欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは5月20日、ドイツ国内最大の労働組合との間で、4.8%の賃上げで合意した、と発表した。 ドイツ国内最大の労働組合が、「IG Metall」。フォルクスワーゲンは同労働組合との間で、4.8%の賃上げで合意。 賃上げは、2段階で行われる。2016年9月1日、まずは2.8%を賃上げ。その後、2017年8月1日に、2.0%の賃上げを実施する予定。 その一方、フォルクスワーゲンとIG Metallは、早期退職者の募集を拡大することでも合意。今回は、1961-1967年生まれの従業員を対象とする。 フォルクスワーゲン乗用車ブランドのマーティン・ロシック人事担当責任者は、「この賃上げ合意は、自動車産業の経済情勢を考慮し、決定した」とコメントしている。 《森脇稔》