JFEスチールは、育児などを理由に退職した社員を再雇用する新制度を2014年4月から導入した。新制度の導入で、出産などを機に退職した社員の復職を促し、即戦力を確保するのが狙い。日本経済新聞が5日付朝刊で報じている。 JFEスチールでは、事務系総合職を中心に女性の採用を増やしている。事務系総合職のうち3~4割は女性を採用する目標を掲げており、14年春の事務系総合職の新入社員も35人中10人が女性。同社は再雇用と併せて認可外保育所を対象に保育料を補助する制度も新設し、増加する若手女性社員の柔軟なキャリア選択を支援する。 2014年度からは介護や育児を理由に退職した社員を再雇用する「キャリア・サポート制度」を新設。復職の対象は退職後5年以内の社員で、退職する際に将来的な復帰の意志を示しておけば会社側から随時、空きポストを紹介する。復帰後の1年間は嘱託社員として扱うが、その後は退職時と同じ待遇に戻