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電書バトキャンペーン!!2016年2月 楽天kobo スペシャルプライスセール!!! – お知らせ|漫画onWeb 漫画家・佐藤秀峰さんの運営する電子取次サービス「電書バト」が仕掛けた電子コミック11円キャンペーンで、売上総額が3億円を突破したという発表がありました。これがどういうカラクリだったのかを、公開されている情報から想像してみます。 最初にお断りしておきますが、あくまで公開情報からの「想像」です。佐藤秀峰さんに取材したわけではないので、間違っているかもしれません。ただ、恐らくそんなズレた想像ではないという確信もあります。 事実:公式のキャンペーンは楽天Koboだけで行われた 佐藤秀峰さんの「マンガonウェブ」で、2月3日にセールのお知らせ記事が公開されました。それが「電書バトキャンペーン!!2016年2月 楽天kobo スペシャルプライスセール!!!」です。記事アーカイブには、他の
マンガ家・赤松健さんと株式会社GYAOが2015年6月に設立した、株式会社 Jコミックテラス会社の設立および事業に関する説明会に行ってきました。 会社設立の経緯と思い まず、マンガ家の赤松健さんより、株式会社 Jコミのこれまでについて説明。2011年に設立。全巻無料配信で、広告収益を100%作家に還元しています。絶版になってしまった本を、どうやって手に入れるか? 一般的には古本です。でも、ZIPでアップロードされちゃってるマンガのファイル(海賊版)が世の中にはいっぱい存在しています。10年くらい前から「Winnyで落としました!」というファンレターが届くようになったそうです。その海賊版撲滅を目指したのがJコミです。 株式会社 Jコミックテラス取締役会長 赤松健氏 掲載依頼は殺到、どんどん大きくなってきました。ただ、赤松健さんは週刊少年マガジンで連載中のマンガ家であり、なかなか手が回らなくな
Amazon「夏の読書推進お買い得キャンペーン」 Amazonが、期間限定で新刊書籍の値引き販売を始めました。当初の日経報道や、それに対する反応など、いろいろ事実誤認が散見されるので、ちょっと整理してみることにします。 再販違反じゃないの? これに関しては、公正取引委員会の「よくある質問コーナー」Q12.の解説が分かりやすいです。メーカーが小売店に定価販売を強制するのは「再販売価格維持行為」といい、独占禁止法(2条9項4号)によって原則禁止されている行為です。ただ、一部の著作物(書籍、雑誌、新聞、音楽用CD、音楽テープ及びレコード盤の6品目)については、例外的に独占禁止法の適用が除外されています。これを「著作物再販適用除外制度」といいます。 要するに、出版社が書店に定価販売を強制するのは、例外的に認められた行為であって、出版社が「希望小売価格」にするのは自由なのです。出版社が定価で販売する
新年あけましておめでとうございます。 本年も「見て歩く者」をどうぞ宜しくお願い致します。 2014年も、電子出版界隈ではさまざまなことがありました。昨年年初の予測を簡単にまとめると、こんな感じです。 電子図書館界隈に注目が集まる タブレットの大型化と高解像度化 PC向けビューワのリリースと電子雑誌の盛り上がり メジャーなマンガ誌が紙と電子を同時配信し始める セルフパブリッシングの作家やサービスが脚光を浴びる 12月5日のJEPAセミナーで検証していますが、厳しめに判定しても6割くらいは当たっていたと言っていいでしょう。ね? さて、では2015年はどんな年になるでしょうか? 昨年と同様、5つに絞ってみました。 今年こそタブレットの大型化と高解像度化が進む 電子図書館サービスが助走段階から離陸段階へ移る リアル書店やコンビニで電子書籍が入手可能な仕組みが普及する ソーシャルDRMで直接配信する
一般社団法人電子出版制作・流通協議会(電流協)が5月28日に行った、新世代コンテンツメディア研究会の総括討論会「電子書籍の新しい方向性」のレポートです。同研究会では2013年9月から計6回、電子書籍の今後の可能性と市場拡大のための討議が行なわれており、その成果発表および討論という位置づけです。 コーディネーターは研究会の座長で国立情報学研究所の高野明彦氏、パネラーは「マガジン航」編集人 仲俣暁生氏、ブックウォーカー「ミニッツブック」編集長 松山加珠子氏、インプレスR&D代表取締役社長 井芹昌信氏、東京大学教授 影浦峡氏。このうち研究会のメンバーは、高野氏・井芹氏・影浦氏です。 パッケージ発想からの脱却は可能か? 研究会での討議まとめ(1) ── パッケージ発想からの脱却 雑誌の持っている「読む気のなかった記事を読ませて、関心を持たせる」機能は、電子でも果たせるか? 紙の場合は雑誌や出版社の
【広告】この記事内のリンクはアフィリエイトになっており、リンク先で商品が購入されると当ウェブサイトの運営者である鷹野凌に収入が入る仕組みになっています。 2014年上半期ベストセラー(日販調べ) 先日書いた “電子出版市場1000億円超で「どこが儲かっているか分からない」という声が聞こえるので、どこが儲かっているかを調べてみた” の反響に「コミックばかり」というものがありました。 実は、インプレス総合研究所の「電子書籍ビジネス調査報告書2014」でも、コミックの売上構成比は約8割と記されています。なぜコミックばかりなのか? その答えは、ラインナップです。2014年上半期ベストセラー(日販調べ)を元に、電子化状況調査を行ってみました。 調査対象とする電子書店 Kindleストア 楽天Kobo BookLive! eBookJapan BOOK☆WALKER 調査日:2014年7月27日(日)
ヤマダ電機|YAMADA DENKI Co.,LTD. 「ヤマダイーブック」の閉鎖と新サービス移行に伴い、既存ユーザーの救済が一切行われないお知らせが出ているのが発覚し炎上、その日のうちに方針転換し救済することになる騒ぎが起きました。 第一報はこちらのブログ。 ヤマダイーブックでもこれまでの電子書籍購入物が読めなくされるらしい – げろみ日記 …ぉぃぉぃぉぃぉぃぉぃ、なんだよこれ。引き継ぎくらいあってもいいじゃん。 安心サービスとあるのに安心じゃねーーww 慌てて真偽の確認をしようと思ったら、お知らせを見られるのがログイン認証後の画面という。仕方がないので、新規会員登録しました。 「お客様にてご購入いただきましたポイントにつきましては、返金及びヤマダポイントへの交換は出来かねます」 「ご購入及びダウンロードされたコンテンツにつきましては、新規電子書籍サイトには引き継がれない」 電子書店の閉
ジャーナリストのまつもとあつしさんがASCII.jpの「メディア維新を行く」で、セルフパブリッシングの未来を考える短期集中企画を連載しています。特に、漫画家の鈴木みそさんへのインタビューはいろいろ考えさせられる内容でした。 記事はこちら。 ASCII.jp:アマゾンで年間利益1000万円の衝撃――鈴木みそさんの場合 (1/3)|まつもとあつしの「メディア維新を行く」※前編 ASCII.jp:作家は1000人の村を育てる術を考えるべき――鈴木みそ氏 (1/3)|まつもとあつしの「メディア維新を行く」※後編 特にこの辺り。 逆に言えば、今まったくの新人が電子書籍出しましたといってもそうそう売れるとは思えないんですよ。仮にそれが本当に面白くても。 セルフパブリッシングをやってみたはいいけど、こういう現実の壁にぶち当たっている方は非常に多いのではないでしょうか。 ちょうど『ナナのリテラシー』の発売
“読み捨てされる作家”が個人で電子雑誌を創刊したら何が起こったか 漫画家・青木光恵に聞く – ITmedia eBook USER ITmedia eBook USERに掲載された、漫画家・青木光恵さんと編集者・小形克宏さんとブクログの大西隆幸さんへのインタビュー記事が、大反響です。反響を見ながら感じたことを、つらつらと書き記しておきます。 実は、月刊群雛2014年3月号には小形克宏さんに「『スマホで光恵ちゃん』ができるまで」という寄稿文を頂いていて、ITmedia eBook USERの記事と内容的には結構重複する部分があったりします。タチヨミ部分でギリギリ全文読めるはずですが、買って頂けたら嬉しいです。 『月刊群雛 (GunSu) 2014年 03月号 ~ インディーズ作家を応援するマガジン ~』 月刊群雛への寄稿文とは異なり、ITmedia eBook USERの記事では終盤で実際の
Koboでいいのだ | 電子書籍 楽天Kobo 非公式ガイド Kindleストア専門の非公式ガイド「きんどう」と同じような、楽天Kobo専門の非公式ガイド「Koboでいいのだ」が始動しました。これは電子書籍・電子出版界隈にとって非常に喜ばしいことだと思うので、記事にします。 「電子書店」はサービスです ちょっと語らせて頂きます。 紙の本は、どこの書店で買ってもあまり大きな違いはありません。カバーが違うとか、紙の栞が違うとか、ポイントサービスやってるよ、とか。その程度でしょうか。もしかしたら、書店員のキュレーションが凄い! という差別化もあるのでしょうが、「本」そのものに関しては、どこの書店で買っても同じです。 しかし、「電子書籍」の場合、同じ「本」であってもどの電子書店で購入したかによって、その後の読書体験が大きく変わります。そうでなければ、ボクが書いてる「電子書店完全ガイド」が、これほど
鷹野凌 (takano) | note ピースオブケイクのコンテンツ販売プラットフォーム「note」が周囲で盛り上がっています。観測範囲には新しいもの好きが多いからかな? ボクもサービス開始初日にすぐ始めたクチです。こういうのすぐ飛びついちゃう。 使ってみてすぐ想起されたのは、「Gumroad」と「Medium」「Tumblr」でした。 Gumroadは、ほとんど決済機能だけに特化したコンテンツ販売プラットフォームです。登場当時、一部であまりに手放しで賛辞されているのを見て、「おいおいちょっとまてよ」と続けざまに記事を書いたことを覚えています。 Gumroad の危険性について早めに警鐘を鳴らします ※2012年2月14日 Gumroad の問題点についてもう少し掘り下げてみました。 ※2012年2月15日 Gumroad とレモン市場と9つの提案 ※2012年2月16日 当時あれこれ提案
Kindleストア専門情報サイト「きんどう」のzonさんからお誘いをいただき、3月26日に品川の楽天タワーへお伺いしてKoboのマーケティングを担当している糸山尚宏氏と織田未来氏を取材させていただきました。 「きんどう」さんではエイプリールフール企画として “日頃のセールに感謝を込めて、春の電書ストアのりかえキャンペーン!楽天Koboについて中の人に聞いてきた「Koboどうでしょう!」” という記事が公開されています(※2014.4.11追記:現在は非公開です。跡地 → http://kindou.info/27545.html )ので、ウチはちょっと違った切り口で紹介をさせてもらいます。 楽天Koboについては、このブログでもたくさんの記事を書いてきました。 サービス開始前 「楽天Koboイーブックストア」は期待より不安のほうが大きい 東京国際ブックフェアに行って「楽天Koboイーブック
楽天のサポートで嫌な思いをしているところに、Amazon通販で神対応を体験したので、レポートしておきます。Amazonで購入したのはこの「Logicool」のマウスです。 Amazonの対応 このLogicoolのマウスをAmazonの通販で買ったのは、2年前のことです。最近、左ボタンにチャタリングが発生して、シングルクリックしたつもりなのに勝手にダブルクリックするようになってしまったため、Logicoolのサポートに問い合わせをしました。というのは、Logicoolは3年保証をやっており、保証書なしでもAmazonなどでの購入履歴が残っていれば、交換対応してくれるという話を聞いたからです。 Logicoolのサポートは、あっけなく「では新品に交換しますね」との回答(これも凄いな、と思います)。ただ、保証書がないため、マウス底面のPIDまたはS/Nを写真に撮ってメールで送って下さいとお願い
2013年12月11日に下北沢の『本屋 B&B』で行われた、『本の逆襲』アイデアインク(朝日出版社)刊行記念トークイベント「逆襲する本のために」へ行ってきました。出演は、『本の逆襲』の著者で『本屋 B&B』経営者の内沼晋太郎さん、『マガジン航』編集人の仲俣暁生さん、人文系出版社『月曜社』の小林浩さんです。 イベントのレポートは、内沼さんが編集長を務める「DOTPLACE」から全文書き起こしが出ていますので、詳しくはそちらをご参照下さい。ここでは、トークイベントを聞いた感想・意見などを書き連ねてみます。 そもそも『本屋 B&B』って何? B&B は、Book & Beer の略で、ビールが飲める本屋さんです。2012年7月20日にオープンしたどこの系列でもない “新刊書店” で、毎日必ず何かのイベントをやっているというのも特徴の一つです。 下北沢の路地裏にあるビルの狭い階段を上がっていった2
もうすぐ2013年も終わりなので、今回は1年間を振り返って月別に「気になるニュース(電子出版界隈が中心)」をピックアップしてみます。「ボクが興味をもったこと」がピックアップ理由なので、はてブ数やTweet数も表示してますけど、ソーシャルでは反響が少ないものも取り上げています。 2013年1月のニュース アップル、日本で電子書籍 月内にも :日本経済新聞 ※2013年1月1日 元旦から釣られたクマー! 結局オープンしたのは「月内」ではなく、3月5日でした。 楽天と岩手県、新成人にkobo Touchをプレゼントする「楽天ふるさとプロジェクト」 – ITmedia eBook USER ※2013年1月15日 楽天Koboのこういう動きをネット上だとバカにしている人が多かったですが、こういう地味な取り組みって後からじわじわ効いてくると思います。 図書館の電子書籍をより可視化する方法 – ITm
11月11日にアマゾンジャパン本社で行われた、「Kindleフォーマットセミナー」に参加してきました。詳細なレポートは、日本独立作家同盟のウェブサイトに載せてあります。 Kindle Overview(Kindleの概要) 商品情報とお客様の利便性 Kindle本を制作、出版するためのツール、ドキュメント、ビューワ最新情報 Kindleコミッククリエーター(KC2)で作る、簡単マンガ(写真集)制作 Kindle用EPUB制作に関するTipsと注意点 終了後に懇親会にお招きいただき、アマゾンジャパンの方とじっくり話をしてきました。差し障りのない範囲で、こちらもレポートさせて頂きます。 セミナーを開催してくれたのは、「Kindleコンテンツ事業部」の方々で、技術系の方々が中心です。名刺交換をしたら、「あ! 今日の参加者一覧に名前があったので、ぜひご挨拶したかったんですよ!」と言われて焦りました
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