2019年12月23日、新宿文化センター大ホールにて『山下洋輔トリオ結成50周年記念コンサート 爆裂半世紀!』が開催される。山下洋輔(ピアノ)、中村誠一(テナーサックス)、森山威男(ドラム)、坂田明(アルトサックス)、小山彰太(ドラム)、林栄一(アルトサックス)──という、山下洋輔トリオに参加してきたメンバーが全員集合し(89年に亡くなったテナーサックスの武田和命を除く)、かつて共にステージに立ってきたタモリ・麿赤兒・三上寛がゲストで登場する。日本のフリージャズのパイオニアであり、70年代から欧米でも活躍し、また当時から現在まで執筆や劇伴等でも幅広く活躍することで、日本の「音楽文化」だけでなく「文化全般」を押し上げてきた山下洋輔は、この日、何を見せてくれるのか。山下洋輔トリオの始まりの話も含め、訊いた。 ──山下洋輔トリオの歴代メンバーが、50周年で一同に会するわけですけども。山下洋輔トリ