性の検討に着手する考えであることを発表しました。 北総鉄道は千葉ニュータウンへのアクセス路線として1979(昭和54)年に開通。成田空港への高速鉄道計画もあったため当初から高規格で建設され、建設費も莫大なものとなりました。この建設費の償還などを背景に、並行する京成電鉄などと比較し、運賃が高額となっています。 運賃については、沿線自治体などから値下げの要望が出されていました。今回の決算で、建設費用などにより生まれていた累積損失が約31億円まで減り、2022年度で解消される見込みが立ったことから、
