東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の後任が、橋本聖子さんに決まった。橋本さんは男女共同参画、東京五輪・パラリンピック、女性活躍担当大臣を辞任、後任には丸川珠代さんが起用された。 という2月18日の2件の人事を見ていて、まるで自分の勤めている会社で発表された人事を見たような気持ちになってしまった。結果、心が晴れない。正直、森さんの女性蔑視発言を聞いたときより、ずっと暗い。 2月3日、森さんの「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」から始まった今回の事態、4日の逆ギレ謝罪会見から日を追うごとにトホホ感が増していった。あきれた。脱力した。それに比べ、この人事、重い。少し振り返ってみる。 <2月5日> JOC(日本オリンピック委員会)の山下泰裕会長が会見、臨時評議員会での森発言について、「40分近く話された中で、(女性蔑視と)指摘する機を逸した」と述べた。1人で4
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