(CNN) 豪雨による洪水や地滑りで多数の犠牲者が出ているブラジルで、飼い主が埋葬された場所から離れようとしない1匹の犬の姿が涙を誘っている。 話題になっているのは茶色い中型の雑種犬「レアオ」。甚大な被害に見舞われたリオデジャネイロ州テレソポリスで2日間の間ずっと飼い主の墓に寄り添い続ける姿を15日に撮影し、AFP/ゲッティ イメージズが配信した。飼い主のクリスティーナ・マリア・セサリオ・サンタナさんは地滑りに巻き込まれて死亡し、この地に埋葬されたという。 同国の水害は史上最悪の規模となっており、被災地では今後も雨が降り続いてさらに地滑りが発生する恐れもある。 リオデジャネイロ州山間部だけでもこれまでに655人の死亡が伝えられた。