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ブックマーク / book.asahi.com (11)

  • 図書館の可能性 知のアーカイビング、今こそ 東京大学名誉教授・根本彰|好書好日

    天井から下がる天蓋(てんがい)が目を引く岐阜市立中央図書館。2015年、複合施設内に開設した この19日から国立国会図書館によるデジタル化資料の個人向けネット送信サービスが始まり、20世紀中葉までの絶版等の資料209万点がネット上で読めるようになっている。欧米では図書館や文書館など公的セクターが担ってきた知のアーカイビング(保存・提供)が日でも身近なものになってきた。 リチャード・オヴェンデン著『攻撃される知識の歴史 なぜ図書館アーカイブは破壊され続けるのか』は、図書館や文書館に蓄積された知が災害や戦争ほかの人為的な破壊によって常に危機にさらされてきたと述べる。日でも震災や津波で図書館や博物館が破壊され、それを復旧するボランティア活動が行われたし、第二次大戦時に図書館員が蔵書を疎開させたことが知られている。 書は、知の意図的破壊が歴史的に横行し続けてきたことの報告であるが、著者が

    図書館の可能性 知のアーカイビング、今こそ 東京大学名誉教授・根本彰|好書好日
    kimihito
    kimihito 2023/01/07
  • ゼロ年代の50冊2000-2009 - コラム別に読む - 書評・コラムを読む - BOOK asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    銃・病原菌・鉄 [著]ジャレド・ダイアモンド ■歴史の流れと今を再認識する旅 「文明の発展とその災厄が人類の歴史にどうかかわったかを鮮やかに記した名著」(資生堂名誉会長・福原義春氏) 「世界発展の不均等を、著者の深い学識から人類学的に考察し………[もっと読む] [文]浜田奈美 [掲載]2010年11月07日 小説 /日語が亡びるとき [著]水村美苗 【小説】時代の光と影描く日版『嵐が丘』 夏目漱石の未完の遺作を書き継いだ『続明暗』で作家デビュー、そして横書き、英語交じりという斬新なスタイルの『私小説』。作品ごとに世間を驚かせてきた水村………[もっと読む] [文]浜田奈美 [掲載]2010年10月31日 釈迢空ノート [著]富岡多恵子/ 東西/南北考 [著]赤坂憲雄  【釈迢空ノート】折口信夫の原点スリリングに 学者・折口信夫はなぜ、釈迢空の名で詩歌を詠んだのか。その筆名は「出家

    kimihito
    kimihito 2015/02/02
  • 「それでも彼女は生きていく―3・11をきっかけにAV女優となった7人の女の子」書評 〈家族〉と〈企業〉が壊れた世界で|好書好日

    それでも彼女は生きていく 3・11をきっかけにAV女優となった7人の女の子 著者:山川 徹 出版社:双葉社 ジャンル:エッセイ・自伝・ノンフィクション それでも彼女は生きていく― 3・11をきっかけにAV女優となった7人の女の子 [著]山川徹 東日大震災から4カ月ほどのある日、ルポライターの著者が現地でこんな噂(うわさ)を聞く。「被災した女性たちが上京して風俗やAV(アダルトビデオ)で働き始めている」。ここで著者は戦前の東北の〈娘身売り〉を想起した。戦前に東北では貧困ゆえに娘を売った、という話を。 「震災がなければAVの仕事をしなかった」という7人の女の子も聞き手も、ゆるいと言えるほど今風だが、視点に射程の長さがある。そして、つい遠い昔のことと思いがちな〈娘身売り〉の時代は、昭和でありほんの80年前なのだと気づくとき、ある深い理解がやって来る。日という国は、大戦の痛手から「ちゃんと復興

    「それでも彼女は生きていく―3・11をきっかけにAV女優となった7人の女の子」書評 〈家族〉と〈企業〉が壊れた世界で|好書好日
    kimihito
    kimihito 2013/05/07
    それでも彼女は生きていく― 3・11をきっかけにAV女優となった7人の女の子 [著]山川徹
  • 「文化系トークラジオ―Lifeのやり方」書評 マスメディアと個人を結ぶ試み|好書好日

    文化系トークラジオ―Lifeのやり方 [著]鈴木謙介・長谷川裕・Life Crew 「クリスマス資論」「動員と革命」……。30〜40代を中心としたライターや研究者が、文化系サークルの部室のような会話を毎月1回深夜に展開してきたラジオ番組。パーソナリティーの社会学者やプロデューサーが「作り方」を振り返る。 開始当初は、出演者のほとんどはラジオの初心者。赤字番組の窮状を見かね、リスナーが自分の勤める会社を説いてスポンサーになってもらったこともある。マスメディアと個人を結ぶ試みとしても読める。 番組からは、活字やテレビで活躍する論客が生まれたが、4月からは隔月1回の放送となるという。「論」の場を経済的に成り立たせる難しさを感じさせる。 ◇ TBSサービス・1365円

    「文化系トークラジオ―Lifeのやり方」書評 マスメディアと個人を結ぶ試み|好書好日
    kimihito
    kimihito 2013/04/02
    文化系トークラジオ―Lifeのやり方 [著]鈴木謙介・長谷川裕・Life Crew
  • ちりばめられた「いい顔」|好書好日

    幸せに暮らす集落 鹿児島県土喰集落の人々と共に 著者:ジェフリー・S.アイリッシュ 出版社:南方新社 ジャンル:歴史・地理・民俗 平均年齢は77歳、高齢化率89%の鹿児島県土喰集落。それでも「限界集落」とは言わせない…。日滞在25年のアメリカ人が、幸せに、逞しく生きる集落の姿を綴る。『南日新聞』… 幸せに暮らす集落 [著]ジェフリー・S・アイリッシュ 鹿児島県の山村、土喰(つちくれ)集落で「小組合長」を2度までやった米国生まれの著者がつづるエッセー。土喰は平均年齢が70代後半、住民は20人ほどにまで減った。衰微の一途をたどる日の山村の典型だ。けれども、描き出された日々の営みは、たのしみに満ち、味わい深い。年中行事、寄り合い、昔語り、ささやかなレクリエーション……。ありふれた田舎暮らしも外国人の目には珍奇に映るのか。いや、尋常じゃないのは、土喰という集落へ、土喰に住むあの人、この人へと

    ちりばめられた「いい顔」|好書好日
    kimihito
    kimihito 2013/03/12
    幸せに暮らす集落 [著]ジェフリー・S・アイリッシュ
  • 阿部真大「居場所の社会学」書評 ノスタルジーでない実践知|好書好日

    居場所とは、ぶつかり合いながら、時にはひとりで、時にはみんなでつくっていくもの。フリーター、就活生からリタイア男性、逸脱集団まで、著者自身の居場所探し体験と重ね合わせ、気… 居場所の社会学―生きづらさを超えて [著]阿部真大 近年、若者や高齢者の「居場所」の重要性が頻繁に語られる。国家的再配分が強化されても、社会的に排除された人々が全て救われるわけではないからだ。孤独と承認の問題に対しては、「社会的包摂」の機能を高める必要がある。コミュニティーの多様化と流動化が進む中、ノスタルジーを超えた新タイプの社会が要求されている。 著者は現代社会の「生きづらさ」の問題を追究し、居場所の実践的命題を提示する。 居場所づくりには、まず「積極的改善策」がある。居場所はきわめて主観的なもので、その人がそこを居場所と感じているかが重要になる。また、自分にとっての居場所が、他人にとっての居場所であるとは限らない

    阿部真大「居場所の社会学」書評 ノスタルジーでない実践知|好書好日
  • 「宮台教授の就活原論」書評 人生はいいとこ取りはできない|好書好日

    自己実現より“ホームベース”をつくれ、自分にぴったりの仕事なんてない…。首都大学東京の元就職支援委員会委員長が、理不尽な就活を強いるデタラメな社会を生き抜くための就活の原… 宮台教授の就活原論 [著]宮台真司 就活=就職活動は学生にとって、いまや大学入試以上の難事業かもしれない。社会学者で首都大学東京教授の著者は以前、大学の就職支援委員会委員長としてこの問題に取り組んだ。その経験から、学生と企業の双方の勘違いを指摘し、学生に心得を説く。いわく「先行き不透明な時代、企業は『適応』でなく『適応力』を求めている」「自分にぴったりの仕事なんてない」「CMのイメージで就職先を決めるな」——。そして理不尽でデタラメな社会を生き抜くために、帰還場所=ホームベースをつくれという。人生はいいとこ取りはできない、と。真っ当な原論。就活の実践に即座には役立たなそうだが、長い人生には効き目があるかも。 ◇ 太田出

    「宮台教授の就活原論」書評 人生はいいとこ取りはできない|好書好日
  • 「〈起業〉という幻想」書評 安易な「夢」にデータで冷や水|好書好日

    起業〉という幻想 アメリカン・ドリームの現実 著者:スコット・A.シェーン 出版社:白水社 ジャンル:経済 失業率やGDPをはじめ、各種統計から浮かび上がる「起業家」大国アメリカの実像とは。起業家にまつわるさまざまな“神話”と現実とのギャップを綿密に検討し、アメリカでの起業=自… 〈起業〉という幻想―アメリカン・ドリームの現実 [著]スコット・A・シェーン 近年のアップル社の成功で、日版ジョブズ待望論や、景気回復には起業による創造的破壊が必須、といった物言いをあちこちで目にする。そしてアメリカ起業に有利な環境だから、日も政策的に起業家支援を、という話も多い。 が、それは当か? 書はアメリカ起業についての実証データを元に、そうした物言いに冷や水を浴びせる。 そもそも、アメリカはさほど起業が多くはない。またみんなのイメージするハイテクベンチャーなんかごく少数。実際にはほとんどがカ

    「〈起業〉という幻想」書評 安易な「夢」にデータで冷や水|好書好日
  • 【レビュー・書評】ジョゼフ・コーネル―箱の中のユートピア [著]デボラ・ソロモン - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    kimihito
    kimihito 2011/03/23
    興味あり。
  • 【レビュー・書評】話の終わり [著]リディア・デイヴィス - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    ■感情の記憶の堆積、恋情の地層 なんとも不思議な恋愛譚(たん)だ。恋の甘やかさよりは退屈さやしんどさに描写の比重が置かれ、恋人が去ってからの思いや後日談が物語の大半を占めている。 著者のリディア・デイヴィスは『ほとんど記憶のない女』(白水社)でも知られる奇妙な味の短編の名手だ。緻密(ちみつ)なのにどこか滑稽で、論理的でありながら(あるがゆえに?)妄想的でもあるのが彼女の持ち味である。この初の長編でも、その作風は遺憾なく発揮されている。 主人公は大学で教える30代の女性教師。パーティーで出会った12歳年下の恋人とあっさり恋に落ち、葛藤の多い交際を経て半年あまりで彼は去る。しかし彼への思いを断念できない彼女は、その後も彼を追い回す。 アパートをつきとめ新しい恋人に嫉妬し、職場のガソリンスタンドに押しかける。ストーカーと化した彼女を、彼も強くは拒まない。この曖昧(あいまい)な関係がさらなる妄想を

    kimihito
    kimihito 2011/03/23
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  • asahi.com(朝日新聞社):世界の「都市力」比較本 - 出版ニュース - BOOK

    kimihito
    kimihito 2011/02/06
    読みたい!
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