幼いころに「虐待」を受けた子どもは、脳が萎縮するという研究がある。 身体を触ったり性行為を強要したりすることだけではなく、大人が性行為を見せたり、嫌がる子どもと一緒に風呂に入ったりすることも、広い意味での"性的虐待"に含まれる場合がある。 性についてネガティブな体験をさせないために、親は何に気をつければいいのか。BuzzFeed Newsは、福井大学子どものこころの発達研究センター教授で、脳の研究に取り組む小児精神科医、友田明美さんにインタビューした。著書『子どもの脳を傷つける親たち』の内容とともに紹介する。 裸でウロウロする父親「性的虐待」と聞くと、身体の接触や性行為の強要を連想する人が多いですが、ポルノグラフィを見せる、裸の写真を撮る、親が自らの性行為を見せるなども、子どもを傷つける行為だと考えられます。 思春期を迎える子どもと異性の親が一緒にお風呂に入ることは、アメリカでは性的虐待だ