2016年4月に57歳の若さで亡くなったプリンス。いまだ多くの熱狂的なファンを持つ伝説的ミュージシャンの完全新作アルバムが発表された。本人にインタビューをしたこともある音楽ライターの内本順一氏が、奇跡のニューアルバムの魅力を伝え尽くす。 お蔵入りしていた傑作 プリンスの新作が7月30日に世界同時リリースされた。タイトルは『ウェルカム・2・アメリカ』。レコーディングされたのは2010年の春なので11年前だが、古さを感じさせないどころか、実は生きていたプリンスが今の社会状況を見て書いたんじゃないかと思えるような曲もある。2021年にリアルに響くメッセージの強さのみならず、各楽曲のクオリティもバンド演奏の力も申し分なく、その上アルバム全体の構成力~トータリティも備わっている。これほどの作品がどうしてお蔵入りとなっていたのかと不思議に思わずにはいられないが、恐らくは作っている最中にも新しいアイデア
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