スウェーデン・アカデミーは10日、2024年のノーベル文学賞を、韓国の作家ハン・ガンさん(53)に授与すると発表した。韓国人の文学賞は初めて。アジアの女性としても初となる。 スウェーデン・アカデミー…
あまりにも書棚が多すぎて、 たとえるならば研究室のような家。 大学の教授のお部屋って きっとこんな感じですよね? 右手の書棚はスライド式になっていて、 見た目以上の収納力を誇ります。 しかも左手の書棚には 読み書きできるスペースがあって、 お目当ての本を手に取って開いては ここですぐに内容を確認して ノートに書き写す、なんてことが可能。 すごく良い振り切り。かっこいい。 だって、上の写真の 左手にある梯子を登った先、 ここが寝室スペースですよ!? 全体は70.86㎡の広さがあるのに 寝所がこの二段ベッドで いいんですか? という。二段ベッドがあるのは2階ですが、 その隣の居室スペースも 高い天井の上のほうまで ほぼ壁一面が棚。 そしてそのまま 屋根裏部屋にも本棚が続くのですよ… この徹底っぷり、 たまらなくかっこいい! 表題の通り、本物件は室内の ほぼすべての壁面が棚になった家。 間取り図
この記事は、本が読めなかったWEBライターが初めて「山月記」を読むだけの記事です。 <この記事に出てくる人> WEBライター。本を読むのが苦手だった。 友だち。みくのしんが本を読む手伝いをする。 はじめに 以前、「32年間の人生で、一度も本を読んだことがない」というみくのしんが、初めて「走れメロス」を読む……という記事が公開されました。 始めは慣れない読書に悪戦苦闘しつつも、いつのまにか本の世界に没頭。 爆笑したり号泣したり、いろんな感情を爆発させながら、体全身を使って「走れメロス」を読み進み、ついに人生で初めて本を読み切ることができました。 こうして、本を読んだことがない一人の男が、本を読めるようになった……という記事です。 今からお送りするは、そんなみくのしんが人生2冊目の読書に挑戦したときの話です。 2022年12月撮影 人生で2冊目の読書かぁ〜! 次はどんな話なんだろ? 楽しそうだ
タイトルに簡単に言えば「趣味的な本屋の販売量だけでは、現在のシステムを維持出来ず書籍文化が崩壊するから」という事になる。 これは他の経済活動でも同じで、趣味で採算度外視、あるいは薄給でもやりがいだけでやっています、と言うようなものが蔓延ってしまうと、後は滅ぶしかない。 一度滅んだ後に残存者利益が出てくると、改めて採算が取れるようになるのだが、その時は今の豊富で豊かな出版文化はなくなっているだろう。 と言うわけで、いただいた反応の中からいくつか補足としてワイの考えを述べておく。 何故客注を大事にする必要があるのか上客、太客だから。 書店の顧客は、他の小売店と違い、売上の8割を2割の客が買っている、と言う極端な構造がある。色々な調査でひとりあたりの本の購入量の統計を取ると、左に大きなピーク、右に小さなピークの崩れたM字型になることが知られている。一つ目が年に数冊しか本を買わないライトユーザ。そ
今般、コンビニエンスストアへの雑誌配送に関する報道記事の一部において、事実と異なる点がありますのでご説明申し上げます。 まず、ファミリーマートおよびローソンと弊社との間では、2025年3月から取引を開始することで合意しております。 現在ファミリーマートおよびローソンと取引関係にある他の出版取次会社の撤退表明を受け、弊社としてできうる限りの受け入れ態勢を検討した上で、弊社取引開始時点においては、配送可能店舗数がファミリーマートおよびローソンでそれぞれ1万店程度となることについても、各社と真摯な協議を重ねた上で相互に確認しております。 ●一部の記事では、あたかも弊社の一方的な判断で雑誌配送を打ち切るかのような記述も見られますが、そのような事実はありません。 ●ファミリーマート及びローソンから弊社が取引開始の申込を受けた際に、2社合計3万店をすべて引き継ぐことで合意したという事実はありません。
第171回芥川賞と直木賞の選考会が17日東京で開かれました。 芥川賞に、朝比奈秋さんの「サンショウウオの四十九日」と、松永K三蔵さんの「バリ山行」が選ばれました。朝比奈さん、松永さんは初めての候補での受賞です。 また直木賞に一穂ミチさんの「ツミデミック」が選ばれました。一穂さんは3回目の候補での受賞です。 芥川賞 朝比奈秋さん 経歴 受賞作は 芥川賞の受賞が決まった朝比奈秋さんは京都府生まれの43歳。 医学部を卒業後消化器内科の医師として働きながら執筆を始め、2021年に「塩の道」で林芙美子文学賞を受賞し、小説家としてデビューしました。 芥川賞は初めての候補での受賞となりました。 受賞作の「サンショウウオの四十九日」は全身が半分ずつ結合して生まれ、外見からは1人に見える「結合双生児」の2人の女性の物語です。 肉体だけではなく脳も共有しているために思考や記憶が混じり合う2人が自我の境目を行き
側弯症の女性が主人公の芥川賞受賞作「ハンチバック」。その作者で自身も側弯症である市川沙央さんに「ハンチバック」の作品に込めた思いなどを尋ねました。作品についての質問から、世間の障害者観についての質問まで、幅広くお答えいただきました。特に、障害者の権利やヘイト言説についての質問には、とても気持ちのこもった痛快な回答でした。 あれでも相手役だった「田中さん」 (c)撮影:深野未季(文藝春秋) ──様々な固有名詞や専門用語などが実名で登場していますが、そこに意図はおありでしょうか。 「医療用語、医療機器名に関してはリアリティとともに、日常感を示すためです。特別なものではないということですね。WEB小説用語もそうですね。いや、『ナーロッパ』とかは、単純に『ナーロッパ』というワードを純文学の文芸誌に載せたかった、WEB小説界からそのように殴り込みをかけたら面白いじゃんと思って書いていたかもしれません
「創元推理文庫」などで知られる出版社・東京創元社は3月18日、無料電子書籍「〈ワニ町〉シリーズ著者公認ガイドブック」に掲載した小説本編の無料公開範囲を翻訳者の島村浩子さんに伝えていなかったとして謝罪した。同ガイドブックは1月下旬に配信を停止している。 ガイドブックは、米国の人気ミステリー作家・ジャナ・デリオン氏による「ワニ町シリーズ」(通称)を紹介する本。最新刊「幸運には逆らうな」の宣伝を兼ねて2023年8月に配信を始めた。 この中で東京創元社は、第1作「ワニの町へ来たスパイ」(創元推理文庫刊)を“試し読み”として第4章まで無料公開していた。通常の“試し読み”は第1章のみだ。デリオン氏の許可は得ていたものの、同社は翻訳を手がけた島村浩子さんに具体的な公開範囲を伝えていなかった。 島村さんは今年1月、「無料電子ブックにわたしの訳文が無断で大量に使用されてしまいました」というブログを公開。ある
「もし無人島にひとつだけ持ってくなら」の元ネタ探求をしましょうね いくつかバリエーションがある 「無人島に[ジャンル無制限]をn個だけ持っていくなら?」 「無人島に[本]をn個だけ持っていくなら?」 「無人島に[レコード]をn個だけ持っていくなら?」 ……のような [本]の場合に「聖書」という回答が西洋でメジャーなことから、元ネタは日本以外なのだろうとあたりをつける 調査の初手はとりあえずこれ Desert Island Discs - Wikipedia Desert Island Discs is a radio programme broadcast on BBC Radio 4. It was first broadcast on the BBC Forces Programme on 29 January 1942.[1] Each week a guest, called a
能登半島地震の被災地・石川県七尾市にある芥川賞作家、西村賢太さん(2022年2月5日死去)の墓が倒壊した。市内中心部の西光寺に建てられ、地震後もファンが墓参りを続けている。住職は「今年は法要ができなかったが、必ず再建したい」と話す。 西村さんは東京都江戸川区出身で、中学卒業後に港湾作業員などの肉体労働をしながら同人誌などに小説を発表。破滅型の生活を送っていた自身の若き日々を描いた「苦役列車」で11年に芥川賞を受賞した。自由奔放な言動でも注目され、世代を超えて多くのファンに愛された。 一方、七尾市出身の作家、藤澤清造(1889~1932年)に心酔して「没後弟子」を自称。藤澤が眠る西光寺を訪れ、現住職の高僧英淳(こうそうえいじゅん)さん(71)の父に、境内に生前墓を建てることを懇願したという。高僧さんは「土下座までしてお願いされた。根負けした父が藤澤の隣に墓を建てることを提案すると、とても喜ん
先月、芥川賞に選ばれた九段理江さんの「東京都同情塔」。 急速に広がる「生成AI」がテーマの一つで、記者会見では九段さん自らが「生成AIを駆使して作った」と語り、話題になった。 AIはどのように活用されたのか。そして、作品に込めた思いとは。 新しい時代の芥川賞作家が、AI時代の言葉について、語った。 (科学文化部記者 島田尚朗) 「東京都同情塔」は、日本の架空の未来が舞台。 主人公は建築家の女性で、「犯罪者は同情されるべき人々」という考え方をもとに、犯罪者らが快適に暮らすために新宿の公園に建てられた高層タワーをデザインした。 作中では、建築費がかさむなどとして実際には建てられなかった、イラク出身の女性建築家、ザハ・ハディド氏が東京オリンピックのために設計した新国立競技場が建設されていて、この競技場と高層タワーの対比が物語の一つの軸になっている。 主人公は、過度に寛容を求める風潮の広がりや、生
人の「本棚が見たい」のはなぜか? 本好きによる本好きのための月刊誌『本の雑誌』。その巻頭コーナーを飾っているのが「本棚が見たい!」というカラー写真ページだ。脈々と続いているこの連載は、これまで2冊の書籍『絶景本棚』『絶景本棚2』として刊行されているほどの人気ぶりである。本棚のある部屋の雰囲気が伝わる全体像と、背の文字が読めるアップの写真とで構成されていて、知っている本に目を留めながら知らない本の背を読んだり、全体の構成からジャンルの分け方を眺めたりすることで、持ち主の興味のベクトルや意図を想像しながら「本棚を読む」ことができる(『絶景本棚』ではこれを「背表紙読書」と言っている。ぴったりな表現だ)。 『絶景本棚』本の雑誌編集部/編 中村規/写真 ところで、本好きの人間はどうしてこんなに人の「本棚が見たい!」と思うのだろう。『本の雑誌』の巻頭連載には、まず書店さんの本棚が掲載されていて、その次
リンク HOBBY Watch 中国の小説家・思想家「魯迅」がアクションフィギュアに! オプションのついた豪華版も発売 猿行師はアクションフィギュア「魯迅 1/12 完成品アクションフィギュア」を2024年12月に発売する。価格は豪華版が13,200円、通常版が11,000円。 226 users 309 リンク Wikipedia 魯迅 魯 迅(ろ じん、ルー・シュン、繁体字: 魯迅; 簡体字: 鲁迅; 拼音: Lǔ Xùn; ウェード式: Lu Hsün 1881年9月25日 - 1936年10月19日)は、中国の小説家、翻訳家、思想家である。本名は周 樹人(しゅう じゅじん、繁体字: 周樹人; 簡体字: 周树人; 拼音: Zhōu Shùrén; ウェード式: Chou Shu-jen)。最初の名は樟寿。字は豫才。 浙江省紹興府の士大夫の家系に生まれた。父は周鳳儀(しゅう ほうぎ)、
芥川賞の受賞が決まった九段理江さんは埼玉県出身の33歳。 大学卒業後、研究室の助手などを務め、2021年、「悪い音楽」で文芸誌の新人賞を受賞し、小説家としてデビューしました。 芥川賞はおととし、166回の「Schoolgirl」に続き2回目の候補での受賞となりました。 受賞作の「東京都同情塔」は、「犯罪者は同情されるべき人々」という考え方から、犯罪者が快適に暮らすための収容施設となる高層タワーが、新宿の公園に建てられるという未来の日本が舞台です。 タワーをデザインした建築家の女性が、過度に寛容を求める社会や生成AIが浸透した社会の言葉のあり方に違和感を覚え、悩みながらも力強く生きていく姿が描かれています。
後発国でありながら「安楽死先進国」になったカナダ カナダは安楽死の合法化では2016年と後発国でありながら、次々にラディカルな方向に舵を切り続け、今ではベルギー、オランダを抜き去る勢い。ぶっちぎりの「先進国」となっている。 カナダではケベック州が先行して2015年に合法化したが、その際に法律の文言として積極的安楽死と医師幇助自殺の両方をひとくくりにMAID(Medical Assistance in Dying)と称し、翌年の合法化でカナダ連邦政府もそれを踏襲した。Medical Assistance in Dyingを平たい日本語にすると「死にゆく際の医療的介助」。しかし、これでは積極的安楽死から緩和ケアまでがひと繫がりのものとして括られてしまう。 安楽死を推進する立場はそれまでにもAID(Assistance in Dying)、VAD(Voluntary Assisted Dying
ただいま話題のあのニュースや流行の出来事を、毎月3冊の関連本を選んで論じます。書評として読んでもよし、時評として読んでもよし。「本を読まないと分からないことがある」ことがよく分かる、目から鱗がはらはら落ちます。筑摩書房のPR誌・月刊「ちくま」の好評連載。こちらでも読めます。 1956年新潟市生まれ。文芸評論家。1994年、『妊娠小説』(筑摩書房/ちくま文庫)でデビュー。2002年『文章読本さん江』(筑摩書房/ちくま文庫)で第1回小林秀雄賞を受賞。他の著書に、『モダンガール論』(文春文庫)、『物は言いよう』(平凡社)、『名作うしろ読み』『吾輩はライ麦畑の青い鳥--名作うしろ読み』(中公文庫)、『戦下のレシピ』(岩波現代文庫)、『紅一点論』『本の本』(ちくま文庫)、『月夜にランタン』『ニッポン沈没』『忖度しません』(筑摩書房)『学校が教えないほんとうの政治の話』(ちくまプリマー新書)『文庫解説
『銀河英雄伝説』(以下、『銀英伝』)という作品をご存じだろうか。 『スター・ウォーズ』初期三部作に世界が湧いていた1980年代、綺羅星のごとく現れたスペースオペラ小説の傑作である。何万隻にもおよぶ宇宙艦隊が、いくつもの恒星間を飛び回り激戦を繰り広げる圧倒的スケール。それぞれの艦隊の司令官や勢力の長のみならず、部下や家族にいたるまで見事にキャラ立てされた登場人物たち。 そしてなによりも、戦場でいかに戦うかに焦点を当てた「戦術」と、何のための戦争をどのように起こすかを司る「戦略」の違いを克明に描き出し、一種シミュレーションゲーム的な面白さまで兼ね備えた、まさに“伝説”と呼ぶにふさわしい作品が『銀英伝』だ。1982年に第1巻が刊行されて以来、全10巻の累計発行部数は2022年の段階で1500万部に及ぶと言われる。 そんな『銀英伝』を題材として制作された戦略シミュレーションゲーム『銀河英雄伝説 D
鈴木邦男(すずき・くにお)さんは福島県出身で、大学在学中から民族主義運動に参加し、昭和47年に「一水会」を立ち上げ、「対米自立」などを主張して「新右翼」と呼ばれました。 また、幅広い人脈を生かしてイデオロギーの枠を越えて多くの討論番組で活躍したほか、作家としても数多くの作品を残して独自の言論活動を続けてきました。 「一水会」によりますと鈴木さんは4年ほど前から体調を崩して療養を続けてきましたが、1月11日、誤えん性肺炎のため東京都内の病院で亡くなりました。79歳でした。 (2023年1月11日死去) 高橋幸宏(たかはし・ゆきひろ)さんは東京出身で、1978年に、ミュージシャンの細野晴臣さんや坂本龍一さんとともに、音楽グループの「イエロー・マジック・オーケストラ」=「YMO」を結成しました。 YMOは、コンピューターやシンセサイザーといった当時最新の電子楽器を使った斬新な音楽性で“テクノポッ
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