──先ほどの撮影中、「写真が苦手なんです」とおっしゃっていたのが意外でした。 菜葉菜:写真って、モデルさんみたいな人が撮られるものという意識があるんですよ。基本、自分に自信がないので……。といっても、小さいころは内弁慶で、周りの人に対しては「見て見て!」みたいな感じでした(笑)。自信のない自分と、目立ちたがりの自分が両方いる感じです。 菜葉菜: 監督と話し合いながら早百合像をつくっているときに、「道の向こうから黙って歩いてきただけで、一瞬ひるむというか、ちょっと関わってはいけない感じがする人」というイメージを共有していたんです。だから、せりふを言わなくても威圧感や雰囲気で、「関わってはいけないな」という雰囲気を出してほしいと言われていて。 ──こうやってお話ししていると、とても親しみやすい、笑顔のすてきな女性なんですが、あのヤバさはどうやってつくられていくものなんですか? 菜葉菜:監督は、